しもべえ〔全8回〕 (第1話・2022/1/7) 感想

NHK総合・ドラマ10しもべえ』
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第1話〔全8回〕『こんな青春ドラマが今まであったでしょうか。』の感想。
なお、原作となった漫画:村田ひろゆき『しもべえ』は、未読。
パンケーキ好きで勉強嫌いな女子高校生のユリナ(白石聖)は、将来のことは真面目に考えず、のんきに構えている。いつもスマートフォンをいじり、あるアプリケーションを何げなくダウンロードする。それ以降、男子高校生に絡まれるなど、ユリナが困った状況に陥ると、謎の中年男性が無言で現れて彼女を助け、その場から何も言わずに去るようになる。そんな折、ユリナは、幼少の頃に仲が良かった辰馬(金子大地)と再会し、大きな決意をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:村田ひろゆき『しもべえ』
脚本:荒木哉仁(過去作/世にも奇妙な物語) 第1話
遠山絵梨香(過去作/世にも奇妙な物語)
演出:山内大典(過去作/、海月姫、ストロベリー・サーガ、知ってるワイフ) 第1話
紙谷楓(過去作/海月姫、後妻業、竜の道、彼女はキレイだった)
音楽:大友良英(過去作/あまちゃん、いだてん、不要不急の銀河)
全くデジタル感とは無縁な、型破りな青春ドラマと言う感じが面白かった
パンケーキ好きで勉強嫌いな女子高校生が困ると、どこからか謎のおじさん “しもべえ” が現れて助けてくれる、笑って泣ける青洲ドラマのようだ。原作は未読で、番宣も見ずに第1話を見てみた。原作があるとは言え、今どきの「スマホ・アプリ」を使いながら、全くデジタル感とは無縁な、型破りな青春ドラマと言う感じが面白かった。
最近の民放の深夜ドラマより、奇想天外な「ドラマ10」枠がやって来た
また、NHK総合の「ドラマ10」枠には、いい感じで奇抜な作品と、ちょっと取っ付き難い作品と、二分することが多いから、今作は、正直、どちらに転ぶのか不安だった
。しかし、見終えた印象は、最近の民放のあざとさばかりで内容の薄い深夜ドラマよりも、遥かに型破りだし、「ドラマ10」らしい特徴のあるドラマなら、もう、すれだけで、かなりハードルが下がったと思う。
奇想天外な発想が面白くて、ドラマとして満足度が高かった
そして、単純に型破りなだけでなく、基本的に、しっかりと “青春ドラマ” として描いている点も評価したい。と言うか、謎のおじさんが登場するのに、“青春ドラマ” と言う奇想天外な発想が面白くて、ドラマとして満足だった。
また、配役のバランスも、老若男女が楽しめるようになっているし、久し振りに満足度の高い「ドラマ10」を見た感じで、見て良かった。
あとがき
“しもべえ” が何者なのかも気になりますが、何よりも、ドラマ全体が「先が気になる連ドラ」に、第1話から仕上がっていたのはお見事だったと思います。多少、好みは分かれると思いますが。それでも、全体に漂う “しもべえ” の謎と、明るい青春ドラマは、今に遭っているように思います。
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