ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~ (第6話・2021/11/8) 感想

フジテレビ系・月9『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』
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第6話『無敗の弁護士現る! 仲間の医療過誤 真実を暴け』の感想。
なお、原作となった漫画、横幕智裕 / 漫画・モリタイシ「ラジエーションハウス」(集英社)は、未読。シーズン1は、鑑賞済み。
唯織(窪田正孝)らの前に辻村(鈴木伸之)の医療過誤を調べているという弁護士・武藤(片寄涼太)が現れる。辻村は半年前に救急科で処置した女性患者の骨粗しょう症を見逃したと訴えられていた。落ち度はないと見られ、杏(本田翼)は誤解が解けるよう辻村を気遣う。だが、医療問題のやり手の武藤は患者の苦悩を伝え、辻村を追い込んでいく。唯織は症例を調べるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:横幕智裕 / 漫画・モリタイシ「ラジエーションハウス」(集英社)
脚本:大北はるか(過去作/グッドドクター、ラジエーションハウス1) 第1,2,3,4,5話
村上優(過去作/ラジエーションハウス1)
金沢達也(過去作/ラジエーションハウス1、不倫食堂)
横幕智裕(過去作/原作となった漫画の原作者)
神田優(過去作/アライブがん専門医のカルテ、ゲキカラドウ) 第6話
演出:鈴木雅之(過去作/ラジエーションハウス1、ショムニ、HERO、婚カツ!) 第1話
相沢秀幸(過去作/アンサング・シンデレラ、トレース~科捜研の男) 第2,3,6話
金井紘(過去作/ラジエーションハウス1、信長協奏曲)
野田悠介(過去作/ラジエーションハウス1、コード・ブル^・シリーズ)
関野宗紀(過去作/ラジエーションハウス1、医師たちの恋愛事情、オトナ女子、ハラスメントゲーム)
水戸祐介(過去作/リフレイン) 第4,5話
音楽:服部隆之(過去作/ラジエーションハウス1、王様のレストラン、翔太の寿司、のだめカンタービレ、HERO)
主題歌:MAN WITH A MISSION「Remember Me」
有り勝ちなネタだけに、新院長を絡めて『2』らしさを出せば良かったのに…
第6話になって、放送開始前はリストにない演出家が今作を担当。とは言え、全体の雰囲気が大きく変わった印象はないから、交代は成功ってことだろうか。
ストーリーは、枝葉を取り除けば、連ドラの医療ドラマには、必ず1話はあるような「医療過誤」のネタ。従って、驚くところもない。だが、気になる所はある。それは、「医療過誤」ネタを、本作らしく描いていないこと。まあ、言うならば “普通”。
折角、『2』になって、新院長が加入し、病院経営立て直し作戦遂行中なのだから、そこを絡めて、病院経営と医療現場の問題にメスを入れたら、満足度は増したと思う。
弁護士の描き方以外は、前回同様か、それ以上に面白かった
ただ、第6話は、いつのような「複数案件」でなく、「医療過誤」と言う1つの問題に集中したのが、何より良かった点。
また、医師や技士たちの事情も中々上手く盛り込まれ得た上に、盛り込み過ぎずに見えないように描かれたことで、「医療ドラマ」としても、「放射線技師ドラマ」としても、そして、『ラジエーションハウス』らしさもあって、意外と言っては失礼だが、前回同様か、それ以上に面白かった。
しかし、唯一苦言を言うなら、弁護士の描き方に、物語を動かすための “無理矢理感” が見えたこと。そこが残念だった…
あとがき
私の気のせいでしょうか? 『2』になってから、主人公が「放射線科医として医師免許を持っている」と言う設定が、ほぼ利用されていないのが、残念であり気になるところ。
折角、「放射線科医として医師免許を持っている放射線技師」と言う特殊な設定があるのですから、群像劇を描くのも良いですが、もっと主人公の特殊性を強調してこそ、『2』を作った意味があると思います。次回に期待します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16198/
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