ニュース番組「NEWS23」の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」を見て(8月6日分)

©ni日テレ「NEWS23 特別企画 綾瀬はるか『戦争』を聞く」
広島出身の女優・綾瀬はるかさんの特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」
広島出身の女優・綾瀬はるかさんが、2005年放送の特別番組『ヒロシマ』をきっかけに、2010年から毎年『NEWS23』の特別企画として、戦争体験者の声に耳を傾けて来たのが、特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」だ。
「広島英語」で戦争体験の発信を続ける被爆者の"84歳の女性"の話。
3日間放送される第1回目、昨夜8月6日で放送された2つのエピソード。1つ目は「英語で伝えるヒロシマ」では、出身地である広島を2年ぶりに訪問。新型コロナウイルスの感染拡大によって訪れる人が激減した平和記念公園で、戦争体験の発信を続ける被爆者の “84歳” の女性の話。
が、自らの英語を「広島英語」と名付けて、必死に日本人以外の観光客にも、被爆体験を語る様子や、綾瀬さんとの話で紡がれた。
25歳で結婚したが、広島資料館の館長まで務めた42歳の時にご主人が急逝。そんな時に、アメリカから「拙い英語で良いから、アメリカからの旅行者へ広島原爆の体験を語って欲しい」との依頼が。その後、彼女の「英語で伝えるヒロシマ」は42年も続く。しかし、今はコロナ禍で日本人だけでなく、外国人観光客もおらず、伝えたくても伝える相手がいないと言う。

©ni日テレ「NEWS23 特別企画 綾瀬はるか『戦争』を聞く」
被爆で亡くなった弟替わりの「あっちゃん」と共に腹話術で伝承する女性の話
また、「被爆者には、伝え方に個性がある」と言うことで紹介されたのが2つ目のエピソードでる、腹話術人形を使って被爆体験を語り続ける女性の話。番組では千葉県八千代市の大和田小学校での講演の様子が放送された。
ずっと長い間、被爆体験を語りたくなかった彼女の心を溶かしたのが、3歳で被爆して亡くなった弟「あっちゃん」を模した腹話術人形だ。亡き弟に「発展した今の日本や世界」を語るつもりで、広島の原爆の悲惨さを語り継ぐ女性の二人三脚の姿に心を打たれた。
今後、2回の「綾瀬はるか『戦争』を聞く」の放送予定
因みに、日テレのリリースによると、8月11日の「真珠湾攻撃80年目の証言」では、真珠湾攻撃に参加した103歳の元日本兵が登場し、「軍艦を攻撃することだけを考えていたが、そこにいるのは人間だった」と20代の若者だった当時を振り返るそう。
そして8月12日の「真珠湾攻撃80年 婚約者はハワイに散った」では、真珠湾攻撃で婚約者を失った女性の戦争の記憶が、次世代に引き継がれて行く様子が紹介されると言う。
「NEWS23」の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」は、8月6日午後11時半~同深夜0時15分、11日午後11時~同56分、12日午後11時~同56分に放送される。
あとがき
「8月6日」。もう、この日が、何の日なのか知らない世代も多いはずです。更に、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大、そして、今年は東京五輪2020と、良くも悪くも、私たちの興味関心が向くものが、いつもの夏より多い、2021年の夏。100年に一度の災害が年に数回発生もする、今の日本。
でも、そんな中でも、被爆から76年目を迎えて、「広島英語」で被爆体験を語り続ける女性から、綾瀬はるかさんに「次の世代へ広島原爆を語り続けて欲しい」と目には見えない “バトンタッチ” が、強く印象に残りました。残り2回の放送があるので、良かったら一緒に見て、広島原爆を今一度考えてみませんか?
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