わげもん~長崎通訳異聞~〔連続4回〕 (第2話・2022/1/15) 感想

NHK・土曜ドラマ『わげもん~長崎通訳異聞~』
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第2話〔連続4回〕『消えた漂流民』の感想。
オランダ語通訳だった父を探して長崎にやってきた伊嶋壮多(永瀬廉)。心を通わせたハワイ人漂流民のカイを神頭(髙嶋政宏)のつてで逃がす。しかしカイの帽子をかぶった別人を目撃し驚がくすることに。一方アメリカ軍艦で英語の通訳をする森山栄之助(小池徹平)も漂流民たちの中に見知らぬ男がいると気づく。真意を知ろうと追いすがる壮多に神頭は謎の言葉をかける。オランダ船が入港し壮多は荷役として出島に足を踏み入れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:宮村優子(過去作/花燃ゆ、相棒S14-14、相棒S15-9、アシガール)
演出:盆子原誠(過去作/カーネーション、とと姉ちゃん、おちょやん) 第1話
梛川義郎(過去作/純と愛、べっぴんさん、おちょやん) 第2話
音楽:森悠也(過去作/ウルトラマンタイガ)
語り:クリス・ペプラー
縦軸を入れないと、ドラマが動いて面白くなったのは、何とも皮肉…
第1話は、やむを得ないが “説明過多” だったが、今回はそれが無くなった。その上、これを言っては元も子もないが、本作の “縦軸” である「主人公の父親捜し」のくだりが殆ど描かれなくなったため。恐らく、この2つが原因で、大幅に “ドラマ” としての物語を描く尺が増え、第1話とは別のドラマと思えるくらいに、面白くなった。
「父親捜し」の縦軸は、ナレーションで補強すれば良いと思う
もちろん、“縦軸” があるから主人公が動くのだが、今回を見た限りでは、やはり「父親捜し」は “主軸” でなく “縦軸” だから、そこは今回のようにナレーションで補強したら良いと思う。
あとがき
本作って〔全4回〕なので、起承転結で言うなら “承” に当たるはずですが、実際の内容は、“起の結末” と言う感じでした。だったら、第1話で過剰な説明を適度にカットして、今回のエピソードまで入れたら、もっと〔全4回〕で、たくさんの事を描けたように思います。まあ、オリジナル脚本なので、結末をどこに持って来るのかで、展開の良し悪しは決まると思いますが。
とにかく、物語としては面白いので、もっと分かり易く描き、楽しく見せる工夫をした方が良いと思います。
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【これまでの感想】
第1話
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