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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第61回・2022/1/27) 感想

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第61回〔全112回〕第13週『1964-1965』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


京都で暮らし始めたるい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)と一緒に回転焼き屋をオープンさせました。しかし近所からの評判はあまり芳しくなく、回転焼きは全く売れません。様子を見に来た一子(市川実日子)は、あんこの味には自信があるというるいの言葉を受け、試食をしようとした瞬間、近所で酒屋を営む森岡(おいでやす小田)が「大変だ!」と店に飛び込んできて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13
   橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7
   泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11
   深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
   松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12
   二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
     櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略



「結局、前回の試作だけで開店して、世間の評価まで受けちゃうんだ…」としか、感じなかった理由を書いてみる

最初に断っておくが。前回へのコメント(【非公開希望】を含めて)の数々の中に、意外と、「突然の回転焼き店」への不満が少ないことに驚いた。もちろん、感じ方は人それぞれだから否定はしないし、前向きに捉えると言うのも間違っているとは思わない。

と言うわけで、最初に断っておくのは、私は、前回に続いて、「結局、前回の試作だけで開店して、世間の評価まで受けちゃうんだ…」としか、感じなかったってこと。と言うわけで、どうして、私がそう感じざるを得なかったのか? の、理由を述べてみようと思う。

確かに、るいが"味覚の天才"の"可能性"はあるが…

確かに、るい(深津絵里)が “味覚の天才” の可能性はある。だって、あれだけ裕福な雉真家で育ったのだから、ある程度は “本物の味” に触れてきた可能性はあるし、幼い頃の記憶と「おいしゅうなれ」の “おまじない” だけで、偶然と偶然が重なった可能性もある。

しかし、あくまでも “可能性” の話だ。そして、例え、それなりに上手く回転焼きを作れたとしても、それが “母・安子の味” や “和菓子屋たちばなの味” と同じであるかは、いくら天才とか偶然とは言え、微妙ではないだろうか。

言動を含めて、錠一郎の味覚は"お子ちゃま"なのだから…

また、一緒に作って売っているのが錠一郎(オダギリジョー)と言うのも気になるところ。だって、錠一郎が大好きな味は基本的に “ケチャップ” であることは、揺るぎない劇中の事実。だとすると、語弊がある言い方になるが、錠一郎の味覚は “お子ちゃま” なのだ。当然、言動を含めて。

従って、“お子ちゃま” の錠一郎が「美味しい」と言うなら、本当に子どもが好きな味の可能性はある。また、可能性の話だが。でも、やはり、そこに付き纏うのは、それが “母・安子の味” や “和菓子屋たちばなの味” と同じであるかはビミョーなのだが。

吉右衛門が「舌が肥えた京都もん」と言い切ってしまったから…

そんなモヤモヤした状況で、再登場したのが堀部圭亮さん。とは言っても、今回は “吉兵衛” ではなく、息子の “吉右衛門” だが。覚えている人は多いと思うが、吉右衛門は、和菓子店「たちばな」の和菓子が大好物で、父・吉兵衛と一緒に頻繁に、良く「たちばな」を訪れており、“たちばなの味” を子供時代から沁み込んでいる設定のはず。

まあ、例の “可能性” で言うなら、吉右衛門も “お子ちゃま” 時代だから、「甘けりゃ美味しい」と言う可能性はあるが。でも、その吉右衛門が「舌が肥えた京都もん」と言い切ってしまったから、可能性でなくなってしまった。

るいが"味"について話すのは、極力避けた方が良いと思う

更に、モヤモヤした状況で、何故か、味に自信満々の “るい” が…。もちろん、描こうとしていることは理解しているつもり。想像の翼を肩甲骨が壊れるくらいに広げて、好意的に解釈もしているつもり。でも、前回の感想でも書いたように、るいが “味” について話すのは、極力避けた方が良いと思う。

「おいしゅうなれ」は、あんこだけではなく、お菓子や他の料理にも通用して"然り"

だって、そもそもの話、“おまじない” は「おいしゅうなれ」だのだ。あんこが美味しくなるコツは「おいしゅうなれ」以外の部分の台詞にきちんと盛り込まれている。そう、「おいしゅうなれ」は、あんこだけではなく、お菓子や他の料理にも通用して “然り” なのだ。

