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連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第111回・2021/10/18) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイト
第111回第23週『大人たちの決着』の感想。


 本作は、9月3日、宮城県気仙沼市のロケで約11か月間の撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も雲のように毎日変わります。ご理解を。


夕方、百音(清原果耶)と未知(蒔田彩珠)が家に帰ると耕治(内野聖陽)と龍己(藤竜也)が何やら揉(も)めていた。なんと、耕治は「銀行を辞めて、海の仕事を継ぎたい」と言い出したのだ。龍己は、大反対する。翌日、百音が仕事をしていると、みんなの広場にイチゴの配達で新次(浅野忠信)がやってくる。百音は意を決して、亮(永瀬廉)がずっと我慢してきた胸の内を新次に告げる。すると新次は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15,20
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11,16,19,23
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13,18,22
   押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14
   中村周祐(過去作/ハムラアキラ、「おかえりモネ」プロデューサー) 第17
   原英輔(過去作/オーディオドラマ「エンディング・カット」) 第18
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
   田中諭(過去作/いいね!光源氏くん) 第21
   舩田遼介(過去作/NHK FMシアター「空振りホームラン」) 第21
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



お知らせ

●第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。

●先日、脚本・俳優・演出の関係を簡単に “おさらい”出来るように 【脚本プチ講座】を投稿しました。最後まで読んで頂けると、本作へ漂い始めた暗雲が晴れて、木漏れ日が差し込むかもしれません。途中離脱するまでは、愚痴や意見を言いながら応援します。

↓『おかえりモネ』完全対応版です↓
【脚本プチ講座】脚本家と俳優と演出家の関係とは? 良き脚本「強い物語」とは? ※現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』完全対応版



そもそも、龍己が「永浦水産」を畳むと言い出した理由は…

まず、今回の感想を書く前に、私がお得意の「そもそも論」とやらを書いてみる。

そもそも、龍己(藤竜也)が営んでいる家業である「永浦水産」は、百音(清原果耶)が帰郷するより “以前” に吹いた “突風” によって、大打撃を受けた。そして、龍己は自分の年齢や、同じ漁業を営む人たちの発展や、家のことを考えて、「永浦水産」を自分の代で畳むと決心したはず。

そしたら、牡蠣棚が全滅したわけでは無いのだからと、未知(蒔田彩珠)、次いで母・亜哉子(鈴木京香)が “私が継ぐ” と言い出して、「そこまで言うなら」と言う感じで、龍己が「永浦水産」を畳むのを “一時的に保留” したと言う展開だったような。※私の創作も入っている可能性はあるが…

龍己は「歳を取って身体がつらい」ことを、店を畳む理由に描かれていない

私が「そもそも論」で言いたいのは、龍己が「永浦水産」を畳むのを “一時的に保留” した理由は、「おじいちゃん 体つらそうだし」では、無かったと言うこと。

分かり易く書けば、龍己は「歳を取って身体がつらい」なんて、「永浦水産」を畳む理由にしているとは、描かれていないってこと。まるで、家族全員が、年老いた祖父の龍己のことを、息子夫婦や孫が心配したように描いているが。

いや、普通のドラマなら、このような展開になるのが当然だと思う。老いた祖父を若い家族たちが “気遣い ” をして、おじいちゃんやおばあちゃんが、頑張って続けて来た「永浦水産」へ、もう一度 “息を吹き込む” みたいなのが、“普通” のホームドラマであり、人情ドラマだと思う。

ここ数週間で、「おじいちゃん 体つらそうだし」となる流れは、どこにも無い

しかし、残念ながら、本作に “普通” は存在しない。

そもそも(また、言ってしまった)、龍己自身が「永浦水産」を継続経営するかどうか決断したのか、しなかったのか、そんなことすら描いていない。

まずは、若い家族たちが “気遣い ” を描いた後に、その “気遣い” を龍己が、どう受け止めたのかを描くべきだったのに、本作は、そこを飛ばして(置き去りにして)、わざわざ石井あかり(伊藤 蒼)と言う新キャラを登場させて亜哉子の過去を描いた。

次には、未知の独りよがり「片思い」と言うには重過ぎるから)な恋バナを描いた。そして、先週は、亮(永瀬廉)の船の遭難の話を盛り込んで、龍己自身が「永浦水産」への気持ちを “曖昧” にしたまま、置き去りにしたのだ。そう、もう、聡明な読者さんなら、とっくにお察しの通り、「おじいちゃん 体つらそうだし」と言う流れなど、どこにも無いのだ。

牡蠣の養殖と販売業の苦労や厳しさなどを、もっと描いておかないと、耕治の"真意"や"本気"は伝わらないのでは?

