婚姻届に判を捺しただけですが (第10話/最終回・2021/12/21) 感想

TBS系・火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
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第10話/最終回『ずっと一緒にいたいです!』の感想。
なお、原作となった漫画・有生青春『婚姻届に判を捺しただけですが』は、未読。
お互いの気持ちを確認した明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)。いちから付き合いを始めることになり、幸せいっぱいの二人。“初めての両想い”につい浮かれてしまった百瀬は、仕事の取引先相手にも「妻が…」と明葉の作品を自慢げに語ってしまう。すると、その取引先相手が明葉を指名して仕事を依頼。明葉は自分の実力が評価されたと喜ぶが…。そんな中、一緒に暮らしていた家を退去しなければいけない事態に―!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・有生青春『婚姻届に判を捺しただけですが』
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、オーマイボス) 第1,3,6,7,最終話
おかざきさとこ(過去作/家政夫のミタゾノ3,4、正しいロックバンドの作り方) 第2,4,5,8,9話
演出:金子文紀(過去作/G線上のあなたと私、恋つづ、逃げ恥、俺の家の話) 第1,2,5,最終話
竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、警視庁ゼロ係シリーズ、MIU404) 第1,3,4,7,9話
井村太一(過去作/恋はつづくよどこまでも[演出補]、オー!マイ!ボス![演出補]) 第6話
濱野大輝(過去作/恋つづ[演出補]、着飾る恋には理由があって[スケジュール]) 第8話
音楽:末廣健一郎、MAYUKO
主題歌:あいみょん「ハート」
このプロットなら、6~7話でも多いくらいでは?
正直、最終回も、最終回までも、長かった。これが、本作への正直な感想。やはり、このプロット(あらすじ)で〔全10話〕は話数が多過ぎると思う。せいぜい、6~7話でも多いくらい。もちろん、長く感じたのは、百瀬(坂口健太郎)の設定のせいなのだが(非難しているのではない)。
そこそこ面白かったし、"不意キュン"もオジサンは楽しめた
まあ、そももそ、第5話が過ぎたあたりから、(清瀬さんの妊娠によって)別の “恋バナ” のような展開になり、メインが明葉(清野菜名)から百瀬に交代せざるを得なくなったから、まあ、多少の不満はあるが、そこそこ、面白かったし、オジサンでも分かる “不意キュン” も楽しめたから、良しとしよう。
最終回で必死に"まとめ"たからか、真面目過ぎたような…
大人の事情が大きく反映した(せざる得なくなってしまった)ドラマとは別に、最終回で、長く引き延ばしたストーリーを、最終回で、慌てて “まとめ” ようと必死で、現実を描きながら、人間や結婚について哲学的な要素を盛り込んで、“恋バナ” としては “真面目” に描いたのが意外。
完全に納得はしていないが、様々な事情を加味すれば、終わり良ければ総て良しか…
それだけに、前回までとまた雰囲気が変わってしまい、全10話で合計3つのドラマを見たような感覚。でも、ここまで混迷し、引き伸ばしたストーリーをまとめるには、もう全く違う方法を選択するのも良いかなと。ただ、やはり、基本は “ラブコメ” でもあったのだから、もっと “面白味” を感じる内容でも良かったと思う。
まっ、完全に納得はしていないが、様々な事情を加味すれば、終わり良ければ総て良しと言うところだろう。
あとがき
一緒に見ていた助産師の妻が、「80~90年代の産婦人科を思い出したよ。あの頃は、みんなマタニティ服を着てたからね」と、言って笑っていました。いました。確かに、今のおなかの大きな妊婦さんは、マタニティ服でなく、ワンサイズ大きな服を着るから。ただ、その意味でも、本作は頑張ったと思います。
まとめよう。コロナ禍で、妊婦が主演で、ドタバタもやらなければいけなかったし。その意味で、清瀬さん含めて、全スタッフとキャストは、大変頑張ったと思います。それと、作品への評価は違いますけどね。やはり、何番煎じか分からない偽装結婚設定の上、結末ありきの予定調和は退屈でした…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16383/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
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