だって、そもそもの話、“おまじない” は「おいしゅうなれ」だのだ。あんこが美味しくなるコツは「おいしゅうなれ」以外の部分の台詞にきちんと盛り込まれている。そう、「おいしゅうなれ」は、あんこだけではなく、お菓子や他の料理にも通用して “然り” なのだ。

大阪時代の「竹村クリーニング店」でも「おいしゅうなれ」を多用したら良かったのに…

だったら、大阪時代に「竹村クリーニング店」で料理を作る時や、和子 (濱田マリ)に料理を教わるシーンを作って、そこで「おいしゅうなれ」と唱えさせるだけで、前回からの不自然さが払拭できたのだ。

それが、例え、それが “母・安子の味” や “和菓子屋たちばなの味” と同じでなくても、“るいの自慢の味” に見えるし、平助 (村田雄浩)と和子夫婦が「美味しい」と褒めるだけで、るいが “味覚の天才” の可能性に現実味が加わったのだ。

もちろん、るいの本来の人生の目的が「回転焼き屋」で無いとしても、「安子編」での「たちばな」の職人たちのとのやり取りや、おはぎの行商の描写があるのだから、もう少し、紆余曲折を描いて、丁寧に開店まで辿り着くように描いて欲しかった。

錠一郎が"モモケン"を好きだと言うことが判明したのは、ある意味で衝撃的…

また、今回で一番気になったのは、錠一郎が “モモケン” を好きだと言うことが判明したこと。決して、悪くないが。だったら、「るい編」の前半で、「竹村クリーニング店」の近所にある映画館の館主・西山(笑福亭笑瓶)による、この後に控える「ひなた編」のための “ネタ振り” が、ほぼ不必要だったことになってしまったことだ。

それなら、最初から、館主の西山と錠一郎が親しい間柄であるだけで良かったしm西山がジャズ喫茶「Night and Day」へ頻繁に出入りする “ジャズ好き” の設定にするだけで成立したと思う。わざわざ、西山がクリーニング店に顔を出す必要が無いのだ。

だって、るいより錠一郎の方が “時代劇” が好きと言う設定なのが、分かってしまうように描くのなら…

あとがき(その1)

本作って、本当に一人の脚本家が全編を通して書いているのかさえも、疑問になって来ました。プロット(「あらすじ」みたいなもの)だけを脚本家が作って、3人の主人公のパートは、更に別の脚本家が書いているのでは? と、思って見ています。

だって、あまりにも前後の “繋がり” に乏しいですし、丁寧に描写する時と、雑に進むときのギャップが週単位、日単位で違うので。そう言う “いやらし視点” で、今作を見ているから、期待するものと違うと、余計に違和感が増大してしまうんですよね。そう感じさせなければ、普通ならスルー出来るのですが…

あとがき(その2)

やはり、切り詰めれば何とか3か月は生活できる… と言う夫婦が、あれだけの厨房設備を揃え、店を構え、試作から完成品までの過程も描かず、「たちばなの味」を再現って。これでは、そもそも、約2か月に及んだ「ジャズのくだり」は何だったのでしょう? 火曜日の海辺の感動も、流石に翌日には冷めてしまいました。

「ジャズのくだり」を1週間削って、回転焼き屋の開店までに割くべきでしたね。だって、〔全112回〕で、3つに均等割りしたら、1つが〔約37回〕。単純計算すれば、「るい編」の残りは、12~13回しかない。そこで “ひなた” が生まれるわけで。全体のバランスが…

あとがき(その3)

設備等の初期費用を考えたら、「回転焼き屋」より「おはぎ専門店」の方が安価に開業できたのでは? それに、おはぎについては、一応は “素養” があるようですから、そちらの方が自然な気がしました。あとは、今後、間違いなく “るい” は妊娠と出産をするわけで、その時、錠一郎だけで “店の味” が担保できるのか?

“ドラマ” ですから、都合良く進んで行くとは思いますが、どうも、「るい編」になって、一気に、無駄が増え、ご都合主義になっているのが、とても気になります。とは言え、まだまだ、「ひなた編」まで、私の根拠無き期待は、続くと思います。


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【これまでの感想】

第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 
第6週『1948』
26 27 28 29 30 
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 
第11週『1962-1963』
48  49 50 51 52 
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 
第13週『1964-1965』
58 59 60

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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