連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全23週〕 (第16週/土曜日版・2022/2/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第16週『1983』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
将来どんな道に進むべきかに悩んでいたひなた(川栄李奈)は、通い慣れた条映太秦映画村で、あるポスターをみつける。それは「条映城のお姫様を探せ!」と謳(うた)われたミスコン大会のお知らせだった。優勝者は賞金50万円と映画出演デビューも。「これだ!」と思ったひなたは、ミスコンを受けようとるい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)に相談し、なんとか許しを得る。着々と準備を進め、書類審査は通過。いよいよ迎えた本番当日、緊張するひなただったが、お芝居の相手はなんとあの回転焼きを買いに来た無愛想な男(本郷奏多)で…
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7,15,16週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
"ドラマ"だから、「ダイジェスト版」としては、悪くない
ダイジェスト版である「土曜日版」だからこそ、相当量の無駄が削除されているため、好みはあると思うが。それなりの “ドラマ” には仕上がっていたのは間違いない。もちろん、かなり無理矢理な展開だし、意味不明な流れもあるが。良くも悪くも、そう言うのが “ドラマ” だから、「ダイジェスト版」としては、悪くないと思う。
いや、むしろ、「本編」を見ずに、「土曜日版」だけ見た方がスッキリするくらいに、良くまとめて、編集したものだと言いたいくらいだ。
「土曜日版」が良く見えるのは"無駄"が徹底的に削除されているから
そう感じる最大の原因は、“無駄” の多さだ。今回の「ダイジェスト版」を見ても、序盤の5分くらいまでは、正直「今週の内容だっけ?」と思ったくらい。更に、前述の通り、「良くまとめて、編集したものだ」とは思うが、良く見れば分かる通り、単純に “主人公の出番” を順に編集で繋げただけだ。
15分間の「土曜日版」に入り切らない位の「本編」を見たい
そう、むしろ、「土曜日版」が “本来、描きたい部分” であって、それ以外は “時間繋ぎ” ってこと。これ、本当におかしい。本来は、月曜日から金曜日までの「本編」が “本来、描きたい部分” であって、「土曜日版」では “惜しくも削らざるを得ない” と編集スタッフが頭を抱えるような作品を創るべきではないだろうか?
なぜ「ひなた&五十嵐の時代劇コント」の"あと"を入れなかったの?
それに気になったのは、金曜日のひなたと五十嵐の時代劇コントのあとにあった、ひなたや五十嵐の時代劇愛や、監督や美咲すみれの「棗黍之丞シリーズ」への思いや、伴虚無蔵の感慨深い様子などを、なぜ盛り込まずに削除したのか?
あの数分間のための5日間と言っても過言でないのに… まさか、週明けの月曜日で、また巻き戻すのか? どうして、話を先に進めようとしないのだろう…
あとがき(その1)
こう言うのも何ですが… 『カムカムエヴリバディ』と言うタイトルの朝ドラで、時代劇絡みのコメディドラマを見ることになるとは思いませんでした。それと、大した努力もせず、上手い話が転がり込んでは成功するようなヒロインは、応援する気になれません。
あとがき(その2)
更に、昨日の『あさイチ プレミアムトーク』で劇伴担当の金子隆博さんが、2年前の発注時に「安子=純真・素朴」、「るい=心に傷・都会的・ジャズ」、「ひなた=ダメな子」のイメージがあったと話されていました。流石に、ひなただけ「ダメな子」って? だから、どう見ても年上の五十嵐に対して、あのような上からの物言いになるんですかね。
あとがき(その3)
とにかく、時代劇から離れないのは諦めますから、せめて、「英語」、「ラジオ英語講座」、「ジャズ」は、ボチボチ「ひなた編」に復活して頂きたいです。それでないと、放送前に大々的に謡っていた「岡山・大阪・京都を舞台に、大正・昭和・平成・令和の四時代をラジオ英語講座とジャズと時代劇と共に生きた母娘三代の一世紀に渡る悲喜劇」とは、全く違うドラマになると思います。
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16572/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
63 64 65 66 67 土
第15週『1976-1983』
68 69 70 71 72 土
第16週『1983』
73 74 75 76 77
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