逃亡医F (第6話・2022/2/19) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『逃亡医F』
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第6話『追跡者と最終対決!! 同じ女性を愛した男達の涙と隠されたデータ』の感想。
なお、原作となった漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』は、未読〔全3巻〕を既読。
藤木(成田凌)が団地に戻る一方で、拓郎(松岡昌宏)は妙子(桜庭ななみ)の研究データを藤木やバイオベンチャー研究者の佐々木(安田顕)、同企業役員で妙子の親友の烏丸(前田敦子)が狙っていると推測する。団地では集団同士の争いが起きる中、藤木は烏丸にもらったカセットテープが気になり、モー(中村蒼)と調べる。そこへ烏丸と、彼女を尾行していた拓郎らが現れ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』
脚本:福原充則(過去作/視覚探偵 日暮旅人、あな番)
演出:佐藤東弥(過去作/校閲ガール、ハケンの品格、わたどう) 第1,2,3,6話
大谷太郎(過去作/ごくせん、ヤスコとケンジ、35歳の少女) 第4,5話
音楽:今堀恒雄(過去作/映画「脳男」)
主題歌:奥田民生「太陽が見ている」
本来の脚本の書き方やドラマづくりとは真逆の方向なのに、悪くない
まあ、今週の感想も、「ツッコミどころ満載を楽しむドラマ」だとか、「あちこち無理矢理が見え過ぎるが、憎めないドラマ」だなぁと言ってしまえば、それまでなのだが(笑)
とにかく、今回は、今まで以上に、無理矢理にストーリーを動かしているって感じ。本来は、主人公の言動が “ドラマを牽引するエネルギー” になるべきなのに、今作は “ストーリー展開” そのものを主人公が動くエネルギーにしていると言う、本来の脚本の書き方やドラマづくりとは真逆の方向。でも、やはり、継続視聴から離脱するほど悪くないのだ。
「ストーリー展開への主人公の反応(動き)が速い」のが特徴であり、大きな魅力
その理由を、真面目に考えると次のようになる。今作って、前述の通りで、“ストーリー展開” そのものを主人公が動くエネルギーにしているから、単純に言ってしまえば、「ストーリー展開への主人公の反応(動き)が速い」のが特徴になっているのだ。
そりゃ、そうだ。普通は主人公が動いてからストーリーが動くのに、今作は先にストーリーが動くのだから。でも、これが、今作の一つの大きな魅力だ。
『妻、小学生になる。』のような、答えの先延ばしが無い!
引き合いに出すのは少々躊躇うが、愛情の裏返しと言うことで許して欲しい。その上、恐らく、今作を楽しんで見ている視聴者とは、あまり被らないと思うから、敢えて書くのだが…
その点で、『妻、小学生になる。』とは全く違う。『妻…』の方は感想にも書いた通り、「問題と答えの間が遠い」から、どうしても全体的に無駄な先送りをしている印象になってしまっている。
しかし、今作は「問題(トラブル)と答え(逃亡)の距離が近い」から、無駄に引き延ばしている感じがしないのだ。だって、「追われたら逃げる」の繰り返ししかやっていないからだ。
無駄な演出が減り、物語が整理整頓されて、分かり易くなった
更に、今作に限って言えば、明らかに放送回を重ねる毎に、特に今回は無駄な演出が少なくなって来た。そのため、それでなくてもシンプルな構造のストーリー展開が、更に整理整頓されたように見え、全体像が、見えやすくなり、それが分かり易さにも繋がって来たと思う。
もちろん、今作の魅力の一つである “在り得ないこと” などの “無駄” は、それなりに残してあるし。まあ、無駄と言っては元子も無いが、「主人公の医療行為」が一番の “無駄” かも(笑) ただ、物語が着実に前進しているから、それなりに面白いとは思う。
あとがき
ハッキリ言うと、初期の頃より、このドラマに “ハマっている” と思います。強引な展開だし、在り得ないことばかりだし、イラっとするような描写もありますが。やはり、ストーリーが明らかに進んでいると言うのが、連ドラとして、そこそこの満足度をくれているからだと思います。まあ、好みの問題はあると思いますが…
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