ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ (第5話・2022/2/3) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』
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第5話『友情と仕事の間で揺れる心…女子プロゴルファー無期限休養の真相とは!?』の感想。
人気、実力共トップクラスの女子プロゴルファー・結奈(茅島みずき)が心身疲労で無期限休養すると発表。真琴(石井杏奈)は結奈とは高校からの友達。心配する真琴は、取材するという凛々子(黒木華)を制して自ら結奈を訪ねるが、何も聞き出すことができない。一方、休養の理由が性的画像問題だと判明。凛々子はカメラマンの笹目(寛一郎)のつてで、結奈の取材にこぎ着ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:関えり香(過去作/後妻業、結婚相手は抽選で、ストロベリーナイト・サーガ) 第1,5話
橋本夏(過去作/守護霊の田中さん[ラジオドラマ]、テレビドラマ初脚本) 第2,4話
青塚美穂(過去作/ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子、じゃない方の彼女) 第3話
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ、海月姫、絶対零度4、レンアイ漫画家) 第1,2話
木村真人(過去作/絶対零度4、知ってるワイフ、推しの王子様) 第3,4話
木下高男(過去作/警視庁いきもの係、、M 愛すべき人がいて彼女はキレイった) 第5話
淵上正人(過去作/HOPE~期待ゼロの新入社員~、妄想彼女、レンアイ漫画家)
音楽:得田真裕(過去作/監察医 朝顔シリーズ、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、恋です!ヤンキー君と白杖ガール)
主題歌:キタニタツヤ「冷たい渦」「プラネテス」
今回は、"イマドキ" を押しまくって大正解!
今回は、脚本担当が、第1話を担当した関えり香氏に久し振りに戻ったのが原因かどうか分からないが。明らかに、第2~4話までのような、「ネットニュースである必然性がないネタ」や、「ほぼイマドキ感を感じないネタ」とは違っていた。
性的画像問題から、削除依頼、ネットの書き込みも、<取材方法はアナログ>でも、ネタとして “イマドキ” に見せる工夫が施されていた。また、時間との闘いの感じとか、ライバルとの対比など、とにかく “イマドキ” を押しまくっていた。やはり、これくらいやらないと “タイトル負け” してしまうと思う。
主人公の過去である "縦軸" を重ね、絡めたタイミングも悪くない
また、これまでに無く、今回で良かったのは、主人公の過去を、案件に絡めて来たこと。まあ、正確に言えば “重ねて来た” わけだが。ネット上の書き込みに始まり、真琴(石井杏奈)と人気、実力共トップクラスの女子プロゴルファー・結奈(茅島みずき)、そこへ、主人公の凛々子(黒木華)をを重ねた。
また、主人公の過去は、本作の “縦軸” でもあるわけだから、連ドラも折り返しと思われる第5話としても、少々停滞気味の本作のカンフル剤としても、この辺で “縦軸” を表現し始めたのは悪くない。
第5話で漸く「お仕事ドラマ」として、一段格上げした感じ
また、もう一つ良かったのは、「お仕事ドラマ」として、一段格上げした感じが伝わって来たこと。もちろん、解決策が、力尽くでアナログなのは気になるが。
それでも、報道業界なんて、最終的には人脈や上下関係のような “裏” があるのが常識だろうから、まあ、全体の展開を考えると、ネットニュース業界を扱った「お仕事ドラマ」として、第5話で漸く… と言う感じだ。
あとがき
ありがちで単純なゴシップの裏に、その人が自分であるが故の譲れない真実が隠れている… と言う、まさに “ゴシップネタ” らしいエピソードだったと思います。“縦軸” を絡めるタイミングも、「ボチボチ…」と思っていたので悪くないです。まあ、相変わらず地味な作品ですが、どこか “芯” なるものを感じるのが、良いと思います。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16526/
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