正義の天秤〔連続5回〕 (第2話・2021/10/2) 感想

NHK・土曜ドラマ『正義の天秤』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第2話〔連続5回〕の感想。
なお、原作の小説、大門剛明『正義の天秤』、『正義の天秤 アイギスの盾』は、未読。
6年前の傷害事件の被告人だった楠田(笠松将)が、当時裁判員として評議を下した愛理沙(森迫永依)を逆恨みして殺害する事件が発生。殺害動機は6年前の裁判の評議内容に触れた愛理沙のブログで、裁判員としての守秘義務に違反した末の悲劇と思われた。だが、彼女の実像が鷹野(亀梨和也)らの調査で明らかになるにつれ、事件の真相は全く違ったものになっていく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小説・大門剛明『正義の天秤』、『正義の天秤 アイギスの盾』
脚本:田辺満(過去作/警視庁・捜査一課長 season3) 第1,2話
田中眞一(過去作/シェフは名探偵)
井上季子(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
演出:片岡敬司(過去作/みかづき、天使にリクエストを~人生最後の願い~) 第1,2話
二宮崇(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
音楽:河野伸(過去作/おっさんずラブ、恋つづ、、知ってるワイフ、俺の家の話)
まだ、第2話なのに、いい感じにオリジナリティーを魅せて来た
冒頭の始まり方、結末の終わり方は、意外とどこにでもある、「弁護士ドラマ」や「刑事ドラマ」にあるエピソードではある。しかし、中盤の経過の描き方、野球を使った雰囲気づくり、各メイン・キャラクターの特徴付けなどに、かなり “本作らしさ” が惜しげもなく盛り込まれて表現されたために、まだ、第2話なのに、いい感じにオリジナリティーを魅せて来た。
全5話しかないのに、第2話でここまで"縦軸"を盛り込んだのには驚いた
ただ、驚いたのは、全5話しかないのに、第2話で細かく “縦軸” を盛り込んで来たこと。最近は、もう主流と言って良い程、“縦軸” を重視して引っ張るのが流行しているが。やはり、肝心なのは、各話の完成度。第1話での初期設定が無くなった分を “縦軸” に割り当てたとしても多過ぎたような。
やはり、全5話で、これだけ各メイン・キャラクターを魅せられているのなら、「1話完結」の方向で頑張って欲しい。
あとがき
第1話では、スタイリッシュな映像と、オーソドックスなストーリがアンバランスで、イマイチだと様子見した第2話でした。しかし、スタイリッシュな映像も薄まり、オーソドックスなストーリ―も、本作らしい、ちょっぴり感動できる内容になっていましたね。これ位の完成度なら、最終回まで見届けることが出来るかも知れません。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16026/
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事
-
- ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~ (第1話/初回90分スペシャル・2021/10/4) 感想 (2021/10/05)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第101回・2021/10/4) 感想 (2021/10/04)
- 正義の天秤〔連続5回〕 (第2話・2021/10/2) 感想 (2021/10/03)
- 【エンタメの歴史プチ講座】演劇の「舞台記録」を,更に面白くしようと試行錯誤したのが,映画やテレビドラマのカット割りでその原点こそが"演劇の観客一人ひとりの視点"だと言うこと (2021/10/02)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全24週〕 (第20週/土曜日版・2021/10/2) 感想 (2021/10/02)