アバランチ (第9話・2021/12/13) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『アバランチ』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第9話『崩壊』、ラテ欄『崩壊・追い詰められたアバランチの運命』の感想。
大山(渡部篤郎)によってアバランチはテロリスト集団に仕立て上げられ、羽生(綾野剛)は主犯格として指名手配されてしまう。そんな中、大山は、山守(木村佳乃)の所に3年前の偽装テロ事件で命を落としたはずの藤田(駿河太郎)を連れてくる。その頃、極東リサーチから逃げ延びた羽生は、大道寺(品川徹)の屋敷で藤田が生きていることを知り…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:丸茂周(過去作/科捜研の女11,12 特捜9 season2) 第1,4話
酒井雅秋(過去作/絶対零度2010,2011、レッドアイズ監視捜査班) 第2,5話
武井彩(過去作/純烈ものがたり) 第1,4話
掛須夏美(過去作/ゼロ エピソードZERO) 第3話
藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第5話
青島武(過去作/dele) 第6話
小寺和久(過去作/Not Famous(箱庭のレミング) 第7,8,9話
総合演出:藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第6,7,8,9話
演出:藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第3,5話
三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密、姉ちゃんの恋人) 第2,4,7,9話
山口健人(過去作/) 第3,6,8話
音楽:堤裕介(過去作/映画「デイアンドナイト」)
主題歌:UVERworld「AVALANCHE」
"西城を構成の中心"にした展開と雰囲気作りは悪くない!
個人的に、今回のエピソードで最も良かったのは、これまで存在感が薄くて、立場も微妙だった、特別犯罪対策企画室へ左遷された元捜査一課の警察官・西城(福士蒼汰)を物語に上手く活用して、存在感や立場を明瞭にしつつ、ストーリーを構成したこと。
これまででと違った雰囲気になったのもマイナスでなく、むしろ、私にとっては “いい感じのドラマ” になった。
ストーリーを前進させるために、"隙=穴" が多過ぎる!
ただ、気になった点もある。特に後半の展開。大山(渡部篤郎)らが知っていないのは、おかしいのでは? 大道寺(品川徹)の所へ羽生(綾野剛)が辿り着く過程も不明瞭だし。大道寺が羽生との接触先に現れないのも変だし。その他にも、いろいろあるが。
簡潔に言えば、ストーリーを前進させるために、ツッコミどころ、いや、“隙” が多過ぎるのだ。その “隙=穴” が多過ぎるから、ストーリーを追うより、“隙=穴” が気になるのだ。
あとがき
連ドラとしては、アバランチに巨大な壁が現れ、遂に、追い込まれるところまで追い込まれたが、ところが、黙っているアバランチのはずはない! と言う感じでしょうか? 連ドラとしても、それなりに楽しかったですし、この類のドラマとしては、ベタな展開ですが、前述の通り、これまででと違った雰囲気も良かったです。
ただ、惜しいのは「先が見たくなる連ドラ」としては、ちょっと弱いかな… と。最終回直前だからこそ、もう一歩盛り上がって欲しかったのが本音です。でも、次回には大いに期待します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16350/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
- 関連記事