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連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第107回・2021/10/12) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイト
第107回第22週『嵐の気仙沼』の感想。


 本作は、9月3日、宮城県気仙沼市のロケで約11か月間の撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も雲のように毎日変わります。ご理解を。


百音(清原果耶)は、滋郎(菅原大吉)に海上気象の解析や詳細情報などの提供をできないかと提案するが、全く相手にされない。さらに、市役所に提案していた「けあらしツアー」も断られ…挙句(あげく)の果てには、三生(前田航基)からも意見される。落ち込んだ百音はサヤカ(夏木マリ)に電話をする。そんなある日、農家の女性(小野寺ずる)が、畑の野菜の生育と天気の関係について、相談にやって来て…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15,20
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11,16,19
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13,18,22
   押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14
   中村周祐(過去作/ハムラアキラ、「おかえりモネ」プロデューサー) 第17
   原英輔(過去作/オーディオドラマ「エンディング・カット」) 第18
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
   田中諭(過去作/いいね!光源氏くん) 第21
   舩田遼介(過去作/NHK FMシアター「空振りホームラン」) 第21
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



お知らせ

●第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。

●先日、脚本・俳優・演出の関係を簡単に “おさらい”出来るように 【脚本プチ講座】を投稿しました。最後まで読んで頂けると、本作へ漂い始めた暗雲が晴れて、木漏れ日が差し込むかもしれません。途中離脱するまでは、愚痴や意見を言いながら応援します。

↓『おかえりモネ』完全対応版です↓
【脚本プチ講座】脚本家と俳優と演出家の関係とは? 良き脚本「強い物語」とは? ※現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』完全対応版



漁協長から許可を得て漁協へ来たなら、尚更、挨拶が先…

主題歌明け、百音(清原果耶)と漁協長・滋郎(菅原大吉)の会話に次のような「語り」が入った。その前に、少しだけ、前回できっと幼馴染の百音には聞かれたくないような亮(永瀬廉)の話を、立ち聞きと覗き見をしている百音について、「まずは、挨拶くらいしろ」と言及した。

百音は「少しでも仕事につなげたい」程度では駄目なのでは?

しかし、今回の描写では、滋郎が百音を漁協に呼び出したことが判明した。だったら、余計に挨拶が先のような気がするが。それとも、好意的に「呼ばれる前には入らない」と気を利かせたと思えとか? まあ、そんなことは過ぎたこと。今回で最初に聞き逃せなかったのが、次の「語り」だ。

N「百音は 少しでも仕事につなげたいと」

既に、私の『おかえりモネ』の感想が愚痴を通り越して、重箱の隅を楊枝でほじくる状態になっているのは、十分承知。しかし、やはり、この「語り」は、これまで描いて来た、特に「東京編」以降で描いて来たことを完全に無視しているから、重隅と言われても見逃せないのだ。

今さら、仕事をする百音を描く"唐突さ"と"雑さ"に唖然!

まず、今さらになって、百音が仕事を継続しているような描写を行ったのは、ドラマとしては正しいかもしれないが、ここ数週間の百音の言動から察さると違和感しかない。

なぜなら、そもそも、百音は望郷の気持ちで “故郷に帰りたい” と思って帰ったわけでない。何かと忙しくなりそうな “実家が心配” で帰って来たわけでもない。そして、既に描いてしまったから困るのだが、故郷に錦を飾るために帰ってのでもない。

ご存知の通り、 “故郷の人たちの役に立ちたい” から帰って来たのだ、それも、無理矢理、“故郷の人たちの役に立ちたい” を会社に自己満足と言われないような企画を二度も訴えて、基本給を勝ち取って、やがては「全国、津々浦々で活用できるプラン」の第一歩として、気仙沼と言う故郷を選んだはず。

だから「少しでも仕事につなげたい」でははく、気象会社の社長たちと約束した仕事のために「どうしても仕事に繋げるため」に、漁協に来て仕事のプレゼンを必死にすると言う流れにしないと、辻褄が合わない。だって、最近、仕事、売り込みをやっている気配なんて全く無かったのだから。

「絶対に売り込むぞ!」と言う百音の仕事への気合を見せるべきだった

それに、漁協は既に『海神くん』と言う気象サービスと独自に契約をしていた。だったら、そう言うことも事前に調査してから、百音自身が売り込む企画をプレゼンすべきでは? その上、漁協とは過去に天気予報のことで、数回対立している関係も描かれてしまっている。

だからこそ、気象会社の社長への信頼に応えようと必死に調査し、「絶対に売り込むぞ!」と言う百音の仕事への気合を見せるべきだったと思う。まあ、現実の社会、実際の若手社会人としては、「プレゼンする割に、相手の下調べ不足が原因で、当然に失敗した」だけのことだが…

百音の空回りは、誰が見ても聞いても、「早速」でもなければ、「ひとつきや そこらで」ではいのでは?

