ドラマ「岸辺露伴は動かない」(第4~6話) (第4話「ザ・ラン」・2021/12/27) 感想

NHK総合・ドラマ「岸辺露伴は動かない」(第4~6話)
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第4話『ザ・ラン』の感想。
なお、原作となる、荒木飛呂彦原作の漫画『岸辺露伴は動かない1,2』は既読。『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』は、未読。また、2020年3月に発売された『「岸辺露伴は動かない」OVA コレクターズエディション (2枚組) [Blu-ray]』は、鑑賞済み。
露伴は会員制のスポーツジムで橋本(はしもと)陽(よう)馬(ま)という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、「走り」に対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にマシーンを使った「あるランニング勝負」を提案する…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:「岸辺露伴は動かない 2」第4話「ザ・ラン」収録
「ジャンプSQ.M vol.002 (集英社マンガ総集編シリーズ)」第5話「背中の正面」
「岸辺露伴は動かない 1」第6話「六壁坂」収録
脚本:小林靖子(過去作/:岸辺露伴は動かない2020)
演出:渡辺一貴(過去作/70才、初めて産みます~セブンティウイザン。~)
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
いつもの感想と違ってテクニカルな部分について書かない!
『岸辺露伴は動かな』と言うドラマは、昨年放送された「第1~3話」を見た人なら分かるように…
ドラマの内容(脚本、演出、演技)などのテクニカルなことを細かく語るようなドラマではなく、本作は、高橋一生さんが演じる「岸辺露伴」が創造、且つ、創出する “全体の世界観” を個々に堪能し、解釈し、先が見たくなり、最後に “ニヤリ” と微笑む類のドラマだと思っている。
要は、本を読むように、映像に自分の身を委ね切って “味わうドラマ” だと思っている。従って、当ブログの感想も、いつもと違って、テクニカルな部分について書くのは、敢えて止めておく。
今回は、本作を堪能&解釈するのに最重要な設定"ヘブンズ・ドアー"の説明が入った!
とは言え、前作の「第1~3話」では、“ヘブンズ・ドアー” に関しての描写が「ビジュアル>説明」になっていたため、ある程度の予備知識がある人なら、すんなり世界観に入って行けただろうが、そうでない人は、「ちょっと戸惑った」と言ったコメントを幾つか頂いたことを思い出した。
しかし、この「第二弾」の「第4話」では、序盤の5分過ぎ、本作としては、雰囲気を壊さないギリギリの感じで、相当に丁寧な説明が入った。やはり、本作を堪能&解釈するのに最重要な設定であり、ビジュアルとしての最高の見せ場でもあるから、今回のように、尺を割いて、説明したのは良かったと思う。
私が考える、本作を見て「至極の一時」を堪能出来る理由
そして、私にとっての “本作にある、たくさんの魅力” の中で、大好きな設定である露伴の特殊能力 “ヘブンズ・ドアー” が、実は放送内容(エピソード)によって、ガッツリと大活躍する時と、そうでない時があると言うのが良い。
例えるなら、何らかの「形式」や「型」に嵌って “常に、お約束的に使われる” のではなく、常にエピソード毎に見合った “浮遊感” を持って、最重要な設定が劇中に “生きている” ような存在感が、たまらなく好き なのだ。
そして、その “最重要設定” が “浮遊感” を持っているからこそ、エピソードが進む方向性が分からず、常に「先が見たくなるドラマ」に仕上がっている。そして、更に、本作だけが持ち合わせている “現実に在り得そうな狂気” と “強烈な強力な執着” へと脈々と繋がっていく過程が、何とも言えない「至極の一時」を堪能出来るのだ。
あとがき
極寒の夜に負けない程の、背筋がゾクッと凍りつくような恐怖を感じました。予告編や番宣では、第5話を意外と楽しみにしています。
※本日は、すぐにコメント返信など出来ません(悪しからず…)
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