相棒 season20 (第12話・2022/1/19) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season20』
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第12話『お宝探し』の感想。
元所轄署刑事の安岡(小宮孝泰)が殺され、彼が‘徳川埋蔵金ハンター’として動画を投稿していると知った右京(水谷豊)は埋蔵金に関連があるとにらむ。ハンター仲間の新井(山本龍二)と竹内(ぎたろー)を見つけた右京が発掘に加わる一方で、亘(反町隆史)は安岡が警備員として勤務した不動産会社の会長・東堂(目黒祐樹)を訪問。その会社では過去に発掘をしており…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:斉藤陽子/演出:権野元(敬称略)
これ位にシンプルな方が、私には、だいぶ好感が持てる
エピソードは『相棒』にしては単純ではあるが。それでも、前seasonから今Seasonで良く描かれている “巨悪” や “今風ネタ” で、ごちゃごちゃしているより、これ位にシンプルな方が、私には、だいぶ好感が持てる。
その上、単純だからこそ、オジサンたちの動画配信や埋蔵金発掘など、コミカルな要素を盛り込んで、 如何にも右京(水谷豊)が自然に興味がわくようなネタに仕上げており、こっちの方が、ずっと “今風ネタ” で楽しめた。
シンプルなネタを、装飾で今風に仕立て、分かり易さをしっかり残すのは良かった
恐らく、『相棒』のコアなファンなら、「こんなネタ?」とか「陳腐な…」みたいな評価をしそうな内容で、事件の顛末まで見れば、確かに、『相棒』としては、新鮮味に欠けるネタであるのは間違いない。しかし、だからこそ『相棒』らしく「どう見(魅)せるか?」かが問題で。
今回は、その “魅せ方” の部分を小難し設定にせずに、敢えて、コミカル方向に振って、更に、分かり易く仕立てた。やはり、「謎解きとして難しい」と言うのと、「事件そのものが複雑で難しい」のは明らかに違うから、今回のように、シンプルなネタを、装飾で今風に仕立て、分かり易さをしっかり残すのは良かった。
あとがき
『相棒』は、基本的に「1話完結」なのですから、その1回でどれだけ視聴者を楽しませて「また、次回も見たくなる」と思わせ続けることが最大に重要なわけで。その意味で、今回くらいのさじ加減で、シンプルなネタながら「謎解きを楽しめる作風」に仕上げるくらいがちょうど良いと思います。
もちろん、シンプルなネタばかりでは飽きてしまいますが、“複雑&既視感だらけ” より、ずっと面白かったです。
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