ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ (第6話・2022/2/10) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』
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第6話『瀬古凛々子の秘密… ついに明かされる事実と秘めた想い』の感想。
人気漫画家・南雲(やついいちろう)が国際的な漫画賞の審査委員長になるも、SNSで炎上。中学時代、書店で万引し、そのせいで店が潰れたと語った20年以上前の記事が拡散されたのだ。凛々子(黒木華)は本人に確かめるまでは記事にしないと宣言。根津(溝端淳平)と共に南雲家へ向かうと、ユーチューバーの真島(島丈明)が登校する娘の沙羅(凛美)に絡んでいて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:関えり香(過去作/後妻業、結婚相手は抽選で、ストロベリーナイト・サーガ) 第1,5話
橋本夏(過去作/守護霊の田中さん[ラジオドラマ]、テレビドラマ初脚本) 第2,4,6話
青塚美穂(過去作/ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子、じゃない方の彼女) 第3話
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ、海月姫、絶対零度4、レンアイ漫画家) 第1,2,6話
木村真人(過去作/絶対零度4、知ってるワイフ、推しの王子様) 第3,4話
木下高男(過去作/警視庁いきもの係、、M 愛すべき人がいて彼女はキレイった) 第5話
淵上正人(過去作/HOPE~期待ゼロの新入社員~、妄想彼女、レンアイ漫画家)
音楽:得田真裕(過去作/監察医 朝顔シリーズ、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、恋です!ヤンキー君と白杖ガール)
主題歌:キタニタツヤ「冷たい渦」「プラネテス」
今回で"やったこと"が、今作の"目指すカタチ"なのだ!
これまでの今作は、既視感のあるネタと、ネットニュースの必然性のない展開ばかりで、正直イライラしながら見ていたのだが。今回は、これまでの仕上がりとは、一線を画す仕上がりだった。いや、恐らく、今回で “やったこと” が、今作の “目指すカタチ” なのだと思う。
序盤から、本作の “縦軸” である「主人公の過去」を視聴者に意識させて、本編ではしっかりとネット社会の誹謗中傷やネットニュースの問題などの “本作らしいテーマ” を取り上げながら、“縦軸” を巧みに絡めて描き切った。
かなり丁寧、且つ、繊細に"人間性"を掘り下げて、描き、作り込まれた
やや強引なのは否めないが、今作で “ある種の感動” と言う結末を描くなら、これ位の強引さは止むを得ないと思う。なぜなら、かなり丁寧、且つ、繊細に “人間性” を掘り下げて、描き、作り込まれているのが、きちんと伝わって来たからだ。その意味で、折り返した第6話ではあるが、今作が “目指すカタチ” を構築したのは良いと思う。
今回が「第一章の完結」で、次回から「第二章の開幕」と好意的に解釈
それにしても、凛々子(黒木華)を採用し、経理部から「カンフルNEWS」への異動も命じた執行役員・仁和(安藤政信)と食に関する記事やタイアップ担当の編集部員・椛谷(野間口徹)が同期であることにも驚いたが。まさか<今作にも>恋バナの要素を盛り込んで来るとは思わなかった。
まあ、前述の通り、全話は折り返しているだろうから、敢えて言うなら、今回が「第一章の完結」で、次回から「第二章の開幕」と好意的に解釈した。
あとがき
終盤の、フリーカメラマン・笹目虎太郎(寛一郎)と凛々子のシーンはこれまでの今作中で一番良かったし、16年前に死んだ虎太郎の姉・春香(永瀬莉子)の健気な姿も感動的だったし、凛々子の「16年越しの涙」へ至る過程も、結末も、期待以上の完成度だったと思います。
全体の印象としても、きちんと主人公を主人公らしく描きつつ、編集部員たちの役割分担も描かれ、更にキッチリと “縦軸” を絡めたのも良かったと思います。これ位の完成度が続くなら、最終回まで楽しめると思います。もちろん、エピソード次第ですが…
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