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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (第40回・2021/12/24) 感想

2021/12/24 10:13 初回投稿
2021/12/25 17:12 記事更新
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第40回第8週『1951-1962』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


仕事の面接がうまくいかなかったるい(深津絵里)は、荷物を預かってくれたクリーニング店に戻り、事情を話しました。話を聞いてくれた店主の竹村平助(村田雄浩)と妻の和子(濱田マリ)の提案にのって、るいは店に住み込みで働くことになります。和子からクリーニングの仕事を一つ一つ丁寧に教えてもらうるい。ある日、店番を任されたのですが、そこにちょっと変わったお客さん(オダギリジョー)が訪れ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8
   橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7
   深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
   松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
   二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
     櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略



今回の感想も "好意的な解釈ゼロ" で書く

前回に続いて、今回の感想も “好意的な解釈ゼロ” で書くことにする。

るい(深津絵里)の事情をあれこれ問い質さずに「あんた 大事にしてあげよな。あの子」と言う、大阪・道頓堀の「竹村クリーニング店」の店主の女房・和子 (濱田マリ)や、ごく普通のことのように妻の提案に「うん」とだけ優しく答える店主・平助 (村田雄浩)と言う夫婦に出会い、やっと、るいの心と額の傷が癒えていく様子を見られると思うと、感動的な15分だった。

上記のように本気で思った読者さんは、今回の私の感想は読まないで。異論反論、非公開(&卑怯)コメントで愚痴っても、一切無視するので、そのつもりで。私も、それ位に本気で今日も書く。

私は、一体、何をNHKに見せつけられているのだろう?

異様なのか、斬新のつもりなのか、偶然の産物なのか知り由もないが、週の半ばの “水曜日” のラストで、「安子編」から「るい編」に語った本作。前回は、思い出すだけで腹が立つほど雑だったから、今回からが、実質的な「るい編」の本格始動だ。

まあ、俳優の若メイクや、大阪らしいキャラ設定、とんとん拍子過ぎるストーリー展開、「安子編」と全く違う演出手法など、いろいろ気になる点は山ほどあるが。簡単に言えば、完全に「別の朝ドラ」の始まりだ。とにかく、「私は、一体、何をNHKに見せつけられているのだろう?」と言う疑問しか湧いて来なかった。

今回の15分間を見て思い出したのが、サメの映画『JAWS』

私、今回の15分間を見て、ある世界的な名作映画シリーズを思い出した。『JAWS(ジョーズ)シリーズ』だ。

ここで『JAWS』の詳細を説明してもしょうがないから端的に。「巨大なサメが人間を食う」と言う映画で、正式シリーズは「全4作」ある。脚本家や演出家も、ほぼ全部違うが、共通点は、あの有名な「テーマ曲」と、「サメが現れる海水浴場の警察署一家が次々とサメの犠牲になって、敵を討つ」と言う2点だけ。本来は細かい情報があるのだが割愛する。

『カムカムエヴリバディ』は『STAR WARS』だと思ったのに

因みに、皆さんがご存じのSF映画の金字塔『STAR WARS(スター・ウォーズ)シリーズ』は、ちょっと違う。

『JAWS』が観客の人気を受けて、次々と作られたのに対して、『STAR WARS』は、最初から、「30年近く掛けた全9話」で「第4話から始まって、第6話の後に第1話に戻り、第3話に進んだら第7話から最後の第9話に進むと、正に「スペース・オペラ」と言う感じで、全話の構成が当初から発表されていたのだ。

だから、第1話から始まらない構成が評価され、中盤から始まって、初期設定に戻って、最後はまた中盤の続きに戻ると言う大胆な構成が受け入れられたのだ。

突然だが、読者の皆さんに問題を出すので、答えて欲しい

なぜ、私が『JAWS』と『STAR WARS』なんて、分かり難い例を挙げたのか? それは、日本の有名な映像作品では例えようがないからだ。さて、本作の話に戻そう。ここで、突然だが、読者の皆さんに問題を出すので、答えて欲しい。

今の『カムカムエヴリバディ』は、『JAWS』と『STAR WARS』の、どちらに似ているか?

