2009
Jun
01
0
黒澤明監督の台本の書き込みが読める、無料のデジタル資料館完成
黒澤プロダクションと龍谷大学は26日、黒澤明監督の創作ノートや映画台本などを閲覧できる「黒澤デジタルアーカイブ」を公開した。利用は無料。
黒澤明監督に関連する資料のデジタルアーカイブ化は、黒澤プロダクションと龍谷大学が2005年3月より取り組んできた。今回、映画台本や写真、創作ノート、直筆メモなど、2万7431点のデジタルアーカイブ化が完了し、このうち約2万点をインターネット上で公開した。
「黒澤デジタルアーカイブ」では、「姿三四郎」や「羅生門」、「七人の侍」「影武者」「乱」など作品別に資料の閲覧が可能。また、未映画化のシナリオや舞台脚本のほか、幼年時代や青年時代などのプライベートな写真も収録されている。閲覧にはAdobe Flash Playerを利用し、資料の拡大や縮小表示にも対応する。(抜粋)
この『黒澤デジタルアーカイブ』って、先程ざっと見せて頂きましたが、相当に濃~い内容です。特に台本の生原(稿)や、黒澤監督の台本への自筆の書き込みとかちゃんと読める解像度で収録されています。
ですから、良い意味でかなり現場の生々しさが筆圧とかで伝わってきます。こんな貴重な資料が2万点も無料公開されるとは素晴らしい。
“資料のデジタルアーカイブ化”って全国各地で地域の薄れ行く資料を残したいと活動しているNPOが結構ありますが、とにかく手間隙がかかるため、なかなか進まないのが現実だと思います。その点、今回作成に当たった龍谷大学の公式サイトを見ると、かなり緻密な階層構造になっているので、この手の作業が伝統みたいです。
これから、じっくり深い階層まで見てみようと思います。
※上のキャプチャ画面は無断借用しました(謝)
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