ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ (第2話・2022/1/13) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第2話『円満離婚に潜む嘘』の感想。
凛々子(黒木華)は、早期退職した山田(生瀬勝久)に代わって「カンフルNEWS」の編集長に就任。突然のことに困惑を隠せない根津(溝端淳平)や下馬(野村周平)ら部員たちを尻目に、せっせと編集部内の仕事環境を整える。その頃、世間では人気俳優の前橋(武田航平)と元女優の妻・みさと(清水葉月)の離婚が話題を集めていた。ワイドショーで「円満離婚」と報じられているのを見た凛々子は、主演舞台が初日を迎える前橋の囲み取材に行くことに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:関えり香(過去作/後妻業、結婚相手は抽選で、ストロベリーナイト・サーガ) 第1話
橋本夏(過去作/守護霊の田中さん[ラジオドラマ]、テレビドラマ初脚本) 第2話
青塚美穂(過去作/ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子、じゃない方の彼女)
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ、海月姫、絶対零度4、レンアイ漫画家) 第1,2話
木村真人(過去作/絶対零度4、知ってるワイフ、推しの王子様)
木下高男(過去作/警視庁いきもの係、、M 愛すべき人がいて彼女はキレイった)
淵上正人(過去作/HOPE~期待ゼロの新入社員~、妄想彼女、レンアイ漫画家)
音楽:得田真裕(過去作/監察医 朝顔シリーズ、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、恋です!ヤンキー君と白杖ガール)
主題歌:キタニタツヤ
脚本担当が第1話から交代
本編の感想に入る前に、最近の連ドラでは珍しく、脚本担当が第1話から交代した。普通は、当初から脚本家を複数体制にしている場合、固定客を確保するために、第2話か第3話くらいまでは、一人の脚本家で通すのが一般的になのに。
脚本家の交代の影響か、主人公のキャラも変わった
その影響なのか、第1話での主人公・凛々子(黒木華)は “真面目” な印象だったのに、この第2話では、かなりの “変わり者” になった。まあ、第1話から変化したことには違和感を覚えるが。
ただ、主人公としては、これ位に特徴があった方が良いから、この路線で進むなら、それはそれで良いと思う。ただ、また、脚本家が変わると、主人公のキャラも変わるのだけは勘弁してもらいたいのは当然だが…
主人公以外の"存在理由"が全く無い!
それにしても、第1話以上に気になったのが、主人公以外の存在理由が、殆ど、いや、正しく言えば全く無いこと。ほぼ、主人公の言動だけで “ドラマ” が構成されていた。従って、映像的にも、映っているのは主人公ばかり。
まあ、一部で根津(溝端淳平)の出番はあったが、今回のストーリー展開からすると、最初から主人公が取材現場へ強引に飛び込んで行けば、根津さえ必要ない感じだ。
もう少し、同僚のアドバイスで動くとか、偶然に出くわした… みたいな “ドラマらしい設定” を盛り込むだけで、印象は変わるのに…。また、今回も、ネットニュースである必要が無いのも気になると言うか(苦笑)
もう少し"ドラマチック"に描くだけで、面白く見られそうなのに…
ドラマとして、ニュースと取材を通して “人と人との繋がり” を描こうとしていることは理解するし、それなりに面白いとは思う、ただ、全体的に、平坦でメリハリが無い。もしかすると、「社会派ドラマ」の方向性を目指しているのかも知れないが。
それでも、これだけ盛り上がりが無いと、最後まで見るのも、しんどいくらい。もう少し、“ドラマチック” に描くだけで、面白く見られそうなのに。そこは、『木曜劇場』らしさを意識して、意図的に抑えている可能性もあるが。でも、面白くなくては、元も子もないわけで…
あとがき
黒木華さんが、本気でこう言う役を演じると、暗くなっちゃうんですよね。華と言う名なのに “華” が無いって言うか。
だから、黒木華さんのイメージアップのためにも、ドラマを盛り上げるためにも、もう少しで良いから “ドラマチックな要素” を盛り込んだら良いと思う。これをやるだけで、近著感や緊迫感が出て来て、面白くなると思うのですが。ドラマのネタが悪くないだけに、現状のメリハリの無さは勿体ないですよ。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16455/
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事