ファイトソング (第2話・2022/1/18) 感想

TBS系・火曜ドラマ『ファイトソング』
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第2話『いきなり失恋!? 三角関係急加速で動き出した恋心と涙の理由』の感想。
新曲制作に苦戦する芦田(間宮祥太朗)は、人の気持ちが分からない自分を変えるため、花枝(清原果耶)と恋をしようと考える。一方、花枝は芦田との出会いを、自分の育った児童養護施設の施設長・直美(稲森いずみ)らに話す。うれしそうな花枝が慎吾(菊池風磨)は気に食わない。そんな折、慎吾のハウスクリーニング会社に芦田から予約が。慎吾は花枝に内緒で芦田のマンションへと向かう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:岡田惠和(過去作/ひよっこ、最後から二番目の恋、少年寅次郎、姉ちゃんの恋人、虹色カルテ)
演出:岡本伸吾(過去作/隠蔽捜査、インハンド、病室で念仏を、恋あた…) 第1,2話
石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、テレウスの船、逃げ恥、ドラゴン桜2)
音楽:大間々昂(過去作/地味にスゴイ!校閲ガール、ブラックリゲンジ、お金の切れ目が゙恋の始まり)
主題歌:Perfume「Flow」
第1話の"謎"が明らかになり、やっと、スタートラインに!
岡田惠和氏の最近の連ドラの傾向として、「最後まで見ないと、何を言いたいのか良く分からない」とか、「ファンタジー過ぎて、内容に付いていくのが難しい」などの作品が多くて。今作も、第1話では、いろいろと “謎” があって、「どの方向に進むのか?」、「何を描こうとしているのか?」が分からないで、モヤモヤしていた。
しかし、今作は、早くも第2話で、第1話で “謎” だったところが、ほぼ全て明らかになった。もちろん、これは良いこと。
不自然、且つ、不必要に引き延ばせば飽きられる可能性が高いが、今回のように全てが明らかになれば、モヤモヤが消えて、あとは、視聴者は視聴継続か、離脱か判断すれば良いだけ。脚本家は、結末までの経緯を視聴者が興味を惹くように描くだけ。その意味では、やっと、スタートラインについたと言うことだと思う。
スタートラインとしては、分かり易くて良かった
全体の印象は、花枝(清原果耶)と芦田(間宮祥太朗)の心情の変化を中心に、丁寧に描かれており悪いとは思わない。面白いのか、楽しめるかは、別の問題として。とにかく、スタートラインとしては、分かり易くて良かったと思う。
シリアスな部分は、かなりシリアスで見るのが厳しい部分はあるが、そことのバランスを取るために、ラブコメ風の描写も混ざっていて、それも悪くない。若干、能書きと言うか、型に嵌め過ぎな窮屈感は無くもないが、その「型に嵌めること」こそ、岡田惠和氏の脚本の特徴だから、あとは好みの問題だろう。
気になったのは「突如、訪問して来る」を2回も使ったこと
ただ、ちょっと気になってことがある。それは、「突然、姿を現す」や「突如、訪問して来る」と言う展開を、2回も使った点だ。ドラマだし、仕事の依頼者と請負業者と言う関係から、互いの情報を、ある程度知っているのは不自然とは思わないが。
今どきのドラマとして、芦田から「問い合わせフォーム」を使って連絡したり、その業者の所にやって来るのは良しとして、花枝が顧客情報を使って、個人的な問題に利用すると言うのは、ちょっとやり過ぎたような。
それこそ、その前段で慎吾(菊池風磨)に事情は伝え済みなのだから、一言許可を得るだけで良かったのに…。まあ、「二人とも、不器用で、焦っている」と、好意的に脳内補完しておくが…
あとがき
面白いかどうかは別にして、なんか、全体的に不自然な空気が漂っているように感じるのですが。それが、脚本の「型」なのか、演技なのか分かりませんが。「如何にも、作られている感」が半端ないです。演出は、それなりに普通なので、脚本か演技でしょうが。確かに、偶然とか、突如とか、そう言うことの連続の1時間だったので、そう感じたのかも知れません。
次回からは、もう交際が始まったところから始まるので、自然な空気が流れることを期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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