逃亡医F (第2話・2022/1/22) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『逃亡医F』
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第2話『信州へ逃亡続ける天才外科医… 雪山で会った難病の少年を救え!!』の感想。
なお、原作となった漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』は、未読〔全3巻〕を既読。
雪山で倒れた藤木(成田凌)は、地元の少年・健太(白髭善)と喫茶店店主・香川(升毅)に助けられる。そんな藤木の前に突然美香子(森七菜)が現れ協力を申し出る!香川の店に居候することになった藤木と美香子だが、取材依頼に訪れた地元テレビ局のアナウンサー・島崎(馬場ふみか)と、健太の父・松田(林泰文)に正体を気づかれてしまう……。逃亡を決意した藤木、しかし自分を救ってくれた少年・健太に命の危機が迫っていた!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』
脚本:福原充則(過去作/視覚探偵 日暮旅人、あな番)
演出:佐藤東弥(過去作/校閲ガール、ハケンの品格、わたどう) 第1,2話
大谷太郎(過去作/ごくせん、ヤスコとケンジ、35歳の少女)
音楽:今堀恒雄(過去作/映画「脳男」)
主題歌:奥田民生「太陽が見ている」
ドラマとしては “頑張っている” ほうだと思う
原作の漫画は、前回の感想に書いた通り、この1週間で〔全3巻〕を読み終えた。もちろん、いつも通り、原作と実写ドラマとは原則として比較しないし、ネタバレをするつもりはない。
ただ、1回だけ原作と比較するが。基本的に原作が、相当なご都合主義の展開で、無茶に騒動が次々と起こり、ストーリーが進むため、第1話で「こんか医師はいない」とか「あんな医療行為は無い」と言うのは、むしろ原作の影響を引きずった結果。従って、ドラマとしては “頑張っている” ほうだと思う。原作との比較は、これで、おしまい…
台詞ばかりで危機感を煽ってはいるが、それが主人公らの行動に殆ど活かされていないのが残念…
ここからは、ドラマへの率直な感想。医療器具を持って逃げれば良いのに… と、思ってしまったのだが(苦笑) とは言いつつ、前回と同じで、相変わらず、台詞ばかりで危機感を煽っているのは成功しているが、それが、主人公らの行動に殆ど活かされていないのが残念だ。
原作分を引き算して、それなりに好意的に見てみても、本当に “命の危険を感じるような危機感” が表現されていない。まあ、他にもツッコミどころはあるが、それを言い出すとキリがないから、ここでは無視ってことで…
第1話より分かり易い上に、見易くなったのは間違いない
ただ、第1話を見ているから、ある種の “免疫” が出来ているからだろうか、第1話より分かり易い上に、見易くなったのは確か。逃亡しているように見えたし、逃亡の意図も見えたし。繰り返して恐縮だが、“ドラマ用” に改変した部分が、上手く機能している感じだ。
主人公の医師としての描写も逃走状況も、ドラマチックに見えない
ただ、「先が見たくなる連ドラ」として面白いかは複雑なところ。何せ、主人公の医師としての描写も逃走状況も、ドラマチックに見えないから。だから、“内容” で「先が見たくなる」まで達せず、“出演者” で「先が少し気になる」程度で止まってしまっているのが残念だ。
あとがき
「ツッコミどころを探すドラマ」として、気持ちを切り替えた方が、自然に楽しめるかも? だって、もう第2話。この先、脚本家の交代はないし、2話連続でメイン監督で “この仕上がり” ですかから、もう劇的な変化はないでしょうから。
折角、升毅さんや松岡昌宏さんが出演しているのですから、もっと “ドラマのオリジナル” で、いろいろエピソードを盛り込んだら良いのに… って思います。まあ、原作との契約次第ですが…
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【これまでの感想】
第1話
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