最愛 (第7話・2021/11/26) 感想

TBS系・金曜ドラマ『最愛』
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第7話『新たな事件の幕開け! 離ればなれになった二人の想い…』の感想。
梨央(吉高由里子)はしおり(田中みな実)から、真田グループの不正を追及される。一方、加瀬(井浦新)の尽力で昭(酒向芳)の死に関わっていないと証明された優(高橋文哉)は、梨央と一緒に暮らし始め、新薬の治験を受けることを決意。そんな折、大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)は15年前の事件関係者と判明したしおりと接触し、昭の事件への関与の可能性をつかむが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:奥寺佐渡子(過去作/夜行観覧車、Nのために、わたし、定時で帰ります) 第1,2,3,5,6話
清水友佳子(過去作/夜行観覧車、わたし、定時で帰ります、朝ドラ「エール」) 第4,7話
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グッドワイフ、グランメゾン東京、MIU404) 第1,2,5話
山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、わたナキ、オー!マイ・ボス!恋は別冊で) 第3,4,7話
村尾嘉昭(過去作/アンナチュラル、Nのために、キワドい2人、死にたい夜にかぎって) 第4,6話
音楽:横山克(過去作/わろてんか、映画「ちはやふる」シリーズ、ドリームチーム、メネシス)
主題歌:宇多田ヒカル「君に夢中」
流石に前半の殆どが、ほぼ内容がないのは、如何なものか?
前半、殆ど事件のことが描かれず、ただ、梨央(吉高由里子)が優(高橋文哉)と同居を始め、治験を受けることになったってことだけ。これで良いのだろうか。その上、吉高さんが優と楽しそうに話す時だけ、梨央ではなく “タタレバ娘” になってしまって(笑)
まあ、前回で事件が落ち着いて、最終回への助走段階だろうから、少し違った展開を… と言う感じなのだろう。でも、流石に前半の殆どが、ほぼ内容がないのは、如何なものかと思う。
"恋バナ"の印象が強くなり、別のドラマを見ているような感覚に陥ってしまった
更に、ドラマの構成として気になるのは、恐らく本作の “縦軸” であろう、主人公らが直接かかわっていないと予想される「真田グループの不正に」を強調し始めたこと。
そのために、主人公が、初回から描いている事件のことと、この “縦軸” によって、言動が別々になり、 結果として見せ場が “恋バナ” になってしまったこと。サスペンスだったのに… だ。確かに、幼馴染同士だから、アリと言えば、アリなのだが。私にとっては、別のドラマを見ているような感覚に陥ってしまったのが残念…
第7話で「新たな事件」が幕開けしてしまって、最終回までに収拾がつくのか?
そして、後半の後半、終盤で、やっと物語が動き出した(ホッ!) しかし、この「新たな事件」が幕開けしてしまうと、15年前の “全ての始まりの事件” は、どうなったと解釈すべきなのか、分からなくなった。決着は着いていないとは思うが、残りの数話、そして、最終回で、このモヤモヤしたものを、取り去ってくれるのか? そこに注目したい。
あとがき
本作、第5話くらいまでは、とても興味深かったし、面白く見ていました。
しかし、第6話あたりから、雰囲気が「謎解き」と言うより、「後出し」になっているように見えています。微妙な違いなのですが、最終回に向けて、記者の件を強調するのを加えたために、いろんなことが「理由の付け足し」の印象が強くなって、不明瞭さが増しているような気がしてなりません。
第5話までの勢いに対して、かなり勢いが失速気味…。何とか、持ち直して有終の美を飾って欲しいです。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16287/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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