正義の天秤〔連続5回〕 (第1話・2021/9/25) 感想

NHK・土曜ドラマ『正義の天秤』
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第1話〔連続5回〕の感想。
なお、原作の小説、大門剛明『正義の天秤』、『正義の天秤 アイギスの盾』は、未読。
天才的な推理力を持つ弁護士・鷹野和也(亀梨和也)が、名門・師団坂法律事務所に招へいされる。創業者のカリスマ弁護士が急逝したため、同じく弁護士の娘・佐伯芽依(奈緒)が立て直しのために呼んだ。彼が最初に担当するのは、釣りボート店でアルバイトをしていた被告・保坂修(筧利夫)が、釣り客で大手飲食グループの社長・倉橋龍一郎を溺死させた事件。通常なら“緊急避難”が適用され無罪にできる案件だが鷹野は殺人を疑う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小説・大門剛明『正義の天秤』、『正義の天秤 アイギスの盾』
脚本:田辺満(過去作/警視庁・捜査一課長 season3) 第1話
田中眞一(過去作/シェフは名探偵)
井上季子(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
演出:片岡敬司(過去作/みかづき、天使にリクエストを~人生最後の願い~) 第1話
二宮崇(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
音楽:河野伸(過去作/おっさんずラブ、恋つづ、、知ってるワイフ、俺の家の話)
久々に「土曜ドラマ」枠へ、「弁護士ドラマ」が帰って来たが…
原作は、未読。「元外科医」の肩書を持つ天才弁護士が、えん罪の悲劇に苦しみながら、戦力外チームを率いて数々の難事件の真相を暴き、事件に関わる人々の魂を救う法廷推理ミステリーらしい。久し振りにNHKの「土曜ドラマ」枠に、弁護士ドラマが帰って来たと言う感じだ。
初回でも、"キャラクターのお披露目シーン"が多過ぎた
まあ、第1話と言う事情があるから、ドラマの初期設定の説明や、劇画チックなデフォルメされたキャラ設定を見せたいのだろう。50分番組にしては、設定と言うより、“キャラクターのお披露目シーン” が多かったのは、仕方のないことか?ただ、出演者、特に亀梨和也さんをお目当ての視聴者にとっては満足だったのではないだろうか。
ただ、決して、私自身は「俳優・亀梨和也」を好きだから、第1話としてなら許容範囲だが、キャッチボールを含めて、最終回の第5話まで、こんな感じで進むのかと思うと、若干の不安はある。
ありふれた物語と、スタイリッシュな映像がアンバランス
ただ、エピソードとしてだけ見ると、どんでん返しのような劇的な面白さは無いものの、捻りはそれなりにあるから、そんなに悪いとは思わなかった。
しかし、気になったのが映像。エピソードが番宣等よりも以外にオーソドックスなのに、映像全体通して演出家が無理してスタイリッシュに創っていると言う感じで、エピソードのオーソドックスさと、映像の無理したスタイリッシュさのバランスがよろしくない。まあ、これも、民放に寄せて… と言う制作意図でもあるのだろうか。
あとがき
個人的には、スタイリッシュと言う映像ではなく、オーソドックスなストーリに、派手めな映像を合わせて、両方のバランスを取って欲しかったです。
「NHKドラマだから、真面目に、お堅く」は時代遅れだと思いますが、スタイリッシュと派手は違うので、そこが今後 “私好み” になってくれば、見続けられると思います。と言うわけで、個人的には『FINAL CUT』(2018)以来、期待した亀梨和也主演ドラマでしたが、第1話としては、ちょっと期待外れでしたが。しばらく様子見します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16002/
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