連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第63回・2022/1/31) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第63回〔全112回〕/第14週『1965-1976』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は女の子を出産し、その子にひなたと名前をつけました。それから10年の時が流れて、1975年。ひなた(新津ちせ)は時代劇が大好きな女の子に成長しました。夏休みに入り、ひなたは一子(市川実日子)の娘の一恵と一緒に遊んでばかり。るいはそんなひなたを心配するのですが、話を全然聞きません。そんなある日、夕立でずぶぬれになったひなたは、クラスメイトの小夜子が雨宿りをしているのを目にして…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
「なぜ、ひなたが、時代劇が大好きな女の子に成長したのか?」について、完全に無視するとは!?
先週の「詰め込み過ぎ & 箇条書き」の一週間を見た後だから、「10年もの時間経過」は我慢して、無視しておくが。
とにかく、「るい編」が始まってから、時々挿入される「今後は、“時代劇” を使いますよぉ」と言う意味不明なフラグが気になっていたのだが。まさか、時間経過した後でも、「なぜ、ひなた(新津ちせ)が、時代劇が大好きな女の子に成長したのか?」について、完全に無視して、ストーリーを進めているのが気になって、気になって。
「父の影響を受けた」と言い訳するには、「ジョーの時代劇好き」にも、まだなじんでいないのに…
確かに、父親である錠一郎(オダギリジョー)が “時代劇が好き” と言う設定はあるが。それだって、ハッキリ言って、先々週だかに突然描かれた “新しい設定” だ。いや、これを言ってはおしまいかも知れないが、未だに、まだ、「なぜ、るいと錠一郎が結婚して、トランぺッターが回転焼き屋に?」の疑問が払拭できていないのだ。
まさか、錠一郎がトランペットが吹けなくなった原因が、時代劇鑑賞にのめり込み過ぎ?
いや、謎だらけのついでに言えば。トランペットが吹けなくなった原因だ。それについては、語られぬままに無視して進んでいる。もしかして、トランペットより時代劇映画を見ることに興味関心を持っていかれて、吹けなくなったと?
この考え方が強引なのは百も承知だ。しかし、“心因性” と言うのなら、そう言うことだって、あり得ないとは限らない。ただ、そうしてしまうと、「るい編」が音を立てて崩壊してしまう。
「安子編」では「時代劇の “じ”」も出て来なかったのに、この展開って何!?
だって、これまでの描写を “好意的に” 見た限りでは、何とか雉真家から独り立ちして、クリーニング店で下宿をし、店主夫婦に本当の娘のように可愛がられて、そんな中で運命的に関西一のトランぺッターと結婚して、運良く、運良く、ここまでやって来れた… と言う、人情話も、愛情物語も、感動秘話も、全てが崩壊するからだ。
その上、全てが錠一郎の自分勝手で、るいの人生を振り回した… とも受け取れるし、るいに寄生して生きて来ただけ… と、不快感にも変わってしまうのだ。そうなると、最大の問題は、「安子編」と「るい編」は、繋がってはいるが、重なってはいないってことになってしまうこと。だって、「安子編」では「時代劇の “じ”」も出て来なかったのだから。
あとがき
「安子編」と「るい編」の “繋がり” である、「ラジオ」や「ラジオ英語講座」や「英会話」についても、ほぼ無視して「るい編」は進んで来ましたよね。もう、殆ど期待はしていませんが。
せめて、新主人公である “ひなた” が、これから歩んで行くであろう人生については、「面白いから」とか「何となく好きだから」と言う曖昧な表現で胡麻化さずに、丁寧に、しっかりと描いて欲しいです。 それにしても、「10年の時間経過」の中で、もっと、“ひなた” と錠一郎が「時代劇」を “同じ趣味” みたいに、楽しむ様子を描けば、良かったのに…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16514/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
- 関連記事
-
- よるドラ「恋せぬふたり」〔全8回〕 (第4話・2022/1/31) 感想 (2022/02/01)
- ミステリと言う勿れ (第4話・2022/1/31) 感想 (2022/02/01)
- 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第63回・2022/1/31) 感想 (2022/01/31)
- DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~ (第3話/15分拡大スペシャル・2022/1/30) 感想 (2022/01/31)
- 逃亡医F (第3話・2022/1/29) 感想 (2022/01/30)