連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第57回・2022/1/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第57回〔全112回〕/第12週『1963-1964』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
錠一郎(オダギリジョー)のレコーディングやライブが延期になったという知らせが届き、不安に襲われるるい(深津絵里)。様子を聞こうと手紙を出すものの、返事は返ってきません。トミー(早乙女太一)の元には、錠一郎と東京での面倒を見ている奈々(佐々木希)が二人でしょっちゅう出かけているらしいという噂(うわさ)も届きます。そんな中、突然錠一郎が大阪に帰ってきて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
流石に「吹けなくなったジョー」で引っ張り過ぎでは?
錠一郎(オダギリジョー)がトランペットを吹けなくなった理由を、「社長の商業音楽主義への違和感による心因性」だとか考える以前に、今回の15分間を見ている途中から、ず~と感じていたのは、「今日は金曜日なのに、水曜日から一向に話が進んでいない」と言うことばかりだった。
ベリー(市川実日子)が卒業間近なことと、トミー(早乙女太一)のポスターの内容から察すると、劇中は1964年の2月上旬から中旬ってことになるが。流石に、放送回数が半分を切っている現状で、流石に「吹けなくなったジョー」で引っ張り過ぎでは?
恋バナとしては成立しているが、錠一郎の言葉に説得力が無い
まあ、 “恋バナ” としては、3か月の予定が先送りになっているから、るい(深津絵里)が不安に襲われているのを描くには十分ではあるが。でも、それも、好意的に解釈するのが大前提。やはり、3日間もストーリーが足止めを食らっているのを見逃すわけにはいかない。
いや、これまでも何度も書いているが、そもそも、るいと錠一郎が、ここまで惹かれ合い、思い合うのかが、モヤモヤしたままなのだ。その状態で、錠一郎が「僕と るいをつないでいたのは… トランペットやのに」と言っても、言っちゃ悪いが、「えっ?」と言う印象しか抱けなかった。
もしも、この錠一郎の台詞に「その通り!」と思った人がいるなら、それは、好意的な解釈や脳内補完を超越した、視聴者自身の創作に近い。だって、そのようには描かれていないのだから。
3日間もかけて、"東京での成功を諦めて、大阪に帰って来ただけ"では困る
もしも、この錠一郎の台詞に説得力を持たせるなら、やはり、もっと二人の “運命的な出会い” や “サニーサイドの曲への共感” を、もっと感じ取れるように、ストーリーの中に盛り込むべきだったのだ。こう書くと「それなりに、描いて来たと思う」と言う意見も出て来るだろう。
しかし、「るい編」の根幹部分が「それなりに」では困るのだ。「しっかり、丁寧」でないと困るのだ。だって、何度も書くが〔全112回〕で、既に半分を過ぎた金曜日の区切りの日なのに、結局、描かれたのは、3日間もかけて、東京での成功を諦めて、大阪に帰って来ただけ。一体、どうしたいのだろう?
あとがき(その1)
「安子編」の時は、きちんと “運命的な出会い” や “サニーサイドの曲への共感” を描けていたのに、なぜ「るい編」では描けないのでしょう?
それに、「安子編」では、きちんと安子が主人公として描かれていたのに、「るい編」では、既に錠一郎が主人公みたい。当然、脚本が「安子編」と「るい編」では、重心の置く位置が明らかに違いますが、もっと違うのは、演出ですね。演技指導とカット割りと編集が、主人公をすり替えています。早急に修正すべきだと思います。
あとがき(その2)
また、もう、〔全112回〕と分かりましたし、まだ「ひなた編」で40回近く使うわけですから、「るい編」もボチボチ、中盤の変化がやって来るはず。もちろん、その中に「ひなた誕生」もあるわけで。そうなると、次週が大きな山場でしょうか?
それにしても、ここでトランペットと音楽と縁が切れてしまうと、「安子編」と「るい編」を “繋ぐもの” って、何になるのでしょう? もう「るい編」になって、ラジオも、ラジオ講座も、英会話も無関係になっていますが。そちらの方が気になります。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16480/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56
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