連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第62回・2021/8/10) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第62回/第13週『風を切って進め』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
菅波(坂口健太郎)が、医学的な観点から色々と調べた結果、鮫島(菅原小春)が暑さに弱い原因は競技中に“深部体温”が上がってしまうことではないか?と考えた。そこで菅波は、競技中に細かく砕いた氷を飲みながら走ってみてはどうかと提案する。すると、鮫島のタイムが順調に伸びていく。同じころ、百音が21歳の誕生日を迎え、汐見湯に、鮫島はじめ皆が集まって、盛り上がる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8,13週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
「チーム・サメジマ」の作戦会議に中村医師がいない違和感
細かいことを言って恐縮だが。主題歌明けの「深部体温」のエピソード。こう言うのを、中村医師(平山祐介)を登場させて、菅波(坂口健太郎)作成の資料を使って、「チーム・サメジマ」の作戦会議を描くべきではないだろうか。どうも、丸投げしている朝岡(西島秀俊)が、いいところだけ持って行くような展開には違和感を覚える。
百音が嬉しかったのは、「ふだん聞けないような話が聞けたこと」のように感じてしまった…
次のことも大したことではないのだが、何せ15分間に内容が殆ど無いから、気になったので書いておく。大家さんが好意で開催してくれ、皆が集まってくれた誕生日バーティーの途中で、鮫島(菅原小春)の入浴中の、大家の菜津(マイコ)と百音(清原果耶)の会話。
百音「ありがとうございました 今日。楽しかったです」
菜津「そう? 良かった。でも、ただの飲み会になっちゃたね」
百音「いや いいんです いいんです。
ふだん聞けないような話が聞けたんで面白かったです」
これ、何か違和感がある。そもそも、菜津が先に「ただの飲み会になっちゃたね」とポソッと言った後に、百音が「こんな素敵な誕生日バーティ―を開いて下さってありがとうございます」と深々とお礼するのが普通では?
でも、放送上のやり取りを聞くと、百音が楽しかったのは、「大家さん主催の誕生日バーティ―」でなく「ふだん聞けないような話が聞けたこと」の方に、重心がある。こう言う感謝の気持ちの描写も積み重なると、百音が “物事の肝を見抜けない人” になって行くから気をつけた方がいいと思う。
菅波に「おばあちゃん」でなく「佐藤さん」と言って欲しかった
次のことも、どうでも良いと言えば、どうでも良いのだが。一応、実の両親を10年以上「在宅介護」をし、看取った一人の経験者として書くと。次の訪問医療中の菅波の一言が気になった。
菅波「おばあちゃん もうちょっと涼しくなってきたらね」
この直前のSNSで「佐藤さん、大分落ち着きました」とあったのだから、脚本上は、ちゃんと「佐藤」と言う苗字の設定があったはず。だったら、「おばあちゃん」ではなくて「佐藤さん」ではなのかな?
これまで何人もの訪問医療の医師や看護師、介護士やヘルパーさんを見て来たが、患者や介護をして差し上げる人を、苗字や名前で呼ぶのが、菅波の優しさにつながるような。その上、誰よりも機転が利くのも菅波だし。いやいややっているようには見えないが、「佐藤さん」の方が、ずっと良かったと思う。
百音は「屋外気象中継コーナー」から外れ、鮫島に専念!?
ここまでのことは、大したことではないことばかり。でも、次に書くのは、ちょっと核心に触れるかも?
確か… 百音は報道気象班に配属され、同僚の神野マリアンナ莉子(今田美桜) が出演する「屋外気象中継コーナー」のパペット操作の担当となったはず。しかし、最近、その映像を見ない。もしかして、百音が出世して、「4人体制」から百音が外されたとか。
そうでないなら、今日の冒頭の会議のくだりの延長で、職場でチラッと「深部体温」の資料を見るとか、本番後の仕事現場での休憩エリアで、自販機でアイスを買って、ふと菅波にSNSで相談して、翌日、菅波が「アイススラリー」の提案をするとか。
まず、基本的に主人公が何もやっていないように見えるのが良くない。そして、“きっかけレベル以上” の何かを思い付くのが主人公以外になっているのも、勿体ないと思う。確かに、自主性や自己中心的や能動的な人ではないとしても、せめて「百音にみんなが協力したい、応援したい」から、あちこちからアイデアや出来事が起こる方が良いと思う。
あとがき
本作の放送が始まった頃は、百音のことを “ミステリアスなヒロイン” として、朝ドラとしては珍しくて、面白いと書きました。でも、全120回の半分を過ぎても、存在感が薄いとなると、もう少し自主的な部分や、能動的な部分も “社会人としての成長の一環” として、加えても良いと思います。
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
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第2週『いのちを守る仕事です』
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第3週『故郷の海へ』
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第4週『みーちゃんとカキ』
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第6週『大人たちの青春』
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第7週『サヤカさんの木』
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第8週『それでも海は』
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第9週『雨のち旅立ち』
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第10週『気象予報は誰のため?』
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第11週『相手を知れば怖くない』
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第12週『あなたのおかげで』
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第13週『風を切って進め』
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