推しの王子様 (第5話・2021/8/12) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『推しの王子様』(公式サイト)
第5話『好きを知って気づく本当の気持ち・・・
秘密がバレて関係崩壊!? 』の感想。
新ゲームの試作チェックが始まる中、恋愛感情にまつわる悩みをこぼした航(渡邊圭祐)は、有栖川(瀬戸利樹)やエンジニアの織野(谷恭輔)、デザイナーのマリ(佐野ひなこ)が考える「好きとは何か」を次々と教え込まれることに。一方、ひそかに思いを寄せる泉美(比嘉愛未)から「好きを教える方法」を聞かれた光井(ディーン・フジオカ)は、酒の酔いも手伝って泉美を‘壁ドン’し…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:阿相クミコ(過去作/ワカコ酒シリーズ、カインとアベル、後妻業、ヤヌスの鏡) 第1,2,4話
伊達さん[大人のカフェ](過去作/おじさまと猫、スピンオフ「知ってるシノハラ」) 第2,3,5話
脚本協力:伊達さん[大人のカフェ](過去作/おじさまと猫、スピンオフ「知ってるシノハラ」) 第1話
演出:木村真人(過去作/絶対零度~Season4~2020、知ってるワイフ) 第1,2,5話
河野圭太(過去作/僕らは奇跡でできている、危険なビーナス) 第3,4話
倉木義典(過去作/年下彼氏#15~18、ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情)
音楽:瀬川英史(過去作/勇者ヨシヒコ、左江内氏、今日から俺は、エール、極主夫道、DIVE!!)
主題歌:Uru「Love Song」
挿入歌:DEAN FUJIOKA「Runaway」
今回の感想は、今回とこれまでを含めた総括的な内容
『キントリ』が再開するまでの “繋ぎ” で感想を書いていたから、今回の感想では、今回とこれまでを含めた総括的な内容にしようと思う。
ではまず、主尻かどうかは別にして(苦笑) 恋愛ドラマとしては、意外と悪くない。特に今回は、ゲームも絡んでいるし、四角関係風に見えているし、恋愛経験がない部分と泉美(比嘉愛未)の変化を明瞭に描いて、更に第5話からブースト・アップしようとしていることも、良くわかる。
劇中の人たちのように、航に魅力を感じられないのが問題
ただ、連ドラで最も重要だと思っている「次回も見たいか?」の部分については、イマイチとしか言えない。
その原因の一つが、航(渡邊圭祐)が劇中のみんなが思い、感じる程度に、魅力を感じないのだ、私自身が航に興味関心が抱ければ、泉美や同僚たちの気持ちにも共感できる。でも、現状はそれが出来ていないのは『推しの王子様』と言うタイトルのドラマとして、結構致命的なような…
脚本や"航の魅力がイマイチ"より、演出と編集による"伝わり難さ"の方が致命的かも?
もう一つは「ディレクタの目線blog」らしい視点で見た時と、演出や編集への違和感。これは、かなり好みの問題だから、感じない人も多いと思うが、敢えて書いてみる。要は、<私>なら「ここでアップを入れる」とか、「この後に、引きの画で全体を見せたい」と言うポイントが、悉くズレているのだ。
その上、不思議なのは、これまで今作は2名の演出家が担当しているが、どちらも似たようなポイントのズレをやるのだ。普通なら、どっちかだけなのに。更に、演出家の木村真人氏と河野圭太氏と言えば、ベテラン演出家だ。だから、2人で合わせるなんてお手の物のはず。
と言うことは、上層部が「こう言う演出にすべし!」と言っていることになる。だとすると、最終回まで続くわけで。気が付いていない人、意外と多いが、航の魅力より、演出への違和感の方が、良くないこと。なぜなら、演出が的確&適切でないと、内容が伝わって来ないから…
あとがき
私としては、もっと乙女ゲームをストーリーに絡めて欲しかったです。だって、それが本作の特徴なのだから。それと、航が前回から変わり過ぎ。演出や演技指導のせいもあると思いますが。と言うわけで、書くつもりがなかった、この感想をもって、本作から離脱します。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15855/
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