連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全23週〕 (第13週/土曜日版・2022/1/29) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第13週『1964-1965』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は、東京から帰ってきた錠一郎(オダギリジョー)の口から信じられないような言葉を聞き、大きなショックを受ける。そんなるいをクリーニング店の平助(村田雄浩)と和子(濱田マリ)が気遣う。そんな時、東京からきた笹川奈々(佐々木希)と一緒にあるく錠一郎の姿を見かけたトミー(早乙女太一)は、錠一郎を問い詰める。トミーを介して、錠一郎の身に何が起きたのか、真実を知ったるいは、錠一郎の元に駆けつけるのだが・・・
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
敢えて、箇条書きにしなかったのは、武士の情け…
まあ、恒例の「土曜日版」の「ダイジェスト編集」を見て、より明確になったのは、今週は “盛り込み過ぎ” ってこと。これに尽きると言っても過言でない。
なぜなら、錠一郎(オダギリジョー)が東京から退散して来て、るい(深津絵里)と婚姻届を提出。その上、京都へ移住して、回転焼き屋を開業して大成功。更に、妊娠と出産まで… だ。敢えて、箇条書きにしなかったのは、武士の情け。
ほぼ毎日、違うことを描いて、劇中では月曜日と金曜日で1年間前後は経過してるってことになる。流石に “盛り込み過ぎ” だし、文字通りの “箇条書き” でしかなかった。
結局、「るい編」は「安子の娘が、最後のヒロインである "ひなた" を出産する過程」ってこと?
「土曜日版」の感想は、「土曜日版」のことしか基本的に書かないことにしているが、それだと、前章だけで終わってしまうから、ここ最近、今作を見て感じたことも書いておく。
とにかく、これのどこをどう見たら「るい編」と言えるのだろうか? 贔屓目で見て、ギリギリ「るいと錠一郎編」。それも、先週までは「ほぼ錠一郎編」だった。
これ、最初から、「るい編」が本作の中核を成す… なんて発表するから期待しただけで、蓋を開ければ、「安子の娘が、最後のヒロインである “ひなた” を出産する過程」ってだけ。完全に “中継ぎ” だ。これでは、流石に擁護のしようが無い。
今作を「適当に創っているとは思わないし、言わない」が…
但し、今作を適当に創っているとは思わないし、言わない。それは、人の死を目に余るようには雑に扱っていないし、あざとい感情の押し売りを頻繁にやっていないから。
ただ、だからと言って、“ドラマ” として、楽しいか? 面白いか? 先が見たくなるか? については、ハッキリ言って微妙だ。ドラマの初期設定の甘さ、結果に至るまでの過程の描写の雑さが、あまりにも多いから。それも、本編で “あとから” 描くことは程んど無く、視聴者に解釈や補完を、ほぼ丸投げにしているから。
だから、今一つ、感情移入できないのだ。なぜ、「安子編」では、それなりに細かく描写できていたのに、「るい編」では、急に雑になったのだろう? 不思議でならない…
あとがき
これで、あと10回程度で「るい編」は終わるわけですよ。それも、予告編を見ると、何と強引に “あれ” を使うとは!? まあ、サブタイトルの『1965-1976』から推測できると思います。その上、唐突に “あれ” の話を復活させるんですね。「一体、先週までは何だったの?」の言いたいです。
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16510/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62
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