連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第72回・2021/8/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第72回/第15週『百音と未知』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)と同じ日にキャスターデビューした莉子(今田美桜)は、まさかの大失敗に終わった。放送後、百音、莉子、内田(清水尋也)、野坂(森田望智)は、明日のリベンジを誓う。そんな4人を見て、朝岡(西島秀俊)も安堵するのだった。同じころ、新次(浅野忠信)と亮(永瀬廉)が気仙沼の永浦家を訪ねていた。そこに現れたのは、美波(坂井真紀)の母・フミエ(草村礼子)だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12,15週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13週
押田友太(過去作/まいご。、うつ病九段) 第14週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
野坂が欠員の「4人目の気象予報士」だと期待したのに…
前回の屋上生放送での仕切り具合を見た限りでは、野坂(森田望智)が欠員となっていた「4人目の気象予報士」だと期待したのに。今回の描写を見る限りでは、メインは交通班で、天気予報番組はサポート役らしい。内田(清水尋也)が、あの休憩室での反省会で初耳だったのにも驚いたが。
あの高村が、良く「この4人」でゴーサインを出したものだ
いつだったか、テレビ局の社会部気象班デスクの高村(高岡早紀)が目くじらを立てて、「気象予報士は4人体制」と激怒していたのに(苦笑) とは言え、一番の経験者の野坂がサポートで、実質的には、百音(清原果耶)と莉子(今田美桜)と内田で、よく、あの高村がゴーサインを出したなあと。
そして、なぜ「4人目」を正式導入しないのか、脚本家の意図は全く不明…。まあ、今回は、高村の本心は、「テレビはバズって視聴率重視、正確な天気予報を知りたい人は、気象庁のサイトと天気アプリで」ってことだと、解釈しておくが…
サヤカがいるから「帰りづらい」みたいなパワハラもどきに
森林組合も、気になる。この日、朝6時15分からみんな森林組合に居るんだよね。そして、ビールを飲んでいるから、就業時刻後。だから気になるのだ。なぜ、みんな自宅に帰って、百音のデビューを祝福しないのかって。なんか、サヤカ(夏木マリ)がいるから「帰りづらい」みたいな、パワハラを感じてしまって。
きっと、菅波(坂口健太郎)と百音の今週末ネタを入れたかっただけだと思う。それと、まさか、この残りの話数でデートシーンは描かないよね。
未知が資料を落とした時、なぜ他人の優しさを描かないの?
わざわざ書く必要も無いし、既に、妙に複雑な心情を持ち続け、不可思議な言動をする未知(蒔田彩珠)の内面を気にするのは、とっくに止めたが。今回の検討会の会場で資料を落としてしまうシーンがあった。未知の真後ろを歩く男性二人が、資料を拾うわけでもなく、むしろ未知を避けるように過ぎ去った。
ああ言う時、特に、検討会の主旨からすると、若い女性が参加するのは、「歓迎ムード」なのでは? コロナ禍ならいざ知らず。あそこで、あの二人が未知の資料を拾うシーンがあったら、少しは未知の心も “赤の他人” であっても、同じ志を持つ人たちに癒されたかもしれないのに。
サヤカのパワハラもどきは描いて、赤の他人の優しさは描かない。こんな部分も、今も本作に共感しづらい原因だと感じた。
久し振りに新次が出たなら、「アルコール依存症」のその後に触れて欲しかった
終盤も終盤。三生の父親で「星明寺」の住職。後藤秀水(千葉哲也)が永浦家にやって来た。月命日のお経でも唱えに来たのか、クレジットにあった「横山フミエ(草村礼子)」なる老婆を連れて来たのか分からないが。
このフミエ、実は、美波(坂井真紀)の母・フミエ(草村礼子)の設定だから、新次(浅野忠信)と亮(永瀬廉)も知っているのは当然。で、会話の中に「新次さん よがった 元気そうで」と言っていたが、私が気になるのは「アルコール依存症」がどうなったのかであって。次回、少し触れてくれれば良いのだが…
あとがき
なんか、どんどん何を描きたいのか分からないドラマになっていますね。原因は、明らかに “盛り込み過ぎ” です。新次だって、アルコール依存症がなくて、妻と船を亡くしたトラウマだけなら、シンプルになったでしょうに。
そう言う盛り込み過ぎは、未知も同じ。もちろん、百音も菅波も。もう、遅いですが、もっとシンプルな人物設定でも、良かったと思います。
おまけ
それと、久し振りに本作の公式サイトの「番組紹介(物語)」を読んだら、既に次のことまで書かれていました。気仙沼に戻ってからを、どの位描くのか分かりませんが、これだけのことを、2か月も掛けて描くようです。これは、もっと、いろいろ盛り込まないと尺不足になりますね。
さまざまな事情を抱えた個人…天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。
……数年後の2019年。予報士として一人前となった百音は、大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにする。これまでに得た知識と技術をいかし、何とか故郷の役に立てないかと思った彼女は、家族や友人が待つ気仙沼へと向かう決意をする。
お願い…
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 土
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 土
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59 60> 土
第13週『風を切って進め』
61 62 63 64 65 土
第14週『離れられないもの』
66 67 68 69 70 土
第15週『百音と未知』
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