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連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第83回・2021/9/8) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイト
第83回第17週『わたしたちに出来ること』の感想。


 本作は、9月3日、宮城県気仙沼市のロケで約11か月間の撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も雲のように毎日変わります。ご理解を。


百音(清原果耶)は、莉子(今田美桜)のことと、菅波(坂口健太郎)となかなか会えないことに、モヤモヤとした日々を過ごしていた。そんな中、「あさキラッ」視聴率低迷を打破するため、朝岡(西島秀俊)は高村(高岡早紀)にある提案を持ちかける。その提案で莉子は、ますます追いつめられることとなる。また、同じころ、百音は、菜津(マイコ)から、宇田川の過去を打ち明けられていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11,16
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13
   押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14
   中村周祐(過去作/ハムラアキラ、「おかえりモネ」プロデューサー) 17
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



お知らせ

●第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。

●先日、脚本・俳優・演出の関係を簡単に “おさらい”出来るように 【脚本プチ講座】を投稿しました。最後まで読んで頂けると、本作へ漂い始めた暗雲が晴れて、木漏れ日が差し込むかもしれません。途中離脱するまでは、愚痴や意見を言いながら応援します。

↓『おかえりモネ』完全対応版です↓
【脚本プチ講座】脚本家と俳優と演出家の関係とは? 良き脚本「強い物語」とは? ※現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』完全対応版

今や、莉子の方が、主人公より主人公に見える(失笑)

もう、クランクアップしているから、大して書く感想もない。従って、気になった部分だけ抽出して書いてみる。

最初に、残念に思ったのは、報道キャスターを目指す若手気象予報士として、(昭和な表現で恐縮だが) “キャピキャピな自己チューギャル” として、当初は描かれ続けていた神野マリアンナ莉子(今田美桜)。

今回を見た限りもあるし、今回の印象もそうなのだが、主人公よりも、実に自分も退任も正しく客観視できるし、番組を支えるチームの一員として、一歩下がった謙虚な感じに、とても好感が持てた。多分、登場初期の頃は主人公との対比のために “キャピキャピな自己チューギャル” だったのだろうが、今の莉子の方が、主人公より主人公に見えるのは、私だけだろうか?

不器用な大工さんには、あの"間"は図れなかったか…

そして、その直後、プロフェッショナル、エキスパートの話の中で、莉子が百音(清原果耶)に、こう言った。

莉子「地元に対する強い思いとか。
   (中略)地元に対して 何かしたいんだなって」

ここ、「永浦さんだったら…」の直後に上↑の台詞が直結するのだが。あの “間”。私には、ぎりぎり、莉子が百音のエキスパートなところを見つけるのに悩んだように感じる程に、ちょっと長かった。

あの “間” は、演出家は、最近ネット世間を踊りまくる本作の提灯記事と同様に、本作の残り「約3分の1」への “転機部分” として強調したかったのだろう。「これから、主人公が更に成長して、地元で人の役に立ちますよ」的な感じにしたかったに違いない。

でも、今週の演出家は「不器用な大工さん」だから、大事な “間” を長く取り過ぎた。そのことで、莉子の “百音アゲ” の台詞が、よりあざとくなった。まあ、「書き間違えた設計図」と「不器用な大工さん」の組合せでは、どうしようもないが。

前回みたいなイチャイチャをやるべきは今回だったのでは?

そして、今回で最も気になったと言うか、一連の描写で、違和感と不快感を覚えたことについて書いてみる。

まず、あれだけ頻繁にSNSで仕事中も連絡を取り合っている様子を描いておきながら、百音が、明らかに外からでも菅沼が不在なのをほぼ承知で、菅沼の部屋に入ったこと。あの百音の視線のカットでは、菅波の部屋へ入ったのは初めて。別にいいんだけど。こう言う時なんじゃないのかな。前回みたいなやつをやる時って。

二人で菅波の部屋の前に着いて「どっちの鍵で開けるの、開けないの?」とイチャイチャするのって。それがないから、どうしても、違和感を覚えざるを得ないし、不快感すらわいてくるのだ。このシーンを見て、どれだけの人が、「初めて貰った合い鍵だから、嬉しくて使いたくなっちゃった」と百音の菅波への思いに優しくなれるのだろう?

夜勤中の医師が「午後9時5分」に、好きな女性に電話!?

また、11分過ぎにも、個人的に不快なシーンがあった。午前2時起きの百音に対して、菅波が電話をして来たのが「午後9時5分」(病院の時計)。そもそも夜勤中の医者が、プライベートな電話を午後9時にかけるのもどうかと思うが。百音は、4時間ちょっとの睡眠で仕事に行くの? もう中学生は前回か。もう、勝手に「金曜日の夜」ってことにしておくが。

もっと百音に"優しさ"と"思いやり"を描いておくべきだった

そして、今回の総括。明らかに脚本家は、「百音は東京ではなく、地元の気仙沼や亀島を思っている」と強調している。今回の莉子をう汲めて、劇中の登場人物たちも、「百音は東京ではなく、地元の気仙沼や亀島を思っている」と描いている。でも、視聴者に、それがきちんと伝わっているだろうか?

故郷、実家、親友、幼馴染、登米、同僚に、百音がどんな思いを抱いているのか、さっぱり伝わって来ない。伝わって来るのは、「何かを思っている」と言うことだけ。「故郷で役に立ちたいと思っている」と言うことだけ。

やはり、もっと、百音と言う主人公に “優しさ” と “思いやり” を描いて、その気持ちの上に「地元の気仙沼や亀島を思っている」としないと、無理だったと思う。

だって、第1回から思い出して欲しい。「天気は未来が分かる」から気象予報士になった主人公なのだから、単純に、素直に、そのことで、地元の主要産業である漁業に貢献するだけで十分だったのだ。そこを、紆余曲折して、遠回りして…

あとがき

もう、銭湯の話とか、天気キャスターの話、そして恋バナも、とっくに満腹なので、先に進んで欲しいです。でも、まさか、このまま百音がテレビを中心に人気者になって、故郷に錦を飾るなんて、浪花節みたいな朝ドラにはなりませんよね。安達奈緒子先生?

お願い…

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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 
第15週『百音と未知』
71 72 73 74 75 
第16週『若き者たち』
76 76 77 79 80 
第17週『わたしたちに出来ること』
81 82

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連続テレビ小説『おかえりモネ』第83回

内容世間的な評判が、イマイチなだけで無く。朝岡(西島秀俊)と比較され、落ち込む莉子(今田美桜)その状態を見て、朝岡は、高村(高岡早紀)に、あることを提案する。敬称略“地元に対する強い思い”“地元に対して何かしたいんだなぁって”えっと、この状態で。今作って、“地元”を強調してるんだよね???劇中の登場人物には、主人公は“思っている”と。。。。それ、視聴者に、全く伝わっていないと思いますが?“地...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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