アバランチ (第6話・2021/11/22) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『アバランチ』
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第6話『正義』、ラテ欄『正義・第二部始動! 壮絶な戦いが始まる』の感想。
3年前の偽装テロ事件を機に権力の階段を上る大山(渡部篤郎)。そんな彼の‘次なる最悪の一手’を防ぐため、羽生(綾野剛)らは鍵となる元公安部長・戸倉(手塚とおる)への接触を図る。だが、これまで情報収集に徹していた大山が反撃を開始。そしてある日、「警視庁がアバランチのメンバー・羽生をテロ事件の容疑者として全国に特別指名手配」とのニュースが流れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:丸茂周(過去作/科捜研の女11,12 特捜9 season2) 第1,4話
酒井雅秋(過去作/絶対零度2010,2011、レッドアイズ監視捜査班) 第2,5話
武井彩(過去作/純烈ものがたり) 第1,4話
掛須夏美(過去作/ゼロ エピソードZERO) 第3話
藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第5話
青島武(過去作/dele) 第6話
総合演出:藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第6話
演出:藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第3,5話
三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密、姉ちゃんの恋人) 第2,4話
山口健人(過去作/) 第3,6話
音楽:堤裕介(過去作/映画「デイアンドナイト」)
主題歌:UVERworld「AVALANCHE」
「第二部」は、ほぼ別のドラマになってしまったが…
私は、前回の「エピソード・ゼロ」風な内容の第5話を、第1話に持って来て、時間軸通りに進む本作を見たかった… と、前回の感想で書いた。だが、当然、そんな願いは叶うはずもなく、サブタイトル通りに、今回から「第二部始動!」だ。そして、その「第二部」の初回である第6話を見て驚いた。
「第一部」は一種の “勧善懲悪モノ” だったのに対して、「第二部」は、ほぼ別のドラマになってしまったように思えたから。まあ、第6話で、第5話までと切り離したなら、切り離した後が面白ければ、それで良いとしか言いようがない。要は「終わり良ければ総て良し」ってことだ。
今回と次回を合わせて"繋ぎ目"であり"切り返しポイントか?
そして、「第二部」で描かれたのは、過去に関する、新情報。それに、“繋ぎ目” として、いろいろ詰め込まれており、それらが、今後、脚本上のいろいろな仕掛けとなって、面白いドラマになるのを期待したい。
ただ、いくら、今回から別物になったとしても、“繋ぎ目” としては、少々雑だったような。まあ、私の勘では、今回と次回を合わせて “繋ぎ目” であり “切り返しポイント” だと信じたい。
スタッフが選択した「二部構成」は、意外と良かった!
ただ、今回を見終えて感じたのは、第5話を「エピソード・ゼロ」で始める(想像上の構成だが)よりも、このスタッフが選択した「二部構成」は、意外と良かったのでは無いだろうか… と、思った。
それは、「第一部」の “勧善懲悪モノ” で最終回まで押し通すと、明らかにやっていることがワンパターンに陥り、いくら「出演者目当ての視聴者」でも飽きる可能性があるから。でも、ほぼ別物の「第二部」にすれば、新鮮な気持ちで “お目当ての出演者” を楽しめる可能性が増えるから。
カンテレらしいチャレンジ精神は応援したい!
ただ、最近の連ドラ、特に、カンテレ制作のこの類のドラマは、特に “癖” が強烈な作品が多いから、「二部構成」の成否の結論は、最終回を見終えてから… と、なるが。それでも、こう言うのも何だが、「第二部」が「第一部」で第1話から始まったと仮定しても、そんなに面白味は感じなかったかも?
とは言え、「火曜9時」から「月曜10時」枠に移動しただけあって、カンテレらしいチャレンジ精神は応援したい。
あとがき
いよいよ、カンテレらしさが爆発! って感じですね。俳優陣の “ハマり方” も、「第二部」の方が似合っているように思います。とにかく、「細かいところは気にしないで、カンテレ満喫! 綾野剛さん満喫!」が、本作の本当の楽しみ方かも? 私のように、構成だの何だの感想でたかるのは、ただの野暮かも知れませんね。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16267/
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