連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全24週〕 (第5週/土曜日版・2021/12/4) 感想 「早う、来週になぁれ。早う、来週になぁれ…」

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第5週『1946~1948』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
再婚を勧められ、娘のるいと引き離されそうになった安子(上白石萌音)は、岡山を飛び出して大阪でるいと二人暮らしを始める。父に教わったお菓子作りの知識を活かして芋飴を売り歩いて生計を立てようとする安子だったが、戦後の状況は厳しく、身も心も限界に近づいていく。そんな中、ラジオから証城寺の狸囃子のメロディにのって「カムカムエヴリバディ♪」が聞こえてくる。それは、後に「カムカム英語」と呼ばれ、日本中から愛される「英語会話」の初回放送だった。講師の平川唯一(さだまさし)の優しい語り口に元気をもらった安子は、再び英語を学び始め、英語講座を心の支えにして戦後を生き抜いていく。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん)
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
本作の「土曜日版」は「週5放送=本放送」の「ダイジェスト版」として良く出来ている
毎週、「土曜日版」の感想まで読んで下さっている読者さんには “耳にタコ” かも知れないが。今回が “お初” の読者さんもいらっしゃるはずなので、一応書いておこうと思う。
本作の「土曜日版」は「週5放送=本放送」の「ダイジェスト版」として良く出来ている。そもそも、本作は削る部分がない位に、本放送が必要なエピソードばかりである上に、「約半年間で3人のヒロインの100年史」を描かねばならないため、かなりスピードが速いし、簡潔に重要な要素のみが描かれているからだ。
濃厚な本編を14分程度にまとめる"意外に高度な編集"が成されている
しかし、現実の問題として「15分(正味13分程度だが)×5日分」を「14分程度」に削らなくてはならないのが「土曜日版」に与えられた使命。従って、単純に、状況説明や重複部分、繰り返し表現された部分(表現方法だけが異なる)部分を削除して、削れない要素は絶対に残すと言う、意外に高度な編集が成されている。
今週に限って"引き延ばし"と感じられる箇所が殆ど無かった
だが、今週に限っては、状況説明や重複部分、繰り返し表現された部分(表現方法だけが異なる)部分が、少なかった。そう、“引き延ばし” と感じられる箇所が、殆ど無かった。
ただ、何とか “繰り返し表現” が毎日あったため、そこを削った感じに仕上がっていた。とは言え、その “繰り返し表現” も必要だから “繰り返し表現” になったわけで、そこを削ると、全体像が崩れる可能性がある。だから、本作が始まって「5週目」で、最も仕上がりに不安があったのが、今回だった。
流石の秀逸な編集力でも、今週は、あちこちに"端折り"が見えたが…
結果的に言うと、ナレーションは、ほぼ削られていなかった。それは当然。だって、映像処理で時間がかかる部分を全部ナレーションにやらせっていたから。
でも、実際に「仕上がった土曜日版」を見終えて感じたのは、編集が秀逸だと言うこと。そして、流石に、その秀逸な編集力をもってしても、今週は、あちこちに “端折り” が見えた。でも、あくまでも「ダイジェスト版」として見れば、削っても問題ない部分だけ削っているのは、良く分かるが。やはり、流石の秀逸な編集力だ。
あとがき
ダイジェスト版としての「土曜日版」は、違った価値観や見方を教えてくれるので、今回も楽しかったです。
それよりも、何よりも驚いたのは予告編。詳しく言うと「予告編のラストから3カット目」の印象が強過ぎて、強過ぎて…
予告編は見ない、見たくない人のために内容は伏せますが。
「NHKさん、狙い過ぎてません!?」と言いたくなりましたよ。一体、どう言うこと? どう言うエピソードなの? これこそ「先が見たくなる朝ドラ」の “視聴率争い” の真骨頂ですか? 早う、来週になぁれ。早う、来週になぁれ…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16319/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25
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