逃亡医F (第1話・2022/1/15) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『逃亡医F』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram、Tik Tok、LINE
第1話『殺人の濡れ衣を着せられた天才外科医が極限状況で命を救う!!』の感想。
なお、原作となった漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』は、現在、読んでいる最中で、間もなく読了予定。
研究医の恋人を殺され、容疑者として指名手配された天才外科医・藤木圭介(成田凌)。事件の真相を追うため逃亡し、海洋観測船に潜伏するが、そこで出会った新米観測士・沢井美香子(森七菜)が不慮の事故で、利き腕に大怪我を負ってしまう!死んだ恋人の兄・八神拓郎(松岡昌宏)が迫って来る中、逃げるのか…助けるのか!?手術道具の少ない過酷な船の上で、藤木は自分にしか助けられない命を前に、医師としての決断を迫られる!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』
脚本:福原充則(過去作/視覚探偵 日暮旅人、あな番)
演出:佐藤東弥(過去作/校閲ガール、ハケンの品格、わたどう) 第1話
大谷太郎(過去作/ごくせん、ヤスコとケンジ、35歳の少女)
音楽:今堀恒雄(過去作/映画「脳男」)
主題歌:奥田民生「太陽が見ている」
まえがき
「逃亡劇モノ」が好きだから、タイトルを知ってから原作を購入。しかし、あれよあれよと時間が経つ内に、読了前に第1話が始まってしまった(失笑)
警察側は"サブ"で"メイン"は天才脳外科医の逃亡劇のようだ
恋人殺害の濡れ衣を着せられた天才的な脳外科医の主人公が、恋人の死の真相を究明するために、地位と名を捨てて、別人となって逃亡すると言う物語のようだ。正直言って、「逃亡劇モノ」の好き嫌いに関係なく、既視感が漂う基本設定だ。
もちろん、来週には “原作既読” となるが、いつも通りネタバレはしないし、原作との比較もしない。
ただ、単純にテレビドラマとして見れば、配役から推測して、逃亡劇がメインで、警察側はサブって感じ。要するに、天才脳外科医の逃亡劇ってことだ。
問題は、今回のエピソードが本来描くべき"本筋"と、ほぼ無関係なこと
さて、本編の感想だ。確かに、基本設定があるから、今回のような “現実味の薄い” 展開になって、“リアリティーに乏しい” 演出にならざるを得ないことには、多少は同情するが。
しかし、問題なのは、今回で描かれたことって、「恋人殺害の濡れ衣を着せられた天才的な脳外科医が、恋人の死の真相を究明するために逃亡する」」と言う、本来描くべきことと、ほぼ無関係。折角、(既視感は漂うが) “本筋” があるのだから、そこに関連のあるエピソードを描いて欲しかった。
このままでは、「恋人殺害の濡れ衣を着せられた」が全く意味を成さない!
その前に、公式サイトに書いてある『前代未聞のサバイバル・ドクター・エンターテインメント』って… 何なのか? だって、最初から「サバイバル・ドクター」と言ってしまったら、そもそも “逃亡ありき” ってことだから、逃亡していること自体に意味が無いような。
例えが変かも知れないが、「車中泊好きな医師のお話」みたいに見えてしまった。まあ、原作もそんな感じで始まるが(苦笑)
とにかく、もう一度書くが、ドラマだから、多少 “リアリティーに乏しい演出” には目をつぶるが、“本筋” を描くことだけは、絶対にやらねばならないと思う。だって、そこが描かれないと、「恋人殺害の濡れ衣を着せられた」が全く意味を成さないと思うが…
あとがき
脚本は、原作と言う “お手本” があるのですから、もっと、漫画では必要でも、ドラマには不要な部分は適切に削除すべきです。また、もっと “本筋寄り” のストーリーを描くべきだと思います。
それと、リアリティーに乏しい演出については、早急に変更とテコ入れをすべきです。いくら「逃亡劇モノ」が好きでも、ここまで “在り得ない” ことばかりだと、興覚めしてしまいました。
まずは、どこかで「なぜ、逃亡が可能だったのか?」について描くべきです。話は、それから。折角、森七菜さんと松岡昌宏さんが出演すると言うので、その部分にも期待したのですが。しばらく様子見します。かなり、ガッカリ状態です…
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16461/
- 関連記事