相棒 season20 (第11話/元旦スペシャル・2022/1/1) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season20』
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第11話/元旦スペシャル『二人』の感想。
年の瀬も押し迫った夜、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は峯秋(石坂浩二)と出掛けたレストランで、与党政調会長の袴田(片岡孝太郎)らの姿を見掛ける。翌日、右京と亘は教会でボランティアをしている亘の姉・由梨(飯島直子)の依頼で、昨晩遅くに教会にやって来た湊(イッセー尾形)という記憶喪失の男性の身元について調べることに。湊を発見したのは小学校6年生の新(西山蓮都)と聡(川口和空)だが、2人が何かしらのうそをついていると右京らは感じる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:太田愛/演出:権野元(敬称略)
今回のSPは"小さい案件"を積み重ね、例年より良い感じに
当然と言うか。「スペシャル」、それも「元旦スペシャル」ゆえに、いつも通りの巨大な陰謀や謀殺絡みのストーリーにはなっているのは、もはや、致しかねないことと思っている。
しかし、今回については、“小さい案件” をコツコツと積み重ね、積み上げて構成されているため、いつもの「見ただけ “張りぼて”」の 「元旦スペシャル」よりは、意外と楽しめる、ある種の “ヒューマンドラマ” に仕上がっていた。
イッセー尾形さんを巧みに使い(当て書き?)、全体を緩い感じに仕上げたのも悪くない。やはり、『相棒』は、普通のことを普通に特命係が解決してこそ、醍醐味があると思う。
冠城亘"の個人的な要素を盛り込んで来たのは評価したい
また、大人の事情もあろうが。今回で良かったのが、“冠城亘” の個人的な要素を盛り込んで来たこと。
やはり、過去の右京のパートナーとしての “相棒” の中で、登場直後は、元所属の法務省関係の描写はあったが、その後は、殆ど “小間使い” 的な存在の描写ばかりだったし、そのこと、どうしても「右京の肥大化」を止めることは出来なかった。
しかし、今回は、きちんと “小間使い” から “相棒” として描写された。そのおかげで、ギリギリ『相棒』らしい『相棒』になったと思う。
まあ、冠城亘の姉がいなくても、成立してしまう話であると言ってしまっては、元も子もないが。
あとがき
感想の本文部分では、褒める部分だけ書きましたが。あとがきでは、気になったところを。
やはり、「いつもよりは、上手くやった」とは言え、今度は “小さい事柄” が多過ぎ、それをやたらと無意味にこねくり回した部分が結構あって、正直、その所になると、テンポが悪くなり、分かり難くなっていました。やはり、もっともっと、普通のことを普通に特命係が解決してこそ、醍醐味があると思います。
※1月5日の放送はお休みとなります。
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