連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全24週〕 (第2週/土曜日版・2021/11/13) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第2週『1939~1941』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
安子(上白石萌音)は、大阪の商科大学に通う稔(松村北斗)と文通を続けていた。そんな中、ダンサーを目指していた安子の兄・算太(濱田岳)が借金問題で家を勘当され、安子は家業を継ぐ婿を迎えるため、見合いを勧められることに。気持ちを整理するために大阪まで稔に会いにいった安子は、稔も安子に同じ想いを抱いていることを知る。一方、稔の弟・勇(村上虹郎)も安子に思いを寄せており、甲子園に出場できたら気持ちを伝えようと練習に励んでいたが、戦争の影響で甲子園が中止になってしまい…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール)
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん)
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
第2週の方が、本編へのナレーションが相当量少なかった
さて、今作の「土曜日版」は、所謂、「普通の15分尺のダイジェスト版」だから、時々放送されている「2分程度のダイジェスト版」よりも、より深く、より楽しく、より思い出し易いと言う特徴があって、私は良いと思う。
ただ、今週の「週5放送分=本編」に於いて、第1週と第2週では、明らかに第2週の方が、本編へのナレーションが相当量少なかった。まあ、本当の理由は、NHKの担当者にでも聞かないと正解は出て来ないが…
第2週の方が、ストーリー自体がシンプルで分かり易い上に、細かな説明を出来るだけ排除して、雰囲気重視で表現して来た
今週も、称賛と絶賛続き(一度だけダメ出しをしたが、すぐに回収したので問題なし)の私の感想を全部読み返した上に、この「土曜日版」を見て分かったことがある。それは、第2週の方が、ストーリー自体がシンプルで分かり易い上に、細かな説明を出来るだけ排除して、雰囲気重視で表現して来たってこと。
第1週は、どうしても説明過多になるのは止むを得ないとしても、第2週の、ある意味でナレーションを挟む尺もない程に、詰め込んで描かないと、「3人のヒロインで100年間を描く」のは、脚本家にとって、かなり厳しいことなのかなと推測した。
人によっては"省略し過ぎ"となってしまってしまう可能性が残っているかも?
だから、人物描写はする。物語も進める。しかし、省略できる部分は省略すると言うカタチに、第2週はなった。
朝ドラは、どちらかと言えば “説明過多” だったり、省略すべきを省略せずに、ダラダラとエピソードの箇条書きになりがち。そんな朝ドラに、一石を投じたとも言える。従って、人によっては、省略し過ぎとなってしまってしまう可能性が残っているのは、確かだと思う。
端折るところは端折るが、"しっかりとしたアクセント"を付けて、視聴者を惹き付けると思うし、そうなるように期待!
ただ、まだ2週しか見ていないから、あくまでも私の期待と予想を話すが。第2週を見た限りでは…
端折るところは端折るが、「ここぞ!」と言う見せ場、クライマックス、ターニングポイントでは、今週のように、きちんと、内緒の「プチ家出」から、「突然の婚約のお願い」へ続けて、「夏の甲子園中止」から「日米開戦」と言うような、“しっかりとしたアクセント” を付けて、視聴者を惹き付けると思うし、そうなるように期待をしている。
何より、主人公が素直で明るくていいじゃないか。それだけでも、毎朝、見る価値のある朝ドラだ!
それにしても「土曜日版」を見ても、これと言った “穴” がない。むしろ、エピソードでギュウギュウ詰め状態。でも、描くべき部分には、きちんと尺を割いて、丁寧に描写しているから、ごちゃごちゃした印象も無いし、テンポ良く進んでいる印象の方が強い。
そして、何より、主人公が素直で明るくていいじゃないか。それだけでも、毎朝、見る価値のある朝ドラだと思う。
あとがき
今のところ、良いですね。その、一言。ただ、この感じで、ヒロイン3人分って、結構大変な気がして来ました。だって、「女性一代記×3=100年」としても、時代は違えど、女性に起こる出来事は似てしまうので。その辺の切り替え、工夫が今後、まあ2か月くらい先のしんぱいでしょうかね。
来週も怒涛の一週間になりそうですね。サブタイトルが『1942-1943』ですから、短い期間のお話を丁寧に描いてくれそうで、楽しみです。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16220/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10
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