さて、5分過ぎ、久し振りにサヤカ(夏木マリ)が登場した。ラジオブースからのシーン転換が雑だから、とても分かり難い。網焼きのホタテ貝と炭火と情景カットから始まれば、違和感は多少減ったと思うが。

とにかく、家業を継いで一皮剥けた大人になった三生(前田航基)から本音を言われた百音が、弱音を吐くために、珍しく菅波(坂口健太郎)ではなく、サヤカに電話をかけてきた設定のようだ。

サヤカ「なるほど。早速 空回りしてんのね。
    (中略)
   まだ ほんの ひとつきや そこらで 甘いよ」

まあ、「物事、そう簡単にはいかない」と言うサヤカの気持ちが言わせたと思うが。誰が見ても聞いても、「早速」でもなければ、「ひとつきや そこらで」ではい。だって、劇中は既にクリスマスになっているわけで。

こう言うところも、曖昧にせず、「〇か月くらいで」とか、曖昧にするなら「こっちに戻ってきて、すぐに期待通りになんて…」とするべきだったような。

今さら仕事で落ち込んだ百音を描いても、意味が無い!

笑ってしまったのが、サヤカに相談した途端に、百音に農家の女性が仕事の相談のシーンが入ったこと。そして、現地調査の場面はカットして、時間経過をさせて、解決策を見出せない百音へ。

ここなんて、勿体ないと思う。折角、受注できそうな案件かも知れないのだから、未知(蒔田彩珠)を送り届けた後も、農家さんと会うギリギリまで、何とか模索するする百音を描けば良かったのに。それをやらずに、 今さら落ち込んだ百音を描いても意味が無いような。

そもそも、描くべきは、「自然が相手なので、絶対と言うことはお約束できませんが」と前置きをして、丁寧に説明することでは無かったのだろうか? だって、農家さんは「この有名な気象予報士に相談すれば、解決策が出て来るのを軽く期待して、解決できるなら料金を払うつもり」だったようだから。

常に私が言いたいのは、家族の話で大風呂敷を広げずに、懸命に仕事をし続ける百音を描け! ってこと

何を言いたのか。今回の農家さんの相談案件って、百音の調査等によれば、「地形による気象の変化」によって、不作になっているってことなのだから、「地形で発生する気象の変化までは、この企画では or 私の力では変えることは出来ません」と、ハッキリ言うべきだったと思う。

だって、百音が特殊な能力を使って、風の吹く方向を変えたり、気温を上下させられないのだから。でも、車いすマラソンの選手・鮫島(菅原小春)時は、特殊能力を使っているのを、描いてしまっているが(失笑)

そう、私が言いたいのは、あれだけ大々的に気象会社内で企画プレゼンをやって、自信満々に故郷の役に立つために帰って来たのに、描いた仕事は、先日の「牡蠣の開口」と「秋祭りの日付変更」の2つと、今回の漁協とホウレンソウ農家の4案件だけ。それも、前者の2案件は仕事とは言い辛い。だから、何度もかいているのだ。

故郷に戻って来た “理由” があるのだから、その理由である “仕事” をもっと描くべきだってこと。家族の話、実家の家業の話、母親のトラウマや夢を描く前に、仕事を描くべきだってことだ。

あとがき

これまで私が愚痴りながら感想を書いて来た理由は… 何か、残り2週半を、多少なりとも明るくして、盛り上げる方法があるのではないかと、思って来たから。そして、そうなることに期待をして来たから。

そして、今回を見て、私の考える方法が、一番手っ取り早く、誰も傷つかず、うまくいく方法が分かりました。

それは、百音が自分の仕事に行き詰っていると言う気持ちを利用して、「身近な人の役に立とう」と思って、亮と未知の仲介者をやってあげると言う作戦です。家族からも位置付けとしては「よそ者」扱いされているのと同じ百音が、未知のために一肌脱いだら、家族の絆も強くなると思うし。

未知と亮の関係が恋バナとして好転すれば、まず未知が明るくなる。明るくなった未知には、やる気が出て来る。そうすれば、祖父と母と牡蠣棚の存続をやればいい。そして、未知が龍己(藤竜也)を手伝ってくれれば、耕治(内野聖陽)が提案した塾も、亜哉子(鈴木京香)がやりたい民宿も出来る。これで良いと思うのですが…

お願い…

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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60 
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 
第15週『百音と未知』
71 72 73 74 75 
第16週『若き者たち』
76 76 77 79 80 
第17週『わたしたちに出来ること』
81 82 83 84 85 
第18週『伝えたい守りたい』
86 87 88 89 90 
第19週『島へ』
91 92 93 94 95 
第20週『気象予報士に何ができる?』
96 97 98 99 100 
第21週『胸に秘めた思い』
101 102 103 104 105 
第22週『嵐の気仙沼』
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連続テレビ小説『おかえりモネ』第107回

内容漁協を訪れた百音(清原果耶)は、滋郎(菅原大吉)に、“海上気象サービス”についての提案を行う。だが、漁師としての経験などもあり、相手にされなかった。一方で、悠人(高田彪我)からは、“けあらしツアー”は無理だと言われる。失敗続きの百音を見た三生(前田航基)は。。。。。。。。百音は、サヤカ(夏木マリ)に相談したところ。。。。。敬称略「早速、空回りしてんのね」「ひと月やそこらで」《言葉の綾》と...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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