連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第75回・2021/8/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第75回/第15週『百音と未知』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
亜哉子(鈴木京香)から「亮(永瀬廉)が船に戻っていない」と連絡を受けた百音(清原果耶)と未知(蒔田彩珠)。亜哉子は、先日、永浦家での出来事を二人に話し始める。新次(浅野忠信)が、美波(坂井真紀)のことで、荒れたというのだ。それを聞き、亮に電話をする百音。亮は「もう全部やめたい」と百音に本音をぶつける。それを横で聞いていた、未知は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13週
押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
先日の耕治と朝岡のくだりの延長戦のつもりなのだろうが…
恐らく、「第69回(8/19)」で放送された、ウェザーエキスパーツを訪れた耕治(内野聖陽)が、初めて朝岡(西島秀俊)と出会い、世間話などをするうち、朝岡が “土地とそこに暮らす人びとについて自分が考えていること” を耕治に打ち明けてしまうと言う、あのくだりの延長戦のつもりで、脚本家は書いているのだろう。
いや、そうでも考えないと、唐突に美波(坂井真紀)の「死亡届」と亜哉子(鈴木京香)を登場させる意味がないから。
昨日投稿したWeb拍手コメントへのお返事を読んで欲しい
さて、今回の15分間の録画を3回見直したが、何を言いたいのか分からなかった。今回の内容も『百音と未知』と言うサブタイトルの意味も。そこで、これ以上、書くことがない。
しかし、もしも、本作、本作への私の感想、本作の現状や今後についての、私の思いに興味をもって頂いた読者さんには、下記の投稿をじっくりと読んで頂きたい。
「おかえりモネ(74)」の感想へ頂いたWeb拍手コメントへのお返事
そのあとに、読んで頂いた方なら伝わる、今回の、今作への私の感想を書こうと思う。
実は今回が1階と2階をお隣さん同士にする作戦だったのだ
上の私の意見を読んで頂いた読者さんなら、分かったと思う。今回が、私の唯一の希望であった「1階と2階を切り離して、お隣さん同士にして、皆が自由に行き交うことができるようにしちゃう」と言う作戦を利用した15分間だったと言うことが。
本来は1階にいるべき未知(蒔田彩珠)を、2階にいるはずの百音(清原果耶)と同じフロアに乗せた。更に、1階にいるはずの亜希子だけでなく、かなり敷地の端っこに住んでいる新次(浅野忠信)と亮(永瀬廉)、更に横山フミエ(草村礼子)とその娘・美波(坂井真紀)まで、同一フロアに集めた。
同一フロアの人たちを見たら、描くべきは"あれ"しかない!
こう言う表現を使うと反発を食らうかもしれないが、敢えて使う。これ、普通に考えたら、同一フロアに居る全員が「東日本大震災を身をもって体験・経験した人たち」だ。
だったら、そこで描くべきは、震災で受けたトラウマだが、これだけの人数分を15分間で描くのは不可能。
全員のトラウマを描く尺は無いから"亮"で欲張ったから失敗
そこで、脚本家はその場凌ぎで考えた。「亮の心」にスポットを当てようと。そして更に、『百音と未知』と言うサブタイトルにもつなげようと、欲張った。その結果、私は失敗したと思う。
だって、亮が百音のことを以前から好きなら、先日、わざわざ「1階から2階」に来た時に、何らかの恋心なり安心感なりを描く必要があった。それが無くて、「ごめん 俺 やっぱ モネしか 言える相手いない」と言われても、課程が空き過ぎて良くわからない。唯一分かるのは、未知の姉への怒りと不満と、自信喪失だけ。
終盤での未知の百音への"文句"を聞けば…
そして、終盤での未知の百音への “文句” を聞けば、百音が動かなくても、「百音以外の1階と2階の大量な住人」が動けば、物語が動くと言う、私が以前から推奨している「強い物語」から、かけ離れて行っているのが、良くわかったと思う。
あとがき
亮の両親や祖母への気持ち、亀島で震災を経験した住人たちの気持ち、まあギリギリ祖母の気持ちだけ描けば良かったのです。
それを、肝心な部分をすっ飛ばして、「元1階の住民で、故郷に住み続ける亮や未知の思い」に、「今は2階の住人で、故郷を離れた百音の気持ち」を重ねたって “肝心な共通項” がないのです。そう、「故郷への愛」です。だって、2階建てにした際に、百音だけは気象予報士として伝えることに置き換えてしまったのですから。
これ、早々に百音は長期休暇を取るなりして、1階の住民に寄り添わないと、益々、応援し難いヒロインになって行くと思います。いやあ、あの安達奈緒子さんが、オリジナル脚本だと、こうなるか? と、残念でなりません。やらないのでなく、やらないなら、その大人の事情って何なのでしょう?
お願い…
管理人が返信に困るようなご意見などには対応いたしかねます。書くならご自身の場所でやって下さいませ。
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15897/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 土
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 土
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60> 土
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 土
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 土
第15週『百音と未知』
71 72 73 74
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全24週〕 (第15週/土曜日版・2021/8/28) 感想 (2021/08/28)
- 孤独のグルメSeason9 (第8話・2021/8/27) 感想 (2021/08/28)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第75回・2021/8/27) 感想 (2021/08/27)
- 緊急取調室 4th SEASON (第6話・2021/8/26) 感想 (2021/08/27)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第74回・2021/8/26) 感想 (2021/08/26)