と言うわけで。今回の私の感想は、「そもそも論のオンパレードまつり」として、暗い『おかえりモネ』を少しでも、明るい気持ちで読んで欲しい。で、三度目の、そもそもの話だが(笑)

牡蠣棚の修復作業もあるだろう。それには、お金も掛かるはず。そして、牡蠣棚が元通りにもどったとしても、その牡蠣が再生して商売ものになるまでには、時間も要するはずだ。そう言う部分も、きちんと描いた上で、耕治の決断を描かないと、視聴者は当然のこと、父の龍己にも、耕治の “真意” や “本気” は伝わらないのだ。

なのに、龍己は、何も描かれておらず、伝わってもいないはずなのに「おめえ 海なめでんのが!」と怒りを放った。まあ、牡蠣の養殖と販売業を選んだ龍己と、それを選ばず「日本の経済」と言って銀行員を選んだ耕治に言う台詞としては、ありがちだし、何となく話が繋がっているように感じさせる台詞ではある。

でも、また、言うが、そもそも、耕治が銀行員になったのは、漁業や牡蠣の養殖業を蔑ろにしたり、蔑んだり、軽蔑したわけでは無いのだ。

そして、そんな耕治に「おめえ 海なめでんのが!」と怒りを放したのに、亜哉子は手伝っていたから良いってこと?未知は水産業の勉強も仕事もしているから良いってこと? 私には、そう聞こえてしまった。 いや、そういう印象さえ与えてしまったってことだ。

海や船に関して"無知"が証明された百音が「うちの仕事でできること 考えてみたい」と言えてしまう意味が分からない

更に言うなら、先週のエピソードで、海や船に関して “無知” であることを、漁協の人たちにバレた百音が「現実的じゃないかもしれないけど」と一応言い訳はしているが、「私も何か うちの仕事でできること 考えてみたい」と言えてしまう意味が分からない。

それこそ、そんな軽率なことを言った姉に、本気で地元で漁業に取り組もうしている未知が、「おねえちゃんは、海を、牡蠣を、漁業をなめてるよ」と言うべきだと思うし、それを未知が言わないことも、今回の大きな違和感になった。

もはや、脳内補完でなく、それぞれの視聴者が"繋がっているはず"と、創作しないと繋がらない

少し、今回をまとめてみようと思う。いや、今回を考えてみたのだ。それは、「今回(今週)が、どのエピソードから繋がっているのか?」だ。不肖な私には、思い付かない。

いや、亮と新次(浅野忠信)に関しては、亮が中古船を買って、漁業を生業とすると決心した時点と、新次が海でない仕事を始めると決めた時ではないかと、推測は出来る。

でも、全体を通して考えると、これまで以上にキャラクターを大胆に変えて、人間関係までおかしくなっている。これを、視聴者に “繋がっている” と思えと放送する側にも、疑問が湧く位だ。もはや、脳内補完と言うよりも、それぞれの視聴者自身が、“繋がっているはず” と、創作しないと繋がらないと思うが…

「新次は たまんないよな」に、子譲り? の耕治の"心遣い"の無さや、冷たさが出るのでは?

それと、ちょっと気になったことと言うか、気に障たことも書いておく。主題歌明けで、亮と船が無事に帰港したことをホッとした感じで、亜哉子と耕治のやり取りがあった。亜哉子は「口に出すのも嫌だけど もし…」と言った直後に、耕治が新聞を読みながら「新次は たまんないよな」と言ったシーンが気に障った。

こう言う展開、こう言うやり取り、こう言う描き方に、子譲り? の耕治の “心遣い” の無さや、冷たさが出るのでは?

あとがき

もはや、最後の2週間になって、これまでの全てのエピソードが “箇条書き” を超えて、“枝分かれした世界” になってしまったようです。過去のエピソードと、繋がっているのか、番っていないのか分からない、、パラレルな世界みたいな感じで。

それに、百音は牡蠣の養殖にも手を出すってことですか。ラジオパーソナリティーをしていることで、帰郷した目的は果たしていると言うことですか。なんか、辻褄どころか、突然、新しいドラマが始まった気分の月曜日に困惑しています。

お願い…

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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60 
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 
第15週『百音と未知』
71 72 73 74 75 
第16週『若き者たち』
76 76 77 79 80 
第17週『わたしたちに出来ること』
81 82 83 84 85 
第18週『伝えたい守りたい』
86 87 88 89 90 
第19週『島へ』
91 92 93 94 95 
第20週『気象予報士に何ができる?』
96 97 98 99 100 
第21週『胸に秘めた思い』
101 102 103 104 105 
第22週『嵐の気仙沼』
106 107 108 109 110 
第23週『大人たちの決着』

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連続テレビ小説『おかえりモネ』第111回

「大人たちの決着」内容亮(永瀬廉)が帰ってきて安堵する百音(清原果耶)と未知(蒔田彩珠)。夕方になり、ふたりが家に帰ってくると。耕治(内野聖陽)と龍己(藤竜也)がもめていた。。。。敬称略作、安達奈緒子さん演出、梶原登城さんほんと、“パラレルワールド”だよね。。。(笑)今作は、物語に連続性が無いだけで無く。キャラ変も普通に行い。そのうえ、人間関係の描写まで破綻だ。今週のエピソードは、どこから繋...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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