ドクターX~外科医・大門未知子~[7] (第8話・2021/12/2) 感想
![ドクターX~外科医・大門未知子~[7]](https://blog-imgs-146.fc2.com/d/m/e/dmesen/doctor-x7_dra.jpg)
テレビ朝日系・木曜ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~[7]』
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第8話『さよなら友よ?外科医の宿命』の感想。
麻酔科医・城之内博美(内田有紀)の親友・八神さつき(瀬戸朝香)が東帝大病院に入院した。重篤ながんに侵され、いくつもの病院で手術適応外だと言われたさつきは、一人息子に勧められた“内科主導のケミカルサージェリー”による治療を希望。だが、大門未知子(米倉涼子)は外科手術で切除できる可能性はゼロじゃないと断言!そんな未知子に対し、さつきの選択を尊重する博美は「オペの可能性はゼロ」と言い放ち…?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,6) 第1,2,5話
林誠人(過去作/ドクター-X 2,3,4,5,6) 第3,8話
香坂隆史(過去作/ドクター-X 6、緊急取調室3,6) 第4,6話
小峯裕之(過去作/家政夫のミタゾノ1~3、SUITS/シーツ2、アオニマス) 第7話
演出:田村直己(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5,6) 第1,2,5,8話
片山修片山修(過去作/相棒シリーズ、家政夫のミタゾノ4、七人の秘書) 第3,6話
松田秀知(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5,6)
山田勇人(過去作/ドクター-X 3,6) 第4話
高橋貴司(過去作/家族の旅路、限界団地、青のSPスクールポリス) 第7話
音楽:沢田完(過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5,6)
主題歌:Ado「阿修羅ちゃん」
『7』の根本的な違いや新しさをしっかりと描くべきでは?
もはや、この『7』には大きな期待はしていないから、書く感想も殆どないのだが。気になったのは、唐突に盛り込んできた「感染研究センター」の話。それでなくても、『7』になってから、内科はただ内科でなくなっているし、“内科主導のケミカルサージェリー” と言う治療方法まで盛り込んでいる。まずは、そう言う根本的な違いや新しさをしっかりと描くべきでは?
主人公特権でオペのお手柄だけを持っていくだけ?
そして、やはり、私は間違っているとしか思えないのは、「いたしません」を徹底的に描かずに、主人公特権でオペのお手柄だけを持っていくだけの主人公に、大門未知子(米倉涼子)がなってしまったこと。
「『7』は、『6』までと変わった!」とスタッフに言われたら、それまでだが。「あの大門未知子が戻ってくる!」と散々番宣していたなら、これまでのように、「白い巨塔」の中で翻弄されながら、「いたしません」をやり続け、自分の意志で、独断で勝手にオペをやって、「チーム美知子」が感謝に感謝されるべきでは?
あれこれは、「白い巨塔」を描いてから、やって欲しい
今回も、「全く面白くない!」と全否定するつもりもないし、大きな不満もない。しかし、やはり、ゲスト患者とのやり取りや、博美(内田有紀)の対立を描く以前に、大学内の「白い巨塔」を描いてから、やって欲しい。今回だって、描いてはいるが、全体への割合を考えれば、少な過ぎる。
美知子って、誰も助けられない命を助けるが大きな魅力だが、フリーランスの医師だから「白い巨塔」に飲み込まれそうになって、そこから這い上がって自分の医師で完璧なオペをやってこそ、『ドクターX』と言うドラマのシリーズだと思うのだが…
あとがき
とにかく、もっと「白い巨塔」を描くべきだと書いて来ましたが、その「白い巨塔」を作り上げる『7』からの新キャラクターたちが立っていないのですよね。それこそが『7』の最大の失敗かも? 惜しいなあ。遠藤憲一さんも、ほぼゲスト扱いだし、以前からの濃厚キャラも、ちょこっとしか出番はないし。いくら、制作費削減でも、工夫は出来ないのかなぁ。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16313/
【これまでの感想】
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