連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第66回・2022/2/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第66回〔全112回〕/第14週『1965-1976』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は悩んでいました。12月に入ってから急激に回転焼きの売り上げが落ちていたのです。その原因はまさかの…。一方、ひなた(新津ちせ)は、憧れの桃山剣之介(尾上菊之助)のサイン会に行くため、空き瓶を拾って酒屋さんに持って行ってお金を貯める「空き瓶貯金」を始めました。お年玉も合わせて、ついに目標の1500円を貯めたひなたは映画村へ。そこで待っていたのは、ある運命的な出会いでした。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
アバンは"好意的に解釈"のオンパレードで乗り切ったが…
ハッキリ言って、15分間を最後まで見届けるのが苦痛なくらい、面白くないし、不可思議なことばかりで、どこから感想を綴ったら良いのかも、良く分からない。その上、あちこちが、好意的な解釈をしないと<私>はには受け付け難いことばかりで。この15分間に共感した人は読まない方が良いかも? と言うわけで、放送順にアバンタイトルから…
昼間から相変わらず “ヒモ状態” の父・錠一郎(オダギリジョー)と、空瓶集めのひなた(新津ちせ)。錠一郎が「空瓶が10円になる」のを知らないのも不思議だが、まあ世間知らずってことで好意的に解釈。で、ひなたは、確かに “時代劇” が好きだから、サイン会の入場料稼ぎのために、空瓶集め。
まあ、“ひなた” と私は、ほぼ同年代だが、我が両親は、「空瓶集めて金銭に換える」ことを叱った。「ものを拾ってお金に換えるなんて物乞いのやること。ちゃんとした人は働くの!」って。我が家は東京の下町で工場を経営する自営業だったから、両親がそう叱ったのだと思う。
まあ、私の記憶でも近所の友だちで「空瓶集め」をやっていたのは見聞きしたことないが、これも「大月家」は許容範囲が広いと、勝手に解釈。
前回の流れからすると、アバンは"妊娠"では無いのか?
ただ、最もアバンで引っかかったのは、前回の流れから考えると、アバンのネタは “妊娠” ではないのか? ってこと。一応、台詞にはなっていたが、るい(深津絵里)の立ち振る舞いをみても、妊娠しているようには見えないし。じゃあ、なんで、前回のラストで “妊娠?” ってことだ。
それこそ、「食べ物を売っている家の子が、空瓶集めて!」と叱るくらいで、ちょうど良いと思うが、これも、回転焼きの売り上げが下がっているから、家計が苦しいと好意的に解釈。とにかく、雑過ぎる。アバンだけで、どれだけ好意的に解釈させるのか!? って思う。
「ひなた=時代劇」の前に「家族の物語」を描くべきでは?
そして、本編。その後も、とにかく “主人公・ひなた” は、時代劇、時代劇で押しまくり。昨日の “妊娠” を喜んだ “ひなた” は一体どこへ行ったのかってくらいに、時代劇。これ、「家族の物語」でしょ? 「家族の物語」がベースにあって、その上に、主人公の人生が乗っかって描かれるのではないのか?
確かに、「ひなた編」では、時代劇が重要な要素で、強調しないといけないのは理解するが。まずは、季節が、12月から正月を経て、3月になったのだから、その季節感の方を強調すべきでは無かっただろうか? それをしないから、あっと言う間にサイン会の当日になっちゃった感じ。これなら、別に “弟” が生まれる必要なんて無いような…
るいの"この10年間"のどこが"つつましい暮らし"なのか?
そして、もう一つ引っかかったのは、次のナレーション。
N「つつましく暮らせれば それでいい。その時が一番幸せなのだ」
と、るいは、心のどこかで、いつもそう思っていたと言ったこと。確かに、心のどこかで思っていた可能性はゼロではないだろう。恐らく、「たい焼き屋」や「本格的な和菓子屋」まで手を広げるつもりはない “るい” の心情を補強しているつもりなのだろうが。どこを、どう見れば、「つつましく暮らせれば それでいい」と思えと言うのか。
夫を10年間も “ヒモ状態” で居させること? サイン会に親が連れ添って行かないこと? それとも、親が付き添わないのは、ひなたを自立させるためと、ここでも好意的な解釈をしろと? いや、るいは、未成年なのに自分で勝手に大切に育ててくれた雉真家を出て、大阪に出て行ったから、親と似てるってこと?
賑やかな土地ばかり選んで引越し。せめて、錠一郎も時代劇好きを「るい編」で強調していれば…
るいは、岡山より賑やかで景気のいい大阪へ家でした。それの、どこが、“つつましい” のか? その上、「るい編」では、大阪から京都に移住した。別に、移住する必要ないのに。これだって、どこが、“つつましい” のか? "つつましい" なら、大阪で地道に夫婦で働くとか、ジョーの治療をするのが普通では? 大阪も京都も家賃は高いだろうし…
せめて、錠一郎が時代劇が好きだから、「映画村がある京都に行きたい」と駄々をこねたことでも強調してくれていれば違和感はなかった。しかし、3か月分の生活費しか持っていないのに、京都に引っ越して、突然「回転焼き屋」を開店させたのは、るい本人。一体、これらのどこが、“つつましい暮らし” なのか、全く分からなかった…
あとがき
最後に登場した、外国人の少年から “英会話” と “英語” に繋げるのでしょう。まあ、繋げないより、繋げた方が良いに決まっています。問題は、 外国人の少年から安子(上白石萌音)まで繋げるか? ってこと。
回想の安子でも、繋げれば「家族の物語」らしさが強調されるが。何と言っても、るいに関しては、“英会話” と “英語” が関わったのは、ほぼ幼少期だけで、大阪に行ってから、英語との関係はほぼ皆無でしたから。
既に「ひなた編」に突入しているとは言え、英語を安子まで広げるか否かが本作が「家族の物語」であることを証明できる貴重なチャンスのような気がします。だから、何とか活かすような “流れ” になって欲しいです…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16523/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
63 64 65
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