スナック キズツキ (第12話/最終回・2021/12/25) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『スナック キズツキ』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第12話/最終回『トウコさん』、ラテ欄『(不明)』の感想。
なお、原作の漫画、益田ミリ『スナック キズツキ』は、未読。※ネタバレ厳禁!
スナックに「本日休みます」の張り紙をしたトウコ(原田知世)は、法事に出るため実家へ帰ってきた。思い出の場所とともに、亡き父親のことや、夢半ばで諦めた漫画家時代に思いをはせる。この日のスナックの客は、トウコ自身だ。偶然居合わせた、こぐま屋(浜野謙太)にオムライスを振る舞う。そして、トウコは自分や客の日々のモヤモヤを、音楽に乗せてデュエットする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画 益田ミリ『スナック キズツキ』
脚本:佐藤久美子(過去作/カウンターのふたり、釣りバカ日誌シリーズ) 第1,2,3,4,5,6,7,10,11,最終話
今西祐子(過去作:居酒屋ふじ、メンズ校) 第8,9話
演出:筧昌也(過去作/仮面ライダーゼロワン,ザ・ハイスクール・ヒーローズ) 第1,2,5,6,10,11,最終話
湯浅弘章(過去作、ワカコ酒、探偵が早すぎる、死役所,アノニマス) 第3,4,7,8,9話
オープニングテーマ:清竜人「コンサートホール」
エンディングテーマ:森山直太朗「それは白くて柔らかい」
ナレーション:大和田伸也
清々しく明るく終わったのが良かった…
トウコ(原田知世)が経営する「スナック キズツキ」は、生前の両親が営んでいたお店で感じていたトウコの印象を具現化したものであり、トウコの漫画家の夢が破れた理由も分かった。
そして、今回のスナックのお客はトウコ自身で、自分のこれまでの人生を語り、偶然居合わせたこぐま屋さん(浜野謙太)にオムライスを振る舞い、自分やお客さんの日々のモヤモヤを音楽に乗せてデュエット。
最近では珍しく「全12話」と多い話数の最終回としては、もっとグイっと来るかと思いきや、いつもの “おもてなし” で、清々しく明るく終わったのが良かった。
ちょっぴり背中を押してくる作品に癒された…
結局、人は一人では生きていけず。
人と人とが関わって生きていくことになる。
でもそれが、その時に生じるのが “心のキズツキ” で。
それらは、同僚、家族、恋人通しなどに関係なく…
大小様々な “キズツキ” が、また、“次のキズツキ” を生む。
でも、“キズグチ” は本人が抱えこんでいる程には、意外と大きくなくなくて。
トウコの毎回の “奇抜なおもてなし” と “おいしい食べ物” が傷口を癒していく。
まるで、トウコが優しく “カサブタ” を創るように。
それも、親から譲り受けた性分みたいなもの。
人の縁の奥深さや、心の傷は悩むより発散すべし… みたいな、ちょっぴり背中を押してくる作品に癒された…
あとがき
傷ついて、かさぶたが出来て、少し治りかけると、また、痒くなって掻いちゃって、またキズツキ。そんな人間関係の連鎖と、トウコの人柄、スナックの昭和レトロな雰囲気が大好きなドラマでした。私も、近所に「スナック キズツキ」があったら行ってみたいな…
トウコの漫画が好きな女の子役に、野澤しおりちゃんが出演していました。NHK『少年虎次郎』の車さくら 役で名演技を見せていましたね。その他の各回のゲストも素敵な演技を見せてくれて、満足です。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16396/
【これまでの感想】
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