連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第58回・2022/1/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第58回〔全112回〕/第13週『1964-1965』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は、東京から帰ってきた錠一郎(オダギリジョー)の口から信じられないような言葉を聞き、大きなショックを受けます。そんなるいをクリーニング店の平助(村田雄浩)と和子(濱田マリ)が気遣います。そんな時、東京からきた笹川奈々(佐々木希)と一緒にあるく錠一郎の姿を見かけたトミー(早乙女太一)は錠一郎を問い詰めます。トミーを介して真実を知ったるいは…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
漸く主人公が錠一郎から"るい"に戻って来る"兆し"が見えた
まず、今回の感想で大事なのは… と、断る必要はないが。漸く、今作の主人公が、錠一郎(オダギリジョー)から、本来の るい(深津絵里)に戻って来る “兆し” が見えたこと。これは、単純に良いこと。褒める程ではない当然のことだが。
いっそ、今回を、先週の錠一郎がトランペットを吹けなくなった火曜日化水曜日位に前倒しで放送しても良かったくらいだ。だって、主人公は “るい” なのだから、例え将来の伴侶になるかも知れない登場人物でも、今現在は脇役の一人。そこをクローズアップして描く必要なんて、これっぽっちも無いのだ。特に、総話数が少なくなった本作にとって…
期待通りに、主人公るいの"心の葛藤"がメインに描かれた
あとは、好みの問題はあるが、ここ数週間の中では、前述の通り、主人公るいの心の葛藤がメインに描かれており、大きな不満は無い。いや、むしろ、ほっとした感じさえある。このまま、予告編通りに “あれ” が登場して、“あの呪文” が唱えられて、「安子編」と「るい編」の “繋がり” が見えてくれば、今週は万々歳だ。
本作のメイン監督が「大人の朝ドラ」に仕上げて来た
その意味で、今週の演出担当が、メイン監督の安達もじり氏であることは、大きな力になるはずだ。
例えば、現実のジャズ喫茶「Night and Day」のステージ(マイクを含めた)環境と、トミー(早乙女太一)の演奏では、この世に存在しない劇伴を当て嵌めて、トミーの複雑な心境を描いたり、錠一郎が抱えている問題を知った るいが額の傷を隠さずに走るシーンを、手間を惜しまず、屋外ロケで撮影した上で、敢えて環境音は排除して、ピアノソロの劇伴を張り付けてメリハリをつけたり。
一言で表すなら、「大人の朝ドラ」に仕上げて来た感じだ。
るいを主人公に仕立て直すなら、今週が最後のチャンスであり、絶好のタイミング
停滞気味だった今作だが、過ぎたことを、あれこれ言ってもしょうがない。もしも、脚本家が、ここから気合を入れ直して、るいを主人公に仕立て直すなら、もしかしたら今週が最後のチャンスであり、絶好のタイミングかも知れない。
だって、錠一郎がトランペットを吹けなくなったのだから。このまま、ご都合主義でも良いから、「和菓子屋たちばな」でこじつけて、連ドラとして見せて欲しい…
あとがき
第1週から見直してはいませんが、ここ数週間では見なかった「所作指導 藤間豊宏」と言う名前が、今日のクレジットにありました。番組スタッフ表には最初から書いてあった名前ですが。敢えて入れて来るには理由があるわけで。意外と、るいの所作が違って見えて、更に、先週までとの違いが、更に明確になる方に働くのを期待します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16490/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
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