連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全120回〕 (第2回・2021/11/2) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第2回/第1週『1925-1939』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
気持ちのこもった甘くておいしい「たちばな」のお菓子が大好きな安子(網本唯舞葵)。いつしか自分も杵太郎(大和田伸也)や金太(甲本雅裕)のように和菓子を作る人になりたい!と思うようになりますが、周囲からは「おなごだから…」と諭されます。一方、兄の算太(濱田岳)は、跡取りとして菓子修行を始めるも一向に身が入らず、仕事場から逃げ出しては映画を観に行ってばかり。どうやら算太には心に決めた夢があるようで…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール)
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ)
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん)
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
劇伴を伴った台詞のやり取りのテンポの良さ、エピソードの端折り方の的確さが好き
まだ、第2話だから、何とも言えないが。私は終盤で、主人公・安子が子役の網本唯舞葵さんから上白石萌音さんに、さり気なく切り替わる表現を含めて、朝ドラに限らず、ドラマとして好き。具体的に書くと、劇伴を伴った台詞のやり取りのテンポの良さ、エピソードの端折り方の的確さが好きだ。
"モノ"より、まず"ヒト"を描くにに集中するのは「強い物語」の第一歩として、評価したい
また、これは脚本家を始めとした作り手の意図的な表現方法なのか分からないが。恐らく、本作を見ている視聴者の殆どの人が、「今度の朝ドラは、“ラジオ” と “英語” と “ラジオ英語講座” のことを描く」の走っていると思う。
しかし、今のところ、強調されているのは “ラジオ” くらい。それも、強調と言うより、最後にサラリと出ただけ。この辺、普通ならドラマのテーマに隣接している “モノ” は、間を見つけては強調して、視聴者に刷り込みをするのだが、本作はしない。
それが、意図的なのか偶然なのか知る由もないが、私は “モノ” より、まず “ヒト” を描くことに集中するのは「強い物語」の第一歩として、評価したい。
安子の兄・算太のパンでダンスは、ある名作へのオマージュ
それと、まだ、感想をたくさん書けるほど内容が進んでいないから、みっきーから、少しだけお節介を焼かせて貰う(食べられないが・笑)
安子の兄の算太(濱田岳)が、パンでダンスを踊って見せる滑稽な場面があった。ああ言うのも、私は好き。あれは、1925年に上映された、チャーリー・チャップリンの無声映画の名作『黄金狂時代』のワンシーンへのオマージュであり、引用だ。
チャップリン演じる主人公・チャーリィが、憧れの女性を招いて食事を取るシーンで、「ダンスをお見せしましょう」と言いながら、2本のフォークをロールパンに突き刺して、2組のフォークとパンで作った足で踊る、軽妙なタップダンス。これが本当に上手くて楽しいのだ。
まだ、見たことのない人は、上記のリンクから、名作を購入してみては? 濱田さんのダンスも見事だが、本家を見て欲しい。
あとがき
放送2回目で、子役から変わりましたね。やはり、台詞のやり取りのテンポの良さ、エピソードの端折り方の的確さが、自然ですんなり入って来るのが良いと思います。
ただ、とっくに「モネロス」もない週明けを過ごしているのに、最後の写真に「Welcome home,Mone! おかえりモネ」とテロップが入り、「東京都 清原果耶」と言う投稿者名で、ラジオ放送中の百音が映りました。やる必要を全く感じませんが、やるなら「気仙沼市 永浦百音」だったと思います。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16167/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
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