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連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全24週〕 (第15週/土曜日版・2021/8/28) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第15週『百音と未知』の 『土曜日版』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


未知(蒔田彩珠)が東京へやって来る。休暇と、百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)の様子を偵察に来たのだった。中継キャスターになった百音は、練習ではしどろもどろ、朝岡(西島秀俊)の後任の莉子(今田美桜)も、調子をくずしてしまう。その週末、菅波と会う約束をした百音は未知と明日美(恒松祐里)にも応援され、菅波に気持ちを伝えようと意気込む。ところがその前日の夜、亮(永瀬 廉)が突然百音の前に姿を現して……。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13
   押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



お知らせ

第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。



私としては、「どこが大変だったの!?」としか、思えないが


「何やらですね モネちゃんの周りに 大変なことが巻き起こると」

サンドイッチマンさんが、上のように言っていたが、個人的には「脚本家、そんなつもりで今週分を書いていたのか!?」と言う驚き。要は、モネには大したことは起こらずに、モネ意外に大変なことが起きたってこと。でも、私としては、「どこが大変だったの!?」としか、思えないが。

「百音が仕事をしている印象が薄い」と自覚しているスタッフがいる

しかし、「土曜日版」の冒頭に、百音の “初” 中継キャスターのリハーサル風景を盛り込んだのには驚いた。いいや、「感心した」と書いた方が正しいかも。だって、今週の百音で、唯一の「仕事風景」だから。それも、「週5放送」と同じ位の長い尺で突っ込んだ。

人間は第一印象に影響されるから、最初のサンドイッチマンの台詞と、「リハ風景」で、百音が今週も仕事を頑張った “印象付け” に成功した。更に、百音の中継キャスターぶりの描写は続く。更に、5分になりかけの頃、亮と如何にも仕事帰り姿の百音に、更に「仕事を終えた帰り道」とナレーションまで使って強調。

正しくは、“強調” ではなく “印象操作” だが。「土曜日版」だけ見ている視聴者なら、意外と先週と今週の2回で、百音の気象予報士としての成長を感じたと思う。まあ、「土曜日版」で印象操作をしても、本編には何の影響も意味もないが(苦笑)

とは言え、その後の亮とのやり取りを含めて「約5分」、「全体の1/3」を使って、「モネちゃんの周りに 大変なことが巻き起こる」週に、「気象予報士の百音」を突っ込んで来たのは、作り手たちの中の一部に、「百音が仕事をしている印象が薄い」と自覚しているスタッフがいるからだと信じたい。問題は、その “気付いたスタッフ” が本編へ関わっているかどうかだ。

「唐突感」、「盛り込み過ぎ」、「キャラ変」の3つに注目

「土曜日版」を見て、改めて感じたのは、「唐突感」、「盛り込み過ぎ」、「キャラ変」の3つ。それぞれ、細かく書かないが。まず「唐突感」。未知が汐見湯へ、まるで居候ようにいるような編集になっていること。もちろん、亮が汐見湯へ来たのも唐突。

未知の嫉妬、百音と菅波の初デート、亮の母の件も…

「盛り込み過ぎ」については、書き切れない。ざっと並べるなら、私には未知が百音の下宿先に来た理由は、次のように見えている。本来は、東京開催の検討会に託けて百音を偵察に来たと。姉が自分が大好きな亮より好きな男(菅波)の存在を確認するために。要は、亮への恋心でなく、姉・百音への嫉妬。

これ、前者だったら、主人公の妹の恋バナとして、朝ドラでも良くあること。でも、後者だったら、盛り込み過ぎ。だって、亮なんて最近殆ど出演場面が無いのだから、ただの客寄せネタってこと。「やるな」とは言わない。永瀬 廉さんの演技も見たい。でも、嫉妬にしちゃうと盛り込み過ぎだと思う。

盛り込み過ぎと言えば、百音と菅波の初デートも。結果的に(いや、脚本家は最初から)デートが成立しないことは分かっているのだから、盛り込み過ぎ。その上、亮の母のこととか、明日美のこととか。

「百音の上京」をきっかけに、"キャラ変"は始まった

なぜ、こんなに盛り込むのだろう。そして「キャラ変」。今週で目立ったのは、牡蠣より嫉妬に目覚めた未知、弱気になった亮、昼夜元気に仕事と恋に励むようになった百音だろうか。まあ、この辺の理由は、私なりの「1階と2階の理論」で証明済みだから、敢えてこれ以上は触れないが。

今週の「土曜日版」を見て、私の最大のショック!

そして、今回の「土曜日版」を見て、最も私の印象に残ったこと。それは、百音が能動的、自主的にやったことが「菅波へのデートの誘い」だけだったこと。そして、百音がデートの誘いをしたこと以外で、主人公らしい行動や言動が見当たらなかったこと。これ、私にとっては、かなりのショック。

遂に、本作が「弱い物語」へ舵を切ってしまったのを感じた

だって、何度も書いて恐縮だが、ドラマとは主人公自身が自己判断や周囲の影響を受けて動くことによって物語も動く「強い物語」である必要があるのだ。しかし、今週の物語を動かしたのは、未知の嫉妬心であり、東京に出て来た亮であり、今や “ほぼ百音の恋人” の菅波の存在だ。そう、脇役が動くことで、物語が動いた。

これは、「弱い物語」と言って、特にハリウッド映画界の脚本では最も嫌われるし、客も避けるため、絶対にやってはダメな脚本なのだ。だって、主人公が不要なのだから。

今から「強い物語」へ復活させるのは簡単なことではない

そして、遂に本作は、「1階時代」は、少しは「強い物語」を目指しているように感じたが、今週は完全に「弱い物語」になってしまった。ここから「強い物語」へ復活(正確には、まだ「強い物語」になってもいないが)するのは、簡単なことでない。

とにかく、脇役は徹底的に脇へ下げて、主人公の応援団にし、主人公の現在の心情を視聴者たちが共感できるように描き続けて、行く行くは「百音の未来」に興味関心を抱かせなければいけないのだから。無理とは言わないが、現状から察すると、相当難しいと思う。

あとがき

来週の予告編を見ましたか? あれを「強い物語」と言えますか?「幼馴染み6人が昔話で盛り上がる」、「百音と菅波の恋バナ」、 「百音と未知の痴話喧嘩」の3本立て。これで、大丈夫なのでしょうかね。大変なことが起こっているのは、脚本家を始めとしたスタッフと、脚本と演出に翻弄され続ける出演者のような気がしますが。

ここ最近、「1階と2階の理論」など、当ブログをず~っと読んで下さっている読者さん以外には、分かり難い表現が増えて来ました。そこで、もっと分かり易いように、別の記事に、まとめようと思います。少し、時間を下さい。

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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 
第15週『百音と未知』
71 72 73 74 75

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連続テレビ小説『おかえりモネ』土曜版第15週

サンド“百音ちゃんの周りで、大変なことが巻き起こる”だそうだ。いや。。。。。だったんだ!?。。。。のほうが正確かな。っていうかどの部分が“大変”だったんだ????????正直。。。個人的には、今作は、ホントに終わってしまった。。。。。と感じた“土曜版”である。で。。。あの予告。。。もう、取り返しのつかない状態ですね(失笑)この状態で、《おかえりモネ》になるの??????????????意味が...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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