しもべえ〔全8回〕 (第4話・2022/1/28) 感想

NHK総合・ドラマ10しもべえ』
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第4話〔全8回〕『もはや説明不可能な青春ドラマ。見るしかない!』の感想。
なお、原作となった漫画:村田ひろゆき『しもべえ』は、未読。
辰馬(金子大地)と和泉(池間夏海)のキスを目撃したユリナ(白石聖)は、勉強に集中できなくなる。そんなユリナをしもべえ(安田顕)が見つめていた。夏休みのある日、近所の人が飼うアナコンダの脱走騒ぎの中、ユリナは学校の図書室へ向かう。そこで和泉と遭遇し、彼女の話を聞けば聞くほど自分に勝ち目がない気持ちになる。一方、辰馬には何やら秘密があるようで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:村田ひろゆき『しもべえ』
脚本:荒木哉仁(過去作/世にも奇妙な物語) 第1,2,3回
遠山絵梨香(過去作/世にも奇妙な物語) 第4回
演出:山内大典(過去作/、海月姫、ストロベリー・サーガ、知ってるワイフ) 第1,2,3回
紙谷楓(過去作/海月姫、後妻業、竜の道、彼女はキレイだった) 第4回
音楽:大友良英(過去作/あまちゃん、いだてん、不要不急の銀河)
第4話から、いきなり急展開!
ストーリーが、第3話までの “笑って泣ける青春ドラマ風” から、ユリナ(白石聖)の受験についても、辰馬(金子大地)の実情についても、相当な急展開。更に、謎のおじさん・しもべえ(安田顕)が、やはり想像していたような “ユリナの父親の多摩市の分身” であることまで、かなり匂わせて。
脚本家と演出家が、同時に第3話までと交代したために…
その上、脚本家と演出家が、同時に第3話までと別人へ交代したために、ちょっぴり別のドラマを見ているような錯覚に陥ってしまった。演出家だけでも、残しておけば雰囲気は繋がったのに…
演出が変わって、だいぶ雰囲気が安っぽくなったような
しかし、今回の演出家は、これまでと違って、情景描写が多かったり、ちょっとチープだけど分かり易い演出で、ちょっとお子様向けになったかなと。とは言え、これまでの演出家が大人向けだったわけではないが。とにかく、演出家でだいぶ雰囲気が安っぽくなったのは否めない。
今までのような “"楽しさ" は無くなったが…
但し、ストーリーの方は、逆に大人向けになって、更に先が読めなくなった。まあ、脚本と演出がチグハグって感じだろうか。それらが原因で、今までのような “楽しさ” が無くなった。でも、〔全8回〕の折り返し地点と考えれば、いろいろ話が進んだため今後の展開に期待できそうだ。
あとがき
辰馬が抱える秘密、ユリナの片思いの進展、そして、しもべえの謎、それらが、今後どう展開するか、新しい “楽しさ” が出て来たのは確かですね。ただ、演出がちょっと、もたついている感じで、今作では初めて45分間が長く感じました。よる10時放送なので、もう少し “大人向け” にテンポアップして、メリハリをつけた方が良いと思います。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16508/
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