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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (第3回・2021/11/3) 感想

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

公式リンク:WebsiteTwitterInstagram

第3回第1週『1925-1939』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


高等小学校を卒業し14歳になった安子(上白石萌音)は、あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子。家業の手伝いをしていますがまだこれといった将来の夢は見つかっていません。店番をしていると、ある青年が和菓子を買いにきました。この青年、実は安子の幼なじみ・勇(村上虹郎)の兄・雉真稔(松村北斗)でした。流ちょうに英語を話す稔の姿に安子は心を動かされます。この出会いがやがて安子の運命を大きく変えることに…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 1
   橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール)
   深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
   松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
   二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん)
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
     櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略



今回の感想は、素直な気持ちで "称賛三昧" してみたい!

この先、いつ何時、称賛から愚痴、落胆へ私の心境が変化するか、私自身が想像できない。また、当ブロブの読者さんも、私が、楽しそうに感想を書いている時の方が、嬉しいようなので、まだまだ、先は分からない第3話の感想を、素直な気持ちで “称賛三昧” してみたい。※和菓子だけに…(笑)

朝ドラのヒロインが"普通の女の子"だけで朝から満たされる

まず、時代が時代と言うのもあるが。主人公でありヒロインである高等小学校を卒業し、14歳になった安子(上白石萌音)が、普通に “家業の手伝い” をしているシーンから始まったこと。

もう、某前作とは比較しない。私が見たい朝ドラは、こう言うヒロインが物語を動かして行くホームドラマなのだ。(完全に、某作と比較しているが)トラウマとか人の役に立つとか資格を取りたいとか、そう言うのでなく、日本の文化の一つでもある “あんこ” と “おしゃれ” が大好きなごく普通の女の子。それだけで、朝から心が満たされる…

登場人物たちが"普通の庶民たち"で、"当時の日本のお菓子文化"をさり気なく描いていることが嬉しい

そして、登場人物たちが、きちんと挨拶が出来て、親の躾がされていて、それでいて優しさや明るさがある。「劇中の時代の岡山は違う」とか言う人たちもいるようだが、私は、今のところは気にならない。

また、「保守的過ぎる」とか「時代錯誤だ」とか「女性蔑視だ」と言われようが、この時代を丁寧に、且つ、楽しく明るく、そして戦争の足音が徐々に近づいてくる恐怖感を表すバランスとしては、これくらい、登場人物たちが “普通の庶民たち” であり、当時の日本のお菓子文化をさり気なく描いていることが、嬉しいのだ。

「ラジオ=庶民のもの」と言う雰囲気が自然に醸し出されている

また、今回で良かったのは、“ラジオ” と言う存在が、当時の家や家族にとって、どんな役割、どんな立場、どんな存在であったかを、自然な家族やヒロインたちのやり取りの中で、描写したこと。決して、大袈裟でなく、さり気なく。

私は、我が家に初めてカラーテレビがやって来た日のことを鮮明に覚えているが、それはそれは、もう父親を跳ね除けて、居間の特等席に陣取ったのを、今でも鮮明に覚えている。

しかし、本作に於ける “ラジオ” は、「私の初カラーテレビ」よりも、少し軽く扱うことで、例えば、日々のニュース番組やラジオ体操を通して、「ラジオ=庶民のもの」と言う雰囲気が自然に醸し出されている。こんなの部分も、大いに褒めるところだと思う。

和菓子に大事な"季節感"の見せ方が上手いから、昭和の夏の匂いと、夏の和菓子の香りも漂って来る

それと、日本の文化の代表である「和菓子」を主軸のテーマの横っちょで扱う本作として、とても丁寧に描写されているのが、和菓子に大事な “季節感” の見せ方だ。

劇中は夏だが、あちらこちらに昭和初期の夏の風物詩が登場して、懐かしさだけでなく、自分の子供時代の夏の思い出まで、引っ張り出してくれる。それも、昭和の夏の匂いと、夏の和菓子の香りも漂って来る。

これから冬に向かう時期に、私のように「オリンピックはテレビで見たけど、それ以外、2021年の夏って、自分って何をやったっけ?」なんて思う人なら、今年の夏を振り返るきっかけにもなるような気がする。描かれる時代と今は違うが、日本人にとっての夏は同じ。なんか、そんなことを思うだけで、気持ちが楽になる…

安子の「安」は「安全」「安心」「安堵」など、ホッとさせてくれるキーワードを連想させてくれる

また、私だけかも知れないが。主人公の「安子(やすこ)」と言う名前が好きだ。今回の中盤で、店に慌てて飛び込んで来た、安子の幼なじみ・勇(村上虹郎)の兄・雉真稔(松村北斗)に、自分の名前を紙に自筆するシーンがあったが、あれなんて、ちょっぴり、よるドラ『古見さんは、コミュ症です。』を思い出せてくれて(城田優さんも被っているし)良かった。

また、単純ではあるが、「安子(やすこ)」を「あんこ」とからかうくだりも、子どもたちらしくて可愛い。それに、安子の「安」は「安全」「安心」「安堵」など、ホッとさせてくれるキーワードを連想させてくれるのも、コロナ禍に放送する朝ドラとして、希望を感じる。

おはぎをお勧めする理由が、素直なヒロインもいい

更に、「あんこの湿り気で、明日の天気がわかるんです」とか一切言わずに(苦笑)、おはぎをお勧めする理由が「小せえ時から ず~っと食びょって 飽きんのじゃから」と言う素直なヒロインもいい。今のところ、安子は髪に当てるパーマネント位しか苦労はないが、もう既に応援したくなる気分だ。

私の今作の序盤での最大の懸念材料を、呆気ない程に、分かり易く描いたことに驚いた

更に、私の今作の序盤での最大の懸念材料であった「どうやって、ラジオから英語に繋げて、その英語から英語講座に連鎖させるのか?」が、呆気ない程に、分かり易く描かれて終わった。それも、淡い恋愛絡みで。とにかく、普通に楽しめる朝ドラが3日間も続くだけで、嬉しいのは私だけだろうか?

あとがき

昨日は、予定通り、近所のスーパーで「おはぎ」を買いました。病院勤務から帰宅した妻が「疲れてる私のために買って来てくれたの? ありがとう」と言うので、「おいおい、これを見ながら一緒に食べたの」と言って、夫婦で、第1回と第2回を見ながら、おはぎを食べました。

ただ、それだけですが、こう言うのが「庶民の日々の何気ない幸福感」ではないでしょうか。そんな経験をさせてくれた本作に感謝です。


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【これまでの感想】

第1週『1925-1939』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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