連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (第50回・2022/1/12) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第50回/第11週『1962-1963』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)との関係が深まるにつれ、自分の心が惹(ひ)かれていくのをおそれていました。そんな時、東京の音楽プロダクション主催で関西一のジャズトランぺッターを決めるコンテストが開かれるというニュースが飛び込んできます。メジャーになるチャンスだと喜ぶトミー(早乙女太一)でしたが、錠一郎が参加しないというのを聞いて激怒します。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
今回は、キャッチボールの上に野球まで盛り込んで来たか…
今回の感想も、前回と同様に、決して〔簡単感想〕で済ませるつもりで見始めた訳でないし、感想を書くつもりでもないのだが。
なぜ、今回も、るい(深津絵里)がキャッチボール以上に野球をやるシーンを入れて来たのだろう? 確かに、それなりに野球が出来たり、野球に興味関心があることは、勇 (村上虹郎)との関係で分かってはいるが、流石に、相手が子どもたちとは言え、野球、それもストライクを投げられるピッチャーまで出来ることにしてしまうのは、あまりにも強引と言うか。
それなら、せめて、るいの子役を演じた女の子を再招集して、「描かれなかった10年間」をワンシーンでも良いから、入れるべきでは?
野球帽無しに野球をしたら、額の傷が、更に見えてしまうのでは?
それに、るいは、額の傷がトラウマで、それが彼女の言動を狭めていると、本作で描いておきながら、なぜ、野球なの? 確かに、野球帽を被れば傷は隠せる。でも、今回の描写では、野球帽を被らずに野球をやっていた。それだと、子どもたちだけでなく、錠一郎(オダギリジョー)にも額の傷のことを見られてしまうのでは?
結局、映像では「錠一郎が、るいに惚れ始めている」ように描いておきながら、ナレーションでは「るいは、錠一郎に惹かれないようにしている」と真逆のことを、描いていることに、そもそもの大きな問題がある。
「るい編」が始まったばかりの説明&情報不足の中で、視聴者置いてけぼり…
やはり、前述のるいの「描かれなかった10年間」と同様に、るいと錠一郎、両人の “過去” を明らかにすべきだと思う。確かに、朝ドラお得意の「偶然の出会いから…」をやっているつもりだろう。
しかし、正直、録画見れば分かるが、「るい編」が始まってから、まだ序盤も序盤の始まったばかりで、成長したるいのことも、錠一郎個人のことも、こちらには情報提供が殆ど無い状態。そんな状態で、ドラマだけが、どんどん話を進めている。いや、正確に言うなら、描くべき部分を端折って、視聴者無視をしているのだ。
そこを改善しない限り、るいと錠一郎の “恋バナ” をどれだけ描いても、こちらには “恋バナ” の “核心”が伝わっていないから、無意味なのだが。
あとがき(その1)
ハッキリ言って、内容だけが先行して(話が進んでいるのとは、意味が違う)いるだけで、現実的には、まだまだ、少なくとも<私>は、今のるいにも、ジョーにも馴染めていません。確かに脳内補完は出来ますが、それをさせないで、視聴者に「描かれなかった10年間」を感じ取らせるのが、ドラマが本来やるべきことだと思いますよ。
やはり、「3人のヒロイン」「100年に亘る3人の女一代記」を描くことを、自己弁護の理由にして、手抜きをしているように見えています。もう、トミーとかベリーとか、無駄を省いて欲しかったです。
あとがき(その2)
そして、未だに希望は捨てていないから書きますが。「安子編」がそれなりのホームドラマに仕上がったのに対して、「るい編」は明らかに説明も描写も不足し過ぎです。その上、無駄な部分がてんこ盛り。
これでは、いくら「100年に亘る3人の女一代記」と大声で謳っても、別のドラマを見ている感覚になってしまっています。早急に軌道修正した方が良いと思います。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16447/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49
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