問題が簡単すぎ? 申しわけない。答えは、簡単で『JAWS』の一択のみ。なぜなら、『カムカムエヴリバディ』は、3人の祖母、母、娘と言う「共通項」を1つにまとめた作品だから。

安子が生まれて、るいが生まれて、ひなた(川栄李奈)が生まれて、時間軸通りに進むからだ。「だったら、みっきーさんが、今回を見て思い出すのは『STAR WARS』でないと、辻褄が合わないのでは?」と思うだろう。しかし、明らかに『JAWS』なのだ。なぜなら、繋がりや連続性が、ほぼ皆無だからだ。次の章で説明する。

ここまで別のドラマになったら、一から感情移入し直しか?

そう思わせる、そもそもの本作の致命的なこと。それは、「安子編」と「るい編」に連続性があるようで、ほぼ無いのだ。連続、共通しているのは、「主題歌」と「ホームドラマ」と言うだけ。だから『JAWS』。

ただ、『JAWS』と大きく異なるのは、興味関心を惹きまくった “巨大人食いザメ” がいないことと、3代続くホームドラマの割に(今のところ)は、るいしか登場していないこと。このために、主人公るいを含めた新キャラクターたちへの興味も湧かなければ、今後のストーリーへの興味も極薄。要は、全く感情移入できないのだ。

この連続性の無さのまま「先が見たい」と思うのも難しいのでは?

まあ、敢えて見る理由を挙げるなら、「朝ドラだから」、「今週は続いているから」、「新キャラを演じる演者に興味があるから」、そして、「深津絵里さんが、どう演じるか見たいから」くらいしか、思いつかない。

これ、本来は、“オペラ” 風の朝ドラなのだから、本来は、「渡米した安子とロバートは、どうなったのだろう?」とか、「るいは、未だに母親に対して『I hete You.』の気持ちでいるのか?」を、視聴者に薄っすらと感じさた上で、心機一転のるいを描かないと、「先が見たい」と思うのも難しいのでは?

放送前に散々宣伝していたドラマと、だいぶ路線が変わって来たかも?

正直、今日の15分間を見て、放送前に散々番宣でも放送していた「京都、岡山、大阪を舞台に、昭和から令和の3つの時代をラジオ英語講座と共に生きた祖母、母、娘の3世代のヒロインの一世紀(100年)に及ぶ家族のハートフルコメディー」と、だいぶ路線が違うような気がして来た。

あとがき(その1)

今日は正直な気持ちを書くと、冒頭で宣言したので、あとがきも。

そもそも、「安子編」の結末部分ですら、モヤモヤが残っているのです。安子とロバートの関係とか、るいの安子への気持ちとか。でも、朝ドラの場合(最近のドラマは、似たようになっていますが)、きちんと “縦軸” として認め描いたことでなければ、ほぼ最終回まで解決されません。モヤモヤのままです。

だから、モヤモヤを解決して見せないなら、「見たい」と思わせて欲しいのです。もちろん、妙なフラグを立てたり、出演者目当ての視聴者を引っ張ったりしないで!

あとがき(その2)

辛気臭くなくなったのは、一部の読者さんにとっては朗報かも知れません。しかし。偶然知り合ったクリーニング店で、その日のうちに仕事と住まいを手に入れて、そのまま看板娘になって、お話スタート。流石に、「安子編」と違い過ぎると思います。

とにかく、今日は「安子編」との連続性がほぼ無いので、全く別物のドラマとして見るしかないと思いました。と、あれこれ言っても始まっちゃったので、 “好意的な解釈ゼロ” で、別のドラマが始まったと思って見ることにします。

と言うわけで、別のドラマになったので、おはぎののおまじないも、今回を最後にするつもりです。
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)


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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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