【妄想】連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (妄想第2回・2021/12/30) 感想

NHK総合・【妄想】連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第43回/第10週『1962』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
るい(深津絵里)は、時々クリーニング店にやってくる片桐という男に恋心を抱いていました。ある日、弁護士の卵だという片桐から映画に誘われたるい。生まれて初めてのデートに心が沸き立ちます。一緒に暮らす和子(濱田マリ)と平助(村田雄浩)に温かく送り出され、片桐とのデートを楽しむるいでしたが…。その後るいは、店を訪れていたちょっと変わったお客さん(オダギリジョー)の正体を知ることになります。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
アバンで前回のラストシーンから「先が気になる展開」へ
アバンタイトルは、前回の妄想第1回『るいのための貯金』のラストシーンから始まった。
夕日がきれいな農場を見ながら座る47歳の安子と、ロバート夫婦。一日の農作業の締めくくりに、「たちばなのおはぎ」をおやつ代わりに流暢な英語で、日本茶を飲みながら、「たちばなのおはぎ」でアメリカン・ドリームの一片を満たし、ラジオから聴こえるBGMの「On the Sunny Side of the Street(ひなたの道を)」で。
そして、安子が「さあ、明日のスティーブさんたちとのパーティーの準備でもやりましょうか?」と言って、ロバートと立ち上がった。なぜ、急に日本語? 「先が気になる展開」だ。
"サンタ"と言う息子がいるスティーブン一家がBBQパーティーへ
主題歌明け。広々とした青空に広大な農地。家の庭には、バーベキュー・パーティーの準備を安子とロバートと、10歳の養女メアリーがしていた。そこへ、スカイブルーのワゴン車がやって来て、中からどかどかと大家族が降りて来た。スティーブン一家だ。
どうやら、安子たちが渡米する時、横浜米軍基地で知り会った洋子と言う女性と結婚し、ロバートたちと一緒にアメリカに帰国したらしい。メアリーがスティーブンの一人息子に声をかけた。「サンタ、元気だった?、「ヨーコ、久し振りだね」。二人は10歳で同い年、とても仲のよう関係のようだ。
サンタがラジオをつけると日本語講座「いらっしゃい、日本語へ」が始まった
そして、奇妙なのは、全員が英語を話せるのに、全員が日本語で会話をしている。時間経過は、BBQの火が消えていることと、美しい夕景から分かる。
すると、サンタが「ラジオ、ラジオ」と言って、勝手知ったる他人の家に入り込んで、リビングルームのアップライトピアノの上に置いてある「Piggy bank for RUI(るいのための貯金箱)」と書かれた木の箱の横のラジオのスイッチを入れた。
すると、軽快な音楽と共に「いらっしゃい、日本語へ」と言う子供向けの日本語講座番組が流れて来た。聴き入るようにする洋子と三太。どうやら、安子たちは、養女・洋子を連れて日本に帰って来たいような雰囲気が漂うシーンだった。
ロバート一家が、チャップリンの映画を観に行くことに…
場面は変わって、町の中心地にある巨大なショッピングモール。安子たちは、映画館から出て来た。見て来たのは、どうやらチャールズ・チャップリン最後の主演作『ニューヨークの王様』のリバイバル上映のようだ。
因みに、この作品は、1952年にチャップリンがアメリカを追放されるきっかけとなった政治風刺喜劇で、洋子にはちょっと難解だったようだ。また、チャップリンがアメリカから追放されると言うのと、10年前の居場所を失った安子を重ねた、映画の選び方も、映画マニアの心をくすぐった。
群衆の中で、大道芸をする算太と10年ぶりに再会する安子に感動!
すると、映画館から少し離れたところに群衆が。何なら、大道芸人がやっている。洋子は「見てみたい」と言って、安子とロバートの手を引いて、近づいて見ると、群衆の真ん中にいたのは、安子の兄・算太だった。コテコテの大阪弁を武器にチャップリンのものまねで、ちょっとした町の人気者らしいと、周囲の声。大声援の中で演技をする算太の額に汗…
それを見て思わず、安子が「お兄ちゃん」と叫ぶ。怪訝な表情でパントマイムをしながらクルリと周囲を見回すと、そこに少し年を取った妹の安子を見つけた。二人の目と目が合う。そして、算太は山高帽を取って、まるで「ようこそ、お嬢様」と言わんばかりのパフォーマンスで、安子とロバートに微笑んだ。
さて、どうして、あの算太がアメリカで成功しているのか? これぞ「先が気になる連ドラ」のお手本だ。
あとがき(妄想用)
まさか、スティーブンの息子の名前「SANATA」が、10年前、横浜の米軍基地で、スティーブンが、チャップリンのものまねをして道化で稼いでいた算太と仲良くなり、その後生まれた男の子に「SANTA」と名付けたとは思いませんでした。
「サンタ=サンタクロース」は子供だけでなく、大人にも幸せや期待を持って来てくれる素敵な存在。そこが、やっと、「橘算太」と繋がってスッキリしました。もう、当時の人は “るい” しかいないけど、また、橘家が集まって「たちばなのおはぎ」を作る日が来るのを見て見たくなりました。
あとがき(本音用)
ジョークのつもりで書いたら、意外にも読者さんたちの反応が良いので、妄想第2回も書いてみました。いかがだったでしょうか? これ、何度も書きますが、私の妄想が生み出したフィクションであり、こう言うスピンオフがあっても良いのでは? と思って書きました。当然、再放送も見逃し配信もないので、脳内再生でお願いします(笑)
前回と今回があれば、いつの日か、安子一家と雉真家の蟠りも解けるかも知れません。また、こう言うのがあってこそ、「女一代記の三本立て」のメリットを発揮できると思うのですが。
※この投稿は、あくまでも、私の「お遊び」です。真に受けませんように…
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16414/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
第10週『1962』
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