しもべえ〔全8回〕 (第3話・2022/1/21) 感想

NHK総合・ドラマ10しもべえ』
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第3話〔全8回〕『いまシャワー中なんですけど!なぜ空手対決?』の感想。
なお、原作となった漫画:村田ひろゆき『しもべえ』は、未読。
謎のおじさん・しもべえ(安田顕)と女子高生ユリナ(白石聖)の波乱万丈青春コメディー! ユリナはしもべえの存在を康子(矢田亜希子)に知られてしまう。しもべえのことを怪しむ康子だが、無理もない。ユリナは辰馬(金子大地)から勉強を教わったりして順調な毎日だったが、康子に重大な疑惑が浮上! 辰馬にも和泉(池間夏海)という年下の女子が接近して、流れはどんどん悪いほうへ。多田(内藤秀一郎)と父親の空手対決も!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:村田ひろゆき『しもべえ』
脚本:荒木哉仁(過去作/世にも奇妙な物語) 第1,2,3週
遠山絵梨香(過去作/世にも奇妙な物語)
演出:山内大典(過去作/、海月姫、ストロベリー・サーガ、知ってるワイフ) 第1,2,3週
紙谷楓(過去作/海月姫、後妻業、竜の道、彼女はキレイだった)
音楽:大友良英(過去作/あまちゃん、いだてん、不要不急の銀河)
いつも以上に、しもべと、ユリナや周囲の人たちとの触れ合いが描かれて…
今回は、第3話だが「新展開」と言うべきだろう。これまでと、ちょっと展開が違っていた。と言うか、これまでは、謎のおじさん・しもべえ(安田顕)の “助け” によって、主人公の女子高生ユリナ(白石聖)が徐々に変化して行くドラマだと思っていた、いや、勝手に思い込んでいた。
しかし、今回は、しもべえの “存在” そのものが、ユリナの同級生・多田(内藤秀一郎)の生き方や、ユリナの母・康子 (矢田亜希子)の人生に影響を与えたり、いつも以上に、ユリナや周囲の人たちとの触れ合いが描かれた。それによって、更に世界観が広がって、より「先が気になる連ドラ」に!
「台詞を発しない登場人物」の存在感があるから、「台詞を喋る登場人物」の存在感も光る
また、この「新展開」によって、笑って泣けるドラマへ、大きな前進したのも良かった。「まだ」と言うべきか「既に」と言うべきか難しいところだが、〔全8回〕であることを考えると、“既に” が正しいだろう。完全に、しもべえの存在無くして、ドラマが成立しなくなっているのは、「台詞を発しない登場人物」としても、スゴイ存在感だ。
もちろん、安田顕さんの良い意味でも “顔芸” が魅力的だから、成り立つわけだが。しかし、その「台詞を発しない登場人物」の存在感があるから、「台詞を喋る登場人物」の存在感も光る。これって、意外と斬新だし、新鮮だ。これからも、本気で、見逃せない!
あとがき
なるほど、何となく “しもべえ” の正体が見えて来たような。もしかすると、“ユリナの父親の魂の分身” なのでしょうかね。“魂の仮の姿” と言うか。それで、ユリナの問題が解決すると、また、誰かのスマホにアプリとしてインストールされて、その人を救うみたいな。まあ、原作は未読なので、あくまでも想像ですが。
とにかく、青春、友情、思いやり、親子愛に溢れた、笑えて泣けるドラマは、今の時期にピッタリだと思います。七夕からは最も遠い時期ですが(笑)。次回にも、期待します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16481/
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