SUPER RICH (第6話・2021/11/18) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『SUPER RICH』
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第6話『反撃開始! 一世一代の大バクチ』の感想。
空(町田啓太)、優(赤楚衛二)との関係が複雑化し、困惑する衛(江口のりこ)。碇(古田新太)はそんな衛に自分の気持ちに正直になるよう告げる。一方で、森ノ宮(矢野聖人)が社長を務める携帯電話会社との提携に向け、リリカ(志田未来)らと策を練る優は、アルバイトの城戸(結木滉星)の言葉をヒントにある作戦を実行。衛と今吉(中村ゆり)は森ノ宮の会社の重要人物を抑える手立てを探る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:溝井英一デービス(過去作/『監察医朝顔』脚本協力、将棋めし)
脚本協力:杉原憲明(過去作/アプリで恋する20の条件) 第4,5話
演出:三橋利行(過去作/『監察医 朝顔2、トレース~科捜研の男~、コンフィデンスマンJP) 第1,5,6話
平野眞(過去作/監察医 朝顔シリーズ、ショムニシリーズ、HEROシリーズ) 第2話
相沢秀幸(過去作/アンサング・シンデレラ、トレース~科捜研の男) 第3話
阿部雅和(過去作/監察医 朝顔シリーズ、シ婚活刑事) 第4話
音楽:fox capture plan(過去作/ヤメゴク、ケンカツ)
主題歌:優里「ベテルギウス」
"エピソード過多"がドラマ全体の足を引っ張り、散漫&迷走しているように見えてしまっているのが残念…
今回も、いつも通りに “エピソード過多”の第6話。ドラマとしては、それなりにドラマチックに描いており、悪くない部分もあるのは認める。しかし、ほぼ全てのエピソードが唐突で連続性に欠けるため、説得不足な展開や、意味不明な展開が多いように見えてしまう。
もちろん、 「江口のりこさんが初主演ドラマだから見ている私」にとっては、“無意味なエピソード群” とは言わないが。でも、やはり、“エピソード過多”がドラマ全体の足を引っ張って、バラバラに見えてしまい、それが原因で、迷走しているようにまで感じさせてしまうのが残念だ。
【気になったこと1】"仕事"と"恋バナ"の両方に興味関心を抱かせるようなエピソードや演出が無かった
さて、私の勝手な意見だが。今回を見て、とても気になったことを書いておく。本作って、最初から “仕事” と “恋バナ” を同時並行で描くことで、本作らしい面白味を生む作品だと思っていたのに。今回に至っては、残念ながら、“仕事” と “恋バナ” の両方に興味関心を抱かせるようなエピソードや演出が無かったこと。
【気になったこと2】「物語を進めるための脚本家が書かざるを得ない台詞」が連続しっ放しで「ドラマ」らしくない
もう一つは、これまで以上に、「登場人物から自然に発せられた言葉」が皆無で、逆に「物語を進めるための脚本家が書かざるを得ない台詞」が、連続しっ放しだったこと。これは、ドラマとしては、最も面白さを感じない、やるべきでない脚本の悪例だ。
こうなると、「登場人物が動いて物語を動かす=ドラマ」と考えている私にとっては、今回を虚構の中に真実が見える「ドラマ」であると言うのには、かなり無理があるのだが…>
あとがき
そもそも論として。氷河衛(江口のりこ)たちの会社は、ほぼ倒産状態だったはず(完全倒産では無いように見えたから)。そうなると、今の彼女たちの収入源は何なのでしょうか? 収入源のために仕事をしているようにも見えませんし。
逆に、テレビに映っていない脚本家の脳内だけに、「収入源が見える」のなら、事務所の移転など無しに、最初から “恋バナ一筋” にしてしまった方が良かったような気がします。益々、迷走していますね。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16250/
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