アバランチ (第5話・2021/11/15) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『アバランチ』
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第5話『夜明け』、ラテ欄『夜明け・アバランチ誕生秘話! 第一部完』の感想。
西城(福士蒼汰)はついに羽生(綾野剛)の口からアバランチ発足の理由と真の目的を聞く。3年前、公安部外事三課の捜査員だった羽生は、テロリストに捕らわれた情報提供者を救出するための作戦に当たっていた。羽生は先輩捜査員・藤田(駿河太郎)の制止を振り切り、現場に突入。ところが、現場で爆発事件が発生し、病院で目覚めた羽生は過酷な現実に直面する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:丸茂周(過去作/科捜研の女11,12 特捜9 season2) 第1,4話
酒井雅秋(過去作/絶対零度2010,2011、レッドアイズ監視捜査班) 第2,5話
武井彩(過去作/純烈ものがたり) 第1,4話
掛須夏美(過去作/ゼロ エピソードZERO) 第3話
藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第5話
演出:藤井道人(過去作/新宿セブン、向かいのバズる家族) 第3,5話
三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密、姉ちゃんの恋人) 第2,4話
山口健人(過去作/) 第3話
音楽:堤裕介(過去作/映画「デイアンドナイト」)
主題歌:UVERworld「AVALANCHE」
今回を「エピソード・ゼロ」として構成の方が…
遂に、演出担当者が、脚本まで担当した第5話。それだけに、作り手にも気合が入っていたはずだ。そのため、これを言うのはどうかと思うが。今回を「エピソード・ゼロ」して、第1話の前に放送したら、作品全体の印象に、だいぶピリッとした感覚が増したのではないだろうか?
やはり、最初に “知り得た” 状態で、ドラマを見るのと、説明過多の第1話から見るのでは、全く印象どころか、ドラマの意味も変わって来ると思うから。個人的には、今回を「エピソード・ゼロ」として構成の方が、本放送枠らしい作風に近づいたと思う。
今回が「エピソード・ゼロ」の『アバランチ』を見たかった
また、最近の連ドラは、妙に “太い縦軸” を設定し、最終回まで引っ張る作品が増えている。また、「何かありそう?」と思わせる仕掛けとして、大量の “フラグ” と、その “回収” ことが、ドラマの楽しさと思って、作ったり、見てたりする視聴者が多い。そのことを私は全否定はしない。
しかし、本来、連ドラに必要なのは、いつも当ブログに書いているように、「先が見たくなる」とか「次回が気になってしょうがない」と、自然に視聴者へ思わせ、感じさせること。その意味で、本作のこれまでの構成は否定しないが、 今回を「エピソード・ゼロ」として構成の『アバランチ』が見たかったような…
あとがき
と言うわけで、問題は、本作自体が「先が見たくなる」とか「次回が気になってしょうがない」と、自然に視聴者へ思わせ、感じさせる連ドラになっているかどうかですよね。その点に於いては、もう少し頑張って欲しいです。出演者が頑張っているだけに、もっと “いい魅せ方” があるような気がします。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16237/
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