連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (第54回・2022/1/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第54回/第12週『1963-1964』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
関西一のトランぺッターを選ぶコンテスト当日。るい(深津絵里)が応援のためにでかける準備をしようとしたちょうどその時、錠一郎(オダギリジョー)がクリーニング店に慌ててやってきました。見ると、なんとステージ衣装にケチャップがべっとり。るいが他の衣装を着てと提案するものの、るいが選んでくれた衣装で出ると聞かない錠一郎。るいはなんとか錠一郎の出番に間に合わせようと急いでシャツを洗うのですが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
最近、物語が足踏み状態の上、主人公が錠一郎のように強調されている今作…
最近、何となく、物語が足踏み状態の上、物語の中心人物が、本来の主人公・るい(深津絵里)から錠一郎(オダギリジョー)のようなストーリー展開と演出ばかりで、もはや「安子編」との “連続性” も乏しく、“連ドラ” としても違和感しかない今作。と言うわけで、愚痴ばかり長々と書くのも疲れるし、読むのもご苦労なことなので、短めな感想で…
コンテストの決勝戦と時代劇映画を交互に描くのは悪くない
さて、基本的に火曜日は、毎週、大きな出来事は無く、水曜日のためのネタフリ回だから、その点については、関西一のトランぺッターを選ぶコンテストの結果発表を次回に繰り越したのは想定内。
その上、稀に見る駄作の時代劇の中の唯一の見せ場である最後の対決部分での時代劇映画のスター・桃山剣之助(尾上菊之助)と大部屋俳優・伴虚無蔵(松重豊)の殺陣と、錠一郎とトミー(早乙女太一)の決勝戦を、“ひなた” と “影” に見立てて、交互に描くなんてのは、決して悪い印象はない。
「♪サニーサイド」を描くと、どうしても、るいより錠一郎の方が思いが強いから…
ただ、どうしても、「On the Sunny Side of the Street」を中心にエピソードを構築してしまうと、明らかに同曲に対しての思い入れが、錠一郎の方が、るいより遥かに強ため、るいが脇役に見えてしまう。
特に今回のるいは、ただのクリーニング店の店員ってだけの存在。確かに、職業としては間違っていないが、これまで以上に、るいが主人公であると言う設定に違和感を覚えてしまった。もちろん、今作の主人公が錠一郎なら何の不満もないが、実際の主人公は、るいであるように描くべきで…
あとがき(その1)
今さら言っても遅いですが。「安子編」の時に、もっともっと “るいと、サニーサイドの曲” を強調して、一方は父と母との思いでの楽曲、また別の一方では、るいと錠一郎が今の関係になる “きっかけ” として、今後、物語が広がるように、下地を作っておくべきでしたね。
下地が無い上に、いろいろ乗せても転がって落ちるだけなので、早く現状から抜け出して、次の段階へ進んだ方が良いと思います。
あとがき(その2)
それと、余計なお世話ですが。これが、錠一郎が主人公で、るいが脇役なら、内助の功って感じで、それはそれで、朝ドラらしいのですが。だから、もしかすると、今回も、もっと “心配でしょうがない るい” のカットを多めに入れて、錠一郎を応援し、陰で支えているように見せるのも、演出の作戦として、アリだったかも知れません。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16469